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グッバイ・ゴダール!(LE REDOUTABLE/GODARD MON AMOUR) 2017 [か行の映画]

グッバイ・ゴダール.jpg  アンヌ・ヴィアゼムスキーを知りましたっ (^_-)-☆

アンヌ、19才。パリに住む哲学科の学生。
そして恋人はゴダール。

ジャンル コメディ/ロマンス/伝記
映倫 R15+

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世界的映画監督ジャン=リュック・ゴダールの「中国女」のヒロインに抜擢され、
彼の2人目の妻となったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説『それからの彼女』を
「アーティスト」「あの日の声を探して」のミシェル・アザナヴィシウス監督が映画化した
伝記コメディ。
1968年の五月革命に揺れるパリを背景に、
世界が尊敬するゴダールと恋に落ちた学生アンヌの視点から、
次第に思想的に先鋭化していくゴダールとの刺激的な結婚生活の顛末を
ユーモラスなタッチで生き生きと描き出していく。
出演はゴダール役に「ドリーマーズ」「恋人たちの失われた革命」のルイ・ガレル、
アンヌ役に「ニンフォマニアック」のステイシー・マーティン。

1968年、パリ。
世界中から注目される気鋭の映画監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、
彼の新作「中国女」のヒロインに大抜擢された哲学科の学生アンヌ。
刺激的な映画制作の現場を体験し、やがてゴダールのプロポーズを受け結婚した。
メディアに追いかけられながらも甘い新婚生活に幸せを感じるアンヌ。
しかし折しも街では革命の機運が高まっていた。
ゴダールも映画よりも社会運動に傾倒していき、
そんな彼に戸惑いを隠せないアンヌだったが…。    (allcinema より)
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最初から余談でナンですが (・・*)ゞ
アンヌ・ヴィアゼムスキーを知り、そのおかげで往年の名作を知ることになり、
何だか嬉しい私です。(それがどんな作品かは、今は内緒! w)

この作品にしても、大好きな女優さんの一人、ベレニス・ベジョが導いてくれたものですし~
女優さまさまです!?(笑)

因みに、今回ルイ・ガレルが熱演の “ジャン=リュック・ゴダール” は未見かと思いきや?
なんと「パッション (1982)」という作品を、4年前にレンタルして見ておりました。(汗)

自分で読み返しても、何が何だか?(・_・?) ハテ?状態なので・・・(爆)
さぞかし難解だったんだろうな と思ったりも致しましたが・・・ ^^;
その、監督ご本人をつぶさに描いた本作は、わかり易くて!? なかなか楽しめました。w
(しかしながら、まだ “勝手にしやがれ” も “気狂いピエロ” も見る気になっておりませぬが? w)

部屋の中を裸で歩き回り、そのまま食卓についてしまうようなアンヌ(ステイシー・マーティン)
ジャン=リュック・ゴダールは、そんな彼女を愛おしそうに見つめるが・・・
内心 “いつか彼女は僕の前から去るだろう” という確信めいたものもあった!?

アンヌは・・・
“祖父はノーベル文学賞受賞作家のフランソワ・モーリアックという
 正統派インテリ一族に生まれた少女”
哲学科の学生であり、女優・・・
ゴダールの新作「中国女」に出演し、刺激的な毎日の中、彼から突然プロポーズを受ける!?

“「ELLE」の創始者の娘でゴダールの友人のミシェル・ロジエ”
(“” 内の文字列はすべてofficial website よりの引用です)

アンヌは、ジャーナリストで映画プロデューサーのミシェル・ロジエ(ベレニス・ベジョ)から、
カンヌ国際映画祭へ行こうと誘われる。 (それは海辺の優雅なバカンスをも意味していた?)
共通の友人クルノーが監督する作品が選ばれたので、皆で応援をしようというのだったが・・・。

“現ド・ゴール政権下の映画製作を批判するゴダールは、映画祭を中止すべきだと主張”

しかし、若いアンヌは “ミシェル“ と ”カンヌ” に心惹かれ!? 初めて夫に逆らってしまうのだった!
ミシェル・ロジエと、そのパートナーのジャン=ピエール・バンベルジェと行動を共にするアンヌ。

“ゴダールは、フランソワ・トリュフォー、アラン・レネ、クロード・ルルーシュらと共に
カンヌに乗り込み、映画祭を中止へと追い込んでいく。”

さて・・・?

