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白い帽子の女(BY THE SEA) 2015 [さ行の映画]

白い帽子の女.jpg アンジーの、繊細な “手作り” 感覚的映画・・・!? ^^;

どれだけ愛に傷ついても、
愛でしか癒せない傷がある



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アンジェリーナ・ジョリー・ピットが監督・主演を務め、
「Mr.&Mrs. スミス」以来10年ぶりの共演となるラッド・ピットを相手役に迎え、
ある夫婦の喪失と再生を静かに見つめたドラマ。

1970年代。
南フランスの避暑地を訪れたアメリカ人の小説家ローランドとその妻ヴァネッサ。
しかしヴァネッサは終始ふさぎ込み、ローランドも肝心の執筆は進まず、朝から酒浸り。
ふたりの心はすっかり冷え切り、溝は深まるばかりだった。
一方、隣の部屋には生気に溢れた新婚の若いカップルが。
ある日、ヴァネッサは壁にあいた小さな穴を見つける。
その穴から隣の寝室を覗き、
若いカップルをこっそり観察するようになるヴァネッサだったが…。(allcinema より) 
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吟味された(であろう)家具調度や小物たち
渋めに、贅沢に配された布陣
美しい自然 etc etc 
すべてが “アンジー好み” !? ^q^ 
そうしみじみ思えるようになったのは、鑑賞後しばらく経ってからのこと・・・。

観始めた当初は、期待感と、何とも言えぬ違和感が綯交ぜになったような不思議な気分・・・?
よどみなくフランス語を話すアンジーとプラ・ピに戸惑う自分が居たのかも・・・!? (汗)

そして、繰り返し挿入される何パターンかのシーンの意味がピンと来なくて・・・!? (大汗)

う~ん これは作家性の強いフランス映画か? と、ちょいとしらける・・・? (ウ^_^ソ)
・・・ま、とにかく  (・・*)ゞ これも毎度の、超遅いUPとなりました。

さて冒頭は、
南仏の明るい陽光の中・・・
一本道を走るオープンカーのNice♪な二人・・・
ローランドとヴァネッサのアメリカ人夫婦。

やがて、海沿いの街に到着。
ひとまずカフェに寄り、早速ワインで喉を潤していると・・・
そこのマスターが、隅の席の老人を示し、ホテルのマネージャーだと紹介する。

二人は2階の部屋に案内されると
旅行鞄を開き、それぞれ手慣れた風情で、荷解きをしていくのだが・・・
まず目を引くのは、窓際の机に据えられるタイプライター。

机の移動は、二人息を合わせて! ^^;
その後、作家の夫ローランドの為に、妻のヴァネッサが丁寧に手際よく整えていく・・・。

また、ローランドは・・・
鏡前に、美しくも高価そうな化粧品を武骨な手で並べていくのだった。

いずれにせよ、口数の多くない二人・・・!? ^^;

ローランドは部屋に居難いのか? “折角” の机には向かわず・・・
ふらりと外出してはカフェに寄り、朝から酒を煽る。
(しかし、愛用のノートは必ず腰に差して・・・! ^^;)

ヴァネッサは と言えばっ
つば広の帽子を被り、散歩や買い物に出ることもあるが・・・
潮風のバルコニーに座るかして、一日のほとんどを部屋で過ごすのだった。

彼女の心を捉えているのは、一人の漁師・・・? ^^;
朝、漁師が操る小舟が入り江から沖へと出て行くのを見送り
夕方帰ってくるのを見届ける というヴァネッサ。

そして・・・
彼女が外出から戻り、無造作に置いたサングラスを
遅れて帰ってきたローランドが、静かに裏返し!? レンズを上向きにする。

そんなことが繰り返される日々だったが
隣室に新婚旅行の美しいカップルが滞在するようになると
この倦怠期の夫婦の心に、良くも悪くも? さざ波が立ち始める!?

ある時、ヴァネッサは偶然!? 隣室との壁に穴があることを発見!
好奇心で覗いてみると、ベッドの足元の部分が目に入ってきた。

また、ある時に覗くと、新婚夫婦の艶めかしい戯言まで聞こえてくるのだった!? ( ̄ο ̄;
こうして “覗き” にハマってしまったヴァネッサだったが・・・

そうこうしている内に、ひょんなことから? ^^;  ローランドもその穴に気付くことに!?

さて・・・?

・・・と言っても、何か物凄いことが起こるわけでもなく? ポリポリ (・・*)ゞ
二組のカップルがお近づきになり、共に過ごしたりして、意味深な会話を交したり致します!? w

ヴァネッサは、若いレアから、お美しいですね! と羨望の眼差しを向けられるのですが
昔ダンサーだった と答えた時に、あら素敵♪ 何故お辞めになったの? と訊かれ
若手の台頭で辞めざるを得なかった と言う意味の事を、明け透けに言ってしまいます!?w

・・・う~むむむ (~_~; とても含蓄のあるお言葉と思ったのですけれどもっ

ヴァネッサは(アンジェリーナは)お体裁を繕うことをせず、ありのままを伝えたいのかな と。

夫に深く愛されていると知りつつも・・・
女性特有の “心の痛み” を癒すすべがなく、そのことに夫は理解がない! と苛立ちを募らせる。

夫のローランドは(プラ・ピ)は、そんな彼女を大きな愛で包み、すべてを受け入れようとする。

結局
波風は立っても、根底には確かな愛が有るから、修復が可能なのよ あたしたち

てな話になるのかな と思ったのですけれども
リアルなご夫婦は別れる方向に行ってしまいましたね!? (汗)

最初に “渋めな布陣” と申しましたが・・・
特に、カフェのマスター ミシェル役で良い味を出していた ニエル・アレストリュプがNice♪
預言者 (2009)」で強烈な印象を残した “親分” 役が、私の中でまだ尾を引いています。w

女優陣のサービスショットもございますので、よろしければ・・・ (^_-)-☆

ブラッド・ピット(ローランド) 小説家
アンジェリーナ・ジョリー・ピット(ヴァネッサ) 元ダンサー
メラニー・ロラン(レア)
メルヴィル・プポー(フランソワ)
ニエル・アレストリュプ(ミシェル) カフェのオーナー
リシャール・ボーランジェ(パトリス) ホテルのマネージャー

監督・脚本・製作 アンジェリーナ・ジョリー・ピット
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