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こころに剣士を(MIEKKAILIJA / THE FENCER)2015 [か行の映画]

こころに剣士を.jpg エストニアとフェンシングに惹かれ・・・? (^_^;

勇気の先に未来がある

THE FENCER → 柵を作る人(?) 剣客・剣士(ですよね~^^;)

製作国 フィンランド/エストニア/ドイツ

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第二次大戦中はドイツに占領され、ドイツが負けると今度はソ連に支配された
ヨーロッパの小国エストニアを舞台に贈る感動作。
伝説のフェンシング選手と彼に指導を請う子どもたちとの絆を描く。
主演はエストニアのスター俳優、マルト・アヴァンディ。
監督は「ヤコブへの手紙」のクラウス・ハロ。     (allcinema より)

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エストニアというと、バルト三国? くらいしか知識のない私めでしたが・・・
コレのお陰でだいたいの位置が掴めましたっ って・・・ 今更? ポリポリ (・・*)ゞ

official website によりますとっ
“チャイコフスキーの『ハープサルの思い出』で有名な、美しく長閑なリゾート地” という・・・
エストニアの小さな町ハープサル。
(落ち着いた街というよりは暗い印象でしたが?(爆))

エストニアは、第二次世界大戦下では、ドイツに占領され・・・ 
その為、主人公もドイツ軍にいた・・・ ということで!?
1950年代初頭のこの時期、祖国(エストニア)に居ながらにして?
ソ連の秘密警察から追われる身となっている!?
(この “ソ連の占領下” という微妙な背景が緊張感をもたらし、影も落していました・・・。)

さて、
フェンシングの元スター選手のエンデル(マルト・アヴァンディ)は、汽車でハープサルへ。
(彼の後姿をカメラが追いつつ、変化する周りの景色を見せられる感じ? ともかく寒い印象・・・w)

古びた小学校を訪ね、校長に交渉し、体育教師として職を得ることが出来た。

校長は・・・ 当りは穏やかだが、抜け目が無さそうな目つき!? (爆)
子どもたちのために、課外授業として “運動クラブ” を開いてくれるよう頼まれる。

体育館に行ってみると、がらんどう状態で・・・ (用具類は軍に接収された?)
それでも、物置には埃をかぶったスキー板などがあり・・・
エンデルは、一つ一つネジを調整したりして、準備を整えるのだがっ

なんと、翌日行ってみると、それらは消えており?!
校長談・・・ 「軍に寄贈しました」

落胆したエンデルだったが、気を取り直し
広い体育館でひとり、フェンシングの練習を始める。

すると、
それを不思議そうに見ている少女が・・・!

マルタ(リーサ・コッペル)は並々ならぬ興味を示し! 是非やってみたい! と言う。

エンデルははじめ、残念だが一人じゃ出来ないんだ と素気なかったが
マルタの熱意に押されて!? フェンシング・クラブを開くことに・・・!

約束の土曜日の体育館には、予想外に!? 大勢の子どもが集まり、エンデルを驚かせた。

フェンシングの基本から教え始めるが、只でさえ大変なのに? 大人数で尚更手間が・・・!? (笑)
それでも、子どもたちのために、自然界から素材を集め、練習用の “剣” を作るエンデルだった。

同僚の教師もエンデルに注目し!?
特に、女性教師カドリ(ウルスラ・ラタセップ)は、好意をもって彼に近づいたようだった!? 

フェンシングの練習も、カドリとの交際も次第に熱を帯びてくる。(微笑)

そんな折、一人の少年はエンデルの厳しさに涙の抗議をっ!?

ヤーン少年(ヨーナス・コッフ)は、
祖父がかつて大学時代に使っていたというフェンシングの道具を譲り受けていた。
そのせいもあってか?力み過ぎで上手く行かなくて、上記のようになってしまったのだが・・・

つい「先生は本当はぼくらのこと嫌いなんだ!?」 と口走ってしまう。

その言葉に ハッと眼が覚めたエンデルは、「必ず剣士にする!」 と約束するのだった。

・・・あまりに人気が出た! と見ると、校長は今度は、潰しに掛かる?!(¬、¬;

保護者会の席上で、「フェンシング・クラブは中止」と一方的に言い放つのだが・・・。

ヤーンの祖父(レンビット・ウルフサク)がやんわりと多数決に持っていき!
反対意見に “挙手” となった時・・・
おそるおそるだった人たちが、最後は全員手を挙げる という結果に・・・!
(人々の顔つきが無表情?というところに、かえって “畏れ” を感じたりしましたっ)

こうして子供たちのささやかな “希望” は守られましたが・・・

ある夜、ヤーンの祖父に秘密警察の手が伸び、そのまま連行されてしまう。
・・・ヤーンは一人ぼっちに。
(そんな子どもたちが大半だった・・・ というから、驚くばかりですっ(汗))

・・・フェンシングに熱心に取り組む子供たちは、めきめき腕を上げていく。

そして、有る日、レニングラードで行われるフェンシングの全国大会の告知を目にして!?
自分たちも出てみたい! と言い出すのですが・・・

さて・・・?

田舎町に埋没してひっそりと身を隠すつもりが、
子どもたちのおかげで、どんどん変わっていくエンデル・・・ 

彼の身を案ずる古い友人アレクセイの援護射撃や
恋人となったカドリの存在も見逃せませぬが
やはり、一番は、フェンシングに燃える!? 子供たちの純な眼差しでしょうね~♪ ^^;

クライマックスの試合の模様は圧巻でしたが・・・
(すべてが初体験の “子ども目線” でこちらも一緒に楽しめました♪)

まぁ、感動という言葉を使う程では・・・ という感じだったでしょうか?(苦笑)

レニングラードという場所故の “危機感” はひしひしと感じさせられました。

目頭を熱くさせたのは、ヤーンと祖父との別れのシーンでしたね。
すべて承知で!? 抵抗することも無く連行されていく祖父の、何とも言えぬ哀しい表情・・・
名優と、新人君とが織り成す “家族の絆” の確かさを見た思いがしました。(ちょいと大げさか?w) 

眼がものを言う!? マルタ役のリーサ・コッペルの愛くるしさも付け加えておきませふ。^q^

ともかく、エストニアに少しでも理解が深まったことは収穫でしたね。
実話をもとに作られたそうですけれど、良い感じの幕切れで本当にホッとしました。^^;

マルト・アヴァンディ(エンデル)
ウルスラ・ラタセップ(カドリ)
レンビット・ウルフサク(ヤーンの祖父)
リーサ・コッペル(マルタ)
ヨーナス・コッフ(ヤーン)

監督 クラウス・ハロ
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