たまにはイタリア映画も良いですね [2本まとめて!] [その他の映画]
しかし ヨーロッパの映画は落ち着きがあって良いですねっ
・・・・って、たまたま選んだのがそういった雰囲気のものだったのですけれども!(笑)
■見つめる女 (LA SPETTATRICE / THE SPECTATOR[米]) 2004 劇場未公開
ビミョウに違う表情でしょ!?
最初は あまりの暗さ(彼女の目の)に少々げんなりしてしまったのですが・・・
見ていくと おおよその性格が掴め、次第に引き込まれていきましたね。
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トリノで同時通訳として働く26歳のヴァレリア(バルボラ・ボブローヴァ)は、
向かいに住む中年男性マッシモに密かな想いを寄せていた。
ローマに引っ越したマッシモを追ったヴァレリアは、彼の年上の恋人であるフラヴィアの存在を知る。
ヴァレリアは発作的にフラヴィアの運転する車へと身を投げ出し、彼女に近づくが…。
(GyaO 解説より)
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ヴァレリアは と言うか 演じている女優さん自身が なんとも掴み所のない・・・ というか?
素っ気なくて 愛嬌がなくて というか?(苦笑)
でも、美形なんですよね。
美形で孤独。
そして 思いの外大胆!
でも どこか成長し切れていない という風情で?危ういのです。 そこが魅力でしたね。
彼女が人知れず憧れる対象は、学者肌の中年男。
独身生活をエンジョイしているかに見えたが・・・。
一番カッコ良かったのは、その中年男の年上の恋人でした?(笑)
未亡人でしたが、仕事(教授)は順調。恋人との時間も楽しめて、しかも自由。
ヴァレリアの大胆さのおかげで、大人二人は新鮮な刺激も受けるが、振り回されもする・・・。
そして当のヴァレリアは・・・???
コノ繊細さ というのか微妙な心理は オバの私には計りかねる気がするのですけどね。(苦笑)
まあ しかし結局は皆、孤独と背中合わせ ってことなのでしょうかねぇ。
冒頭に出てくるヴァレリアの友達は、明るいイタリア代表みたいに行動的な子でしたけれども。(笑)
ともかく 静かにしっとりと深いところで進行する作品ではありましたね。
トリノの街の風景も雰囲気ありました。
バルボラ・ボブローヴァ(ヴァレリア)
アンドレア・レンツィ(マッシモ)
ブリジット・カティヨン(フラヴィア)
監督 パオロ・フランキ
■映画のようには愛せない (LA VITA CHE VORREI) 2004 劇場未公開
人気俳優と新進女優との恋のゆくえを描いています。
まず、しゃべることが本職ということからくるのか? あるいは演出上の監督の意向なのか?
とにかく 早口! ((笑) ま、それも直に慣れましたが・・・)
イタリア語は、時には汚く(おっと失敬!) 聞こえてしまうことがあったりするのですが
この場合は、とてもインテリっぽく都会的な感じに響きました。
そして何故だか今でもわからないのですが (苦笑)
最初の印象では、女優役の女優さん(サンドラ・チェッカレッリ)が、強気な年増に見えちゃって(爆)
ちょっと抵抗感を感じて、すんなりとは受け入れられずにいましたね~
まあ、そののちに仕事熱心の現れ と解釈することが出来ましたが・・・
美形なだけに、反発も大きいのかな? なんて・・・ f^_^;
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経験豊富な俳優ステファノ(ルイジ・ロ・カーショ)は、映画でステファノの相手役を演じることになった
新人女優ラウラ(サンドラ・チェッカレッリ)と知り合う。
演技を実生活の一部と考えるラウラと、撮影が進むにつれて自然と恋に落ちるが…。
(GyaO 解説より)
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中世の時代物作品の撮影現場で、衣装や鬘?(エクステでしたね) を付けて演じる彼女(ラウラ)は
貴婦人?の役になりきり・・・ しかし、あだっぽくて、とても魅力的に見えました。
そして、次第に顔が売れてくると、いつしか貫禄のようなものまで感じさせるのですよね~
主演の男優(ステファノ)はというと・・・
初対面の時、ラウラに何故か不満がありそうな顔つきをしていた彼ですが
演技の相手役として、馴染んでいくと同時に、彼女の魅力に惹かれていってしまいます。
惹かれていくのですが・・・ これまた何故か信頼することが出来ずにいるのですねぇ・・・?
ステファノ役のルイジ・ロ・カーショは、甘い二枚目なのですが、やや小柄。
そのせいでもないのでしょうが、役柄に於いて懐が狭いというか・・・?(爆苦笑)
女優として貪欲に経験を積もうという心意気のラウラを、持て余し気味 とも映りますね。
役柄でも私生活でも、いつでも彼女の引き立て役というような、損な役回りです。
本当は主役なのにね。(笑)
この作品も、心の奥深い所に響いてきましたね。
ふ~ん やっぱりかぁ! という結末にはなりましたが、良い終わり方でヨカッタです。(笑)
ルイジ・ロ・カーショ(ステファノ)
サンドラ・チェッカレッリ(ラウラ)
ガラテア・ライツィ
ファビオ・カミリ
監督・脚本 ジュゼッペ・ピッチョーニ
エレオノーラ & フェデリコ
役の上では不倫関係の二人・・・。
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