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レディ・バード(LADY BIRD) 2017 [ら行の映画]

レディ・バード.jpg グレタ・ガーウィグ単独監督デビュー作品

羽ばたけ、自分

LADY BIRD → テントウムシ

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「フランシス・ハ」「ミストレス・アメリカ」のグレタ・ガーウィグが、
自身の生まれ故郷カリフォルニア州サクラメントを舞台に
記念すべき単独監督デビューを飾った思春期ドラマ。
静かな地元の町に閉塞感を抱き、都会に憧れる活発で反抗的なヒロインの恋や友情、
母親との確執など悩める高校最後の1年を瑞々しいタッチで綴る。
主演は本作の演技で「つぐない」「ブルックリン」に続いて
3度目のアカデミー賞ノミネートとなったシアーシャ・ローナン。
共演も同じくアカデミー賞にノミネートされたローリー・メトカーフ。(allcinema より) 
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グレタ・ガーウィグ監督の “自伝的要素を織り込んだオリジナル脚本” ということで・・・
そう思って観てみると、なかなか興味深くて、面白いものですね? ^q^

シアーシャ・ローナンが溌剌と演じていて♪ 明るめな良作となっておりまする。

“母親との確執” とは言え、底には確かな愛がある母の言葉ですので、彼女も重々承知の上?
それでも自分の言い分は通したい! という、どこかに居そうな? 等身大の女の子を体現しています。
お歳も御歳だというのに? (汗) 若々しくも瑞々しい! シアーシャ・ローナンが素敵でしたね♪

ところでっ
予告編を見た時にも衝撃でしたけれど・・・(汗)
地元大学の下見に行った帰りの車中で、母と娘が口論となり!?
頭にきた娘は咄嗟にドアを開けて転げ出る! という場面には、改めて驚愕でしたっ (¬、¬;

その結果、右腕骨折・・・
“向こう見ず” というか “行動派” というのか?(汗)
そして、これが監督自身に本当にあったことなのか、脚色なのか?
その辺が、ちょいと気になる所なのですけれども・・・。(微笑)
(行動も突飛なら発言も突飛? そんな面も強調されていたので、尚更気になってしまいます~ w)

2002年、カリフォルニア州サクラメント。
片田舎のカトリック系高校の3年生 クリスティン・マクファーソン(シアーシャ・ローナン)は
家族やクラスメイトにまで、自分の事を何故か? “レディ・バード” と呼ばせている!?

オープンカーでの “送り迎え” 付きの親友(ぽっちゃりさん)ジュリーとは、とても気が合い♪
あからさまなガールズ・トークで盛り上がり、ゲラゲラ笑い転げるような仲だったのだが・・・。w

ある時、シスターから演劇サークルに参加してみては?と提案され
ジュリーにも乗ってもらって応募してみると、応募者全員が合格となり・・・!? w
早速練習が始まると、そこで素敵な彼、ダニーと知り合うことに・・・! 

レディ・バードとダニーは良い感じのお付き合いを続け・・・
感謝祭(Thanksgiving Day)の日には、ダニーに招待され、彼の叔母さんの家を訪問!
そこはレディ・バード憧れの “40区” に建つ瀟洒なお屋敷だった!?

しかし、レディ・バードの母マリオンはっ
“感謝祭の日に家族と過ごさないなんて!”  とまたもや?嫌味を・・・。

練習を重ねてきた “ミュージカル” も無事に終わり・・・
女子トイレの長蛇の列に付いていたレディ・バードは、埒が明かん!と、ジュリーを誘って男子用へ!

何の気なしに開けたドアの向こうには、男同士のキスに陶酔中のダニーの姿がっ ( ̄ο ̄;
大ショックのレディ・バード & ダニー!?

当然ドン引きのレディ・バードは、それからダニーを避けるようになった!?

その後、母マリオンからの言いつけでカフェでアルバイトを始めるのだが・・・
ある日、ひょっこりとダニーが顔を見せる!

裏に逃げたレディ・バードを追ってきたダニーは・・・ “恥ずかしいよ” と言いつつ
苦しい胸の内を訴え、涙するので、流石の?レディ・バードも彼の心情を察し、仲直りを・・・。

そのカフェで知り合ったのが、バンド活動もする大人びた風情のカイル。
彼に心惹かれたレディ・バードは、彼とつるんでいる華やかな存在の女子、ジェナに近づく!?

超ミニスカートのジェナは、シスターに見咎められ、酷く怒られた時だったので・・・!?
その仕返しをレディ・バードが手伝うということで、急速に距離が縮まったようだった。
(シスターのクルマに新婚さんの飾りつけを施す・・・という単純な悪戯だったが・・・w)

その後もジェナやカイルたちと行動を共にするレディ・バード・・・。

片や、親友のジュリーはと言うとっ
数学が得意で、それをいつも誉めてくれる数学教師に恋心を抱き初めていた彼女は
感謝祭の時に、教師の奥様がお目出度という事実を知ってしまい、失恋した上に・・・
レディ・バードとも疎遠になって・・・ “楽しくない” 毎日を送ることに・・・!?

さて・・・?

サクサクとテンポ良く進むのは良いのですが・・・
強引だなぁ と感じないでもない箇所もあり?
(それが作風だと言われればぐうの音も出ませぬが w)
ともあれ、心底楽しめた! と言えないのはとても残念です。

職を失った父親は、娘の希望する進路の為に力になってくれる、鷹揚な人に描かれ・・・
家計を一手に担うことになってしまった母親は、お金のことばかり口にする “貧者” に?!(汗)

ま、それは極端な見方でしょうが (・・*)ゞ
母マリオン役の ローリー・メトカーフが実に巧く演ずるので、“生活苦” がリアルに感じたり…?(爆)

東部の大学への進学を希望することは、経済的にも心情的にも?母親が一番嫌うケース?
その辺りを、ユーモアと女の子らしい “甘さ” も添えて!? 描かれた不思議な魅力の映画でしたね。


シアーシャ・ローナン(クリスティン・“レディ・バード”・マクファーソン) 多感な高校生
ローリー・メトカーフ(マリオン・マクファーソン) レディ・バードの母親 医療関係
トレイシー・レッツ(ラリー・マクファーソン) レディ・バードの父親 途中で失職?
ルーカス・ヘッジズ(ダニー・オニール) レディ・バードの初恋?の人 性的嗜好に悩む好青年
ティモテ・シャラメ(カイル・シャイブル) レディ・バードの初体験の人 バンドが趣味の美青年
ビーニー・フェルドスタイン(ジュリー・ステファンス) レディ・バードの親友  良家の子女
スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン(リバイアッチ神父) 演劇、音楽を指導しているが・・・
ロイス・スミス(シスター・サラ・ジョアン) レディ・バードの良き理解者? 校長先生
オデイア・ラッシュ(ジェナ) 超ミニスカートの裕福な家庭の子女?
ジョーダン・ロドリゲス(ミゲル・マクファーソン) 義理の兄? スーパーマーケット勤務
マリエル・スコット(シェリー) 義理の兄の彼女? 一家と同居中

監督・脚本 グレタ・ガーウィグ

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