結局ゴダールはアンヌが身を寄せる、ミシェルの親族の所有する別荘に合流!
気まずさを感じている素振りながらも? 言いたいことはストレートに言ってしまうゴダールに、
アンヌは徐々に違和感を覚え始める!?
(皆でパリに帰るクルマの中での “ワンカット、ワンシーン” が ともかく見ものでした!w)

その後も、彼に付き添って参加した学生集会?で、居心地の悪さを感じたり?
“ローマでの映画会議で、ベルトルッチと激論を交わした末、絶交してしまった” 彼を間近に見たり
デモ行進の大衆に交じって!? 身の危険を感じたりしながらも、一緒に居ようと思っていたアンヌ。

ところが、アンヌに映画のオファーが来た頃から、二人の関係に危うさがっ ( ̄ο ̄;

・・・ということで、
若くてお育ちの良いアンヌの素直な視点から描かれるわけですが・・・
そのジャン=リュック・ゴダール像は、辛辣なことをグサグサ言う人のわりには魅力的でしたね?
色眼鏡の中にも、微妙な表情が見て取れたりして・・・!?
とは言え、やはりどこかヘンで? 浮いてしまう人に見えてもいましたが・・・!?(汗)

表情と言えば、アンヌを演じたステイシー・マーティンも実に繊細な表情を見せて、超cuteでした♪
ニンフォマニアック(2013)」の時には、過激さに惑わされて!? (爆)
お顔もあまり印象に残っていないのですが・・・(・・*)ゞ トホホ

ともあれ、これを切っ掛けに?
“ヌーベルバーグ” 的 小難しさ?にも一歩踏み込んでみようかな  と思ったり・・・。(ウ^_^ソ)

ルイ・ガレル(ジャン=リュック・ゴダール)  映画監督
ステイシー・マーティン(アンヌ・ヴィアゼムスキー)  女優
ベレニス・ベジョ(ミシェル・ロジエ)  映画製作者 ジャーナリスト スタイリスト
ミシャ・レスコー(ジャン=ピエール・バンベルジェ)  リベラシオン紙の共同創始者 ミシェル・ロジエの夫
グレゴリー・ガドゥボワ(ミシェル・クルノー)  映画監督
フェリックス・キシル(ジャン=ピエール・ゴラン) ジガ・ヴェルトフ集団をジャン=リュック・ゴダールと結成

原作 アンヌ・ヴィアゼムスキー  『それからの彼女』(DU BOOKS刊)

監督・脚本・製作・編集  ミシェル・アザナヴィシウス

何だか記念になるものが欲しくなり、またまたパンフレットを買ってしまうま ^^;
ゴダール パンフ.jpg

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コメント 4

末尾ルコ(アルベール)

モーリアックが祖父なのですか。それは凄いですね。全然知りませんでした。
ゴダールは、キャリア前半の作品はどれも愉しく観られますよ。特に『気狂いピエロ』や『軽蔑』は絢爛豪華で、しかもカッコいいです。
ゴダールの映画は難しく考えたらキリないのですが(笑)、まずは映像と音楽に注目するだけでも十分愉しめるのではないかと。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-09-23 03:05) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
“絢爛豪華” ですか~ ^^; それはそそられてしまいますねぇ(汗)
機が熟しましたら? w ぼちぼち拝見してみようと思っています。
いつも、ありがとうございます♪
by Labyrinth (2018-09-23 23:12) 

lequiche

予告編を観ました。
これは観てみたいのですが、もう上映していないような。
その場合、DVD待ちですね。
by lequiche (2018-09-23 23:32) 

Labyrinth

lequiche さん (^_^)ノ
12月初旬までお預けのようですね~ ^^; ザンネン
by Labyrinth (2018-09-24 01:07) 

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