「卍（まんじ）」２作品 １９６４・２００６

“谷崎文学不朽の名作”　だそうですが、題名を知っては居ても、読んだことはなかったですね。
何故だろ？

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　監督　増村保造　　脚本　新藤兼人　１９６４年の作品。

若尾文子（徳光光子）
岸田今日子（柿内園子）
川津祐介（綿貫栄次郎）
船越英二（柿内孝太郎）

軽いショックは、まず何より 関西弁の強い調子でしたね～。（笑）
「○○して欲しい」 と言いながら、「必ずやってよ！」と言う意味を持たせてしまう、強烈な個性ですね。

若尾文子・岸田今日子の若さと美しさも ちょっと驚きでした？
特に 若尾文子の小悪魔的とも言える妖艶な雰囲気に、思わず魅了されてしまいました。

問わず語りで、切ない胸の内を明かしていく岸田今日子も迫真の演技でしたね。

川津祐介は意外にも？若いくせに手練手管の、怪しげな男を好演しておりまして、
ちょっと見直しちゃったかな～？という感じでございますね。

この役の船越英二も？飄々としておりました。（笑）　軽妙洒脱というのでしょうかね？
とにかく、出演者一人一人の人物像が際だっておりまして、最後まで惹き付けられましたね。
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　監督・脚本　井口　昇　　２００６年の作品。

秋桜子（柿内園子）
不二子（徳光光子）
荒川良々（綿貫栄次郎）
野村宏伸（柿内謙二）
吉村実子
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異能監督・井口昇が、谷崎文学不朽の名作『卍』に挑んだ禁断の官能ドラマ。
大阪を舞台に、４人の男女の愛欲の行方を、コミカルな味付けで大胆かつ繊細に描く。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema　より）
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こう言っちゃ何ですけど、“深窓の奥様” という風情の感じられない女優と 
コケティッシュな魅力に乏しい女優の “組んず解れつ”の描写が必要以上に多いのじゃないかな？
と思いましたけど・・・。
それが “売り” なら いた仕方ないとしても・・・（苦笑）　もうちょい豊満で有ればなぁ・・・なんちて（笑）

そして 欲を言えば、“艶技”　はともかく 演技の方がもう少しマシなら良かったかな？ 自爆*～●

やはり、旧作を先に観てしまったので、どうしても比較して見てしまうのですよね！（苦笑）

・・・そして、何故か 吉村実子さんの顔が妙に印象に残りました？
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『卍』　は他に１９８３年に横山博人監督によって リメイクされた作品も有るようなのですが・・・
こうなると 是非 そちらも観てみたくなってしまいますね～
また 違った解釈のようなので・・・　興味津々です。
原田芳雄・樋口可南子・高瀬春奈・鹿内孝・小山明子・・・という出演者も期待が持てそうですね。
GyaOさま　(^人^)　お願い～！
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コメント 2

こんばんは～
記憶力があまり良くないのですが・・
岸田さんと若尾さんの「卍」観ていました（＾＾；；））
あのお方がチョイスしていると言うチャンネルで、増村保造か新藤兼人の特集どちらか？
この頃の若尾さん綺麗で、そして何とも言えない台詞回しと声が好きです。
岸田さんは、言うまでも無い感じで・・晩年のイメージがあったので美しさに絶句
こちらを拝見して、もう一度、じっくり観返してみたくまりました～（＾０＾）/
昨年の5月、フィルムセンターで新藤兼人の特集があり、トークショーもあったようですが、御本人の体調の関係で日にちが後になったものの、行われたそうです。
今、思うと氏の年齢を考えると見に行けば良かったかな？少し後悔しています・・・
by 壺未 (2007-01-11 00:38) 

OH！壺未さん さすがですね！　大の邦画好き♪
昔の映画で、文芸ものは堅くなりがち？ と勝手な思い込みが有ったのですが、この作品の奔放さに そんな考えはたちまち吹っ飛んでしまいました。（笑）
新藤兼人の本も巧いのでしょうね！
で・・・　あらら トークショーですか？！　残念でしたね～
氏のお話なら、興味深い事が次々に出てきそうですものね ｄ^^;
by Labyrinth (2007-01-11 01:12)