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怪物はささやく(A MONSTER CALLS) 2016 [か行の映画]

A MONSTER CALLS.jpg 『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフが映画化…  

その怪物が喰らうのは、少年の真実――。

製作国 アメリカ/スペイン

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47歳でこの世を去ったシヴォーン・ダウドが遺したアイディアを
パトリック・ネスが引き継ぎ完成させた同名ベストセラー児童文学を、
「永遠のこどもたち」「インポッシブル」のJ・A・バヨナ監督が
映画化した喪失と再生のダーク・ファンタジー。
主演はイギリスの新星ルイス・マクドゥーガル、
共演にフェリシティ・ジョーンズ、シガーニー・ウィーヴァー。
またリーアム・ニーソンが怪物の声とモーションキャプチャーを担当。(allcinema より)
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だいぶ以前の鑑賞でしたが、UPが遅くなってしまいました~(毎度のことでっ ^^;)

J・A・バヨナ監督作品は 「インポッシブル (2012)」のみ拝見。
津波の映画で? 幼い子供たちの健気な姿が印象的だったかと記憶しておりますが・・・ ^^;
今回も、思春期の少年の心の在りようをダークなテイストながら、見事に描き出していたかと…。

子供向け? なワリには、結構な不気味さで・・・ ポリポリ (・・*)ゞ
凝ったオープニング・クレジットも素敵で、たちまち惹き込まれてしまいました。
(途中で挿入されるアニメも独特な雰囲気に目を奪われました!? ^^;)

“怪物と少年の<魂の契約>をめぐる圧巻のストーリー” (official websiteより)

ということで・・・ f^_^;

大きな木(イチイの木) 教会 墓地
それらを裏窓から望む暗めの家で、13歳のコナーは、今朝も慎ましい食事を用意する。
母のリジーは難しい病で自宅療養中にて、コナーは自分で出来ることをやって、学校へ行く。

学校では、虐めグループの標的となっているので、コナーは無表情を通す!?

そして、夜は夜で、悪夢を見てうなされる。
それは、母が崩れ落ちる地面に巻き込まれて落ちていく!? というもので
その時コナーは母の手を握って必死で持ち堪えようとする・・・!?

ある夜、地震のような衝撃の後、コナーは自室で怪物の大きな手に拉致される!?
怪物は墓地に生えている大木で・・・ 次のような不思議なことを言うのだった。

「今から、私はお前に3つの “真実の物語” を話す。4つめの物語はお前が話せ。」
(・・・コナーが心の奥底に隠している “真実” を語れ と。)

約束通り、大木の怪物は12時07分になるとやってきて物語を話し始めた。

さて・・・?

怪物の語るストーリーは、アニメで表現され、一見分かり易いようなのですけれども ^^;
何だか小難しくて? わかった様なそうでもないような状態で次へ進んでしまいましたっ(爆)

後で考えると、出口の見えない?コナーに揺さぶりを掛けて、視方を変えろ とかのアドヴァイス?
だったのかな? ^^;

考えてもダメなら、行動で示せ とか?^^;

ともかく、怪物は結構暴力的なので!? (爆)
見ているこちらとしては、受ける衝撃が大きくて、終始緊張を強いられましたね。(汗)

ところでっ 
ご出演者の中で ん? と思うのが父親役のトビー・ケベル ^^;
すでに新しい家庭を持ち、子どもも… という、微妙な立場の雰囲気を上手く伝えていたと思いますが。
お初かな? と思いましたら、なんと結構な本数を観ているのに全く記憶にない! という…? f^_^; 
私めには、ピンと来ない? この手の俳優さんが時々おられて、自分でも吃驚致します。(苦笑)

さて、フェリシティ・ジョーンズですが・・・
役柄もあってか? “強さ” が鼻につく!? なんてことはありませんでしたが・・・ (爆)
母としてというよりは、一人の個性的な女性としての生き様を見せてくれましたね!?
一人息子のコナーに注ぐ愛は、豊かで繊細で・・・ 今回初めてしみじみ美しいと思いました。(爆)

そして、意外だったのが、祖母役のシガーニー・ウィーヴァーでしたね。 ^^;
アクの強い演技にも出来るところを、抑制を効かせたさりげなさで、家族に向ける愛情を表現…!?
巧いな と思うと共に、辛い胸の内が忍ばれて切なくなりました。

何と言っても、主人公を演じたルイス・マクドゥーガルの新鮮さが一番の魅力でしたが・・・?
何かを物語るような、あの印象的な眼は、今後にもプラスになりそうな予感がっ (微笑)

最後に、
忘れてならないのが、怪物です!^q^
“声” のみならず、モーションキャプチャーで “動き” もやっているという リーアム・ニーソンですが
迫力満点の怪物で、まじ怖かったですわ!(笑)

“ダーク・ファンタジー” という事で、初っ端から、ザワザワした気持ちにさせられましたが!? w
見終えてみると、哀しさは残るものの・・・
一人の少年の成長を見届けられた! という満足感と共に、何だかあたたかい気持ちになれました?

ルイス・マクドゥーガル(コナー)
シガーニー・ウィーヴァー(祖母)
フェリシティ・ジョーンズ(母親)
トビー・ケベル(父親)
ジェニファー・リム
ジェラルディン・チャップリン
声の出演
リーアム・ニーソン(怪物) モーションキャプチャーも!

原作   パトリック・ネス  『怪物はささやく』(あすなろ書房刊)
脚本 パトリック・ネス

監督 J・A・バヨナ

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