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大人のためのグリム童話 手をなくした少女(LA JEUNE FILLE SANS MAINS/THE GIRL WITHOUT HANDS) 2016 [あ行の映画]

大人のためのグリム童話 手をなくした少女.jpg 物語は知っていました・・・ (;^_^A

おとぎ話の向こう側へ――


上映時間 80分
製作国 フランス

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これが長編デビューとなるフランスのアニメーション作家セバスチャン・ローデンバック監督が、
グリム童話の一編『手なし娘』を全ての作画をたった一人で手がけてアニメ映画化し、
東京アニメアワードフェスティバルやアヌシー国際アニメーション映画祭など各地の映画祭で
高い評価を受けたファンタジー・ドラマ。
悪魔の企みによって両腕を奪われた少女の数奇な運命を、
線と色を極限までそぎ落とした驚異のアニメーション技術で描き出していく。
声の出演は「美しき棘」「彼は秘密の女ともだち」のアナイス・ドゥムースティエ。
                                (allcinema より)
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子どものための童話を読んだことがある というだけのことですが・・・(・・*)ゞ

父親の早合点というか?迂闊さというか?
欲に目が眩んだ感じもイタダケナイなぁ と子供ながらに思ったことを覚えていますが
その後の展開や結末は全く記憶にナシ という、相変わらずの盆暗ぶりです。(・・*)ゞ

今回は、ユニークな作画技法 “クリプトキノグラフィー” というそうですが
シンプルな線や、全体的に落ち着いたトーンに心惹かれるとともに
時々 “差し色” じゃないですが、明るい蛍光色をちりばめたりする “絵作り” に魅了されましたね。

また、フランス語の響きの “素敵さ” をしみじみ味わう心地よさもありました♪
ネタバレかも~ ですが ^q^
悪魔が去り際に言う “アデュー” が何ともお洒落で、カッコ良いので、気分が上がりましたわ♪ ^q^

“少女” から、王子に出会って “女” になり “母” になっていく過程を
アナイス・ドゥムースティエが渾身の演技で魅せてくれます♪ 
声の “力” ってスゴイ♪

最初は、シンプル過ぎるかな? と思わなくもなかったスクリーンでしたが (汗)
次第に慣れてくると、シンプルな中にもスピード感やスケール感を感じてしまうのでしたっ

水車小屋に暮らす両親と少女。

幼い頃、少女は水車の裏庭に苗木を植える。
それは少女の成長と共に大きくなり、やがて林檎の実を付ける。
少女は木の上で過ごすのが大好きだった。(木の上からpipi オシッコ みたいな? ┐(´_`)┌ )

ある日、悪魔が現われ、
少女の父親に、水車の裏にあるものと引き換えに黄金を与えるという取引を持ちかける。
それを林檎の木と思い込んだ父親はうっかり、これに応じてしまう。
悪魔が求めたのは林檎の木に登っていた “少女” だった。

川を黄金で満たした悪魔は、約束通り? “少女” をさらっていこうとするのだが・・・
清らかな涙で守られた少女には触れることができずっ!?

少女の父親に、涙を拭う手を切れ! と命じ、
父親は娘の両手を一撃で切り落としてしまうのだった!?
・・・悪魔は捨て台詞を残して去る。

やがて、母は病で帰らぬ人となり、父親は首を吊ってしまう。
手を失った少女は、得た黄金で父親が建てた煌びやかな家を捨てて、旅に出ることに・・・。

この上なく不自由で厳しい旅路だったが、少女の気持ちは明るかった!?

お腹が空き・・・
丘の上の梨の実を食べてしまう少女・・・
それはある王国の果樹園の梨だったのだが・・・。

さて・・・?

その後、幸せを手にした “少女” に、悪魔がちょっかいを出し続けるのですけれどっ
手を失った “少女” は、運命に翻弄されながらも? 強い信念のもと、たくましく生きて!
やがて奇跡が起こる!?

ラストは、監督さんの意向で原作とは別のものになっているようなのですけれど・・・
現代的?というのか・・・ とても前向きで爽やかな幕切れと思いました。

それにしてもっ
一人ですべてをこなしてしまうなんて、本当に素晴らしい♪  まさに労作ですね~ ^^;

最後に・・・ 儲け役としては ^q^ 
王子の信頼も厚く、篤実な人柄の庭師(声・サッシャ・ブルド)の存在がありましたね。
庭師と水の女神は“少女” にとっての命の恩人!?
監督さんも特別の思い入れがおありのようでした?(微笑)

声の出演
アナイス・ドゥムースティエ(少女)
ジェレミー・エルカイム(王子)
フィリップ・ローデンバック(悪魔)
サッシャ・ブルド(庭師)
オリヴィエ・ブロシュ(父)
フランソワーズ・ルブラン(母)
エリナ・レーヴェンソン

監督・脚本・編集・アニメーション セバスチャン・ローデンバック

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