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クリステン・スチュワート ロストガール<未>(WELCOME TO THE RILEYS) 2010 [ら行の映画]

WELCOME TO THE RILEYS.jpg “クリステン・スチュワート” と冠して・・・ (^_^;

邦画のタイトルと被らないように? という配慮ですかね~ w

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「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートが10代のストリッパーを体当たりで演じた感動作。
監督は「ブランケット&マクレーン」に続き本作が監督2作目となる、
巨匠リドリー・スコットの息子ジェイク・スコット。
共演は「ザ・ソプラノズ」のジェームズ・ガンドルフィーニと「ザ・ファイター」のメリッサ・レオ。
中年夫婦と娼婦の少女との交流を描く。           (allcinema より)
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今は亡きジェームズ・ガンドルフィーニを偲ぶ・・・ という気持ちも有りましたけれど
フローズン・リバー(2008)」で知った、いぶし銀の輝きの女優メリッサ・レオも見てみたいな と。

しかし、選んだ本当の理由は・・・
えっ? クリステン・スチュワートがストリッパー役?( ̄ο ̄;
ってことでもないですが (笑)
ともかく、今は彼女にご執心中な私でございますっ
(余計なことですが、全然脱がないストリッパーです! 過激なのは台詞のみ!w)

・・・なのに
観始めてから、なんとも地味目なトロトロとした時間の流れ・・・ (¬、¬;
アレレ? 中身間違えてない? と、改めてタイトルを確認しちゃったり・・・。 (苦笑)

それも演出の内の一つなのかな? と納得したのは、
手負いの野生動物?然とした “彼女” の登場を待ってからでした!?
ご登場の仕方も、工夫がなされていまして? 私的には、結構な衝撃でしたね~ (少々大げさ?w)

冒頭は、夜の闇に浮かび上がる、炎上中のクルマ・・・ (一瞬の事とて、インパクトは強め!)
そして、タイトル “WELCOME TO THE RILEYS”

やはり “ライリー家へようこそ” の方が合っているのかな? と思わぬでもないですが
(ネタバレになりますが、そーゆープレートを掛けているお家なのでしたっ ^^;)
内容的には “ロストガール(迷子の女の子?)” でも良いのかな? ・・・と。(微笑)

ダグ・ライリーは、妻と二人暮らし。
(インディアナポリスで、配管機材の卸会社経営)

毎週木曜日の夜には、仲間たちとポーカーゲームを楽しみ・・・
終わると、パンケーキの店に寄り、甘そうな一品をたいらげてから
ウエイトレスのビビアンのところで、更に甘い時間を過ごす・・・!?
そんな生活を4年も続けていると、ビビアンは優しい口調で言う。

妻のロイス・ライリーは というとっ
事故で亡くなった愛娘エミリーの部屋は、当時のままに・・・。

静かにキャンバスに向かうのが日課だったが・・・ (趣味の域を出ている というような台詞が !?)
しかし、表情も乏しく、外出を嫌い、ヘアケア等も、知り合いの美容師に来てもらう程だった。

ある日の夜、
いつものようにパンケーキの店を訪れたダグに店長から、悲しい知らせがもたらされる。
・・・ビビアン・ダンリーは心臓発作で帰らぬ人となっていた。

近々出張でニューオーリンズへ行くから、一緒に行かないか? と言う楽しい計画も無くなった。

仕事仲間のクルマに便乗して、ニューオーリンズに向かったダグだったが・・・
町に着いても気は晴れず、一人になりたくてブラブラしているとっ
“ディキシーディーバ” というネオンサインに目が留まり、ふらりと入ってみるのだった。

そこは、表向きはポールダンサーが踊るバーだったが、実はっ (¬、¬; 

ダグが、メモ書きに気を取られていると、若いダンサーがしつこく絡んできて・・・
それを断るのに手を焼いている時、戸口から何やら知り合いの男たちの声がっ!?

ダグは止む無く、彼女の言うなりに上の個室へと身を隠すことに・・・。

マロリーと名乗るその女性は、見るからに蓮っ葉で、強引で! ビジネスライク?
しかし、厚化粧の下に隠した “若さ” がバレバレなくらい? 幼い感じがして・・・
ダグが年齢の話題を持ち出すと、即警察の回し者と思ったのか? 急にキレて出て行ってしまった。

その後、
ダグがレストランに居るところへ、偶然彼女が入って来て、再会となったが・・・
彼女はばつが悪そうな顔をしてガン無視!?
ダグが彼女の誤解を解こうと、名刺を差し出してからは、どうにか会話が成立するようになった。 w

お金が無さそうな彼女の為に、テイクアウトのサンドウィッチ代を払ってやり
クルマで家まで送って行くのだが・・・
“電気が止まってるので、中が安全か調べてほしい” と言う彼女に、断りきれず・・・?

さて・・・?

お金に執着する彼女は、金払いが良くて正真正銘の? “紳士” のダグに心を許し・・・?
ダグが見かねて借家を改良?してくれるのを歓迎する雰囲気だったのですけれど・・・。

ポツリポツリと話す生い立ちからは、悲愴なものが想像され・・・!?
“束縛(指図されることも含む?)” を極端に嫌ったりするのも、
成長期に経験した諸事情? 故のものなのかも? と思ったり・・・。(汗)

ともかく、クリステン・スチュワートは、ここぞ! とばかりに、本領を発揮♪ ^q^

大人が舌を巻くほどの? “職業意識” を見せたかと思うとっ
全くの無知をさらけだしたりして!? 幼さや心根の良さを垣間見せたり致します。

また、演出上の小物?の使い方が巧いな と思い、私的にはツボだったのですけれどっ  ^^; 
例えば、夜汽車の音とか、眠るマロリーの腕の傷痕だとか・・・ etc etc
その都度、フッと和んだり? ムムッ (¬、¬; と緊張し、心がざわついたり?
(作り手のデリカシーが感じられて、こちらの感性も少なからず刺激を受けましたっ ^^;)

また、センス良いな♪ と思ったのは
夫婦の長距離?電話での会話のシーン・・・
長らく秘密の関係を続けていた と思っていたビビアンの事は、妻のロイスはすでに承知の上だった!?
と言う件ですけれど・・・ 電話中のロイスは終始後ろ姿しか映らないのですよね ^^;
でも、ダグを責めてはいないことも、ダグへの変わらぬ思いも感じられて・・・。

その後、ロイスは急にダグのことが気掛かりになり!?
思い切って、一人でダグのクルマを運転し、ニューオーリンズを目指すことになるのですけれども。

二度目の、さて・・・?(ニヤリ) 

ストーリーの展開を期待して観ると、ちょっと肩透かしを食らった感があるかも・・・な映画ですけれど?
ディテールをじっくりと味わいながら鑑賞すると、これは堪らなく素敵な映画に思えてきます♪

人との距離の取り方とか、自己主張の程度とか?
年齢によるものとか、男女の感じ方の差とか?
観る者に色々な揺さぶりを掛けてくる・・・ しかも押しつけがましさはなく、やんわりと?(微笑)

“感動作” という言葉は使いたくありませぬが ^^;
ラストの “彼女” を見れば、爽やかさと、ある種の安堵感を得られるものと思います。


ジェームズ・ガンドルフィーニ(ダグ・ライリー)
クリステン・スチュワート(マロリー 本名アリソン)
メリッサ・レオ(ロイス・ライリー)

監督 ジェイク・スコット

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