ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画<未> （NIGHT MOVES） 2013

　淡々と・・・の、ケリー・ライヒャルト監督未公開三作品のラスト。

上映時間 112分
ジャンル サスペンス／ドラマ

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「ウェンディ＆ルーシー」で注目を集めたケリー・ライヒャルト監督が、ジェシー・アイゼンバーグと
ダコタ・ファニングを主演に迎えて贈るインディ・サスペンス。
環境保護の名の下に破壊活動を過激化させていく若者たちの暴走の顛末を描く。

アメリカ西部のオレゴン州。
環境保護を訴える環境論者の３人が、水力発電のダムの爆破を目論み実行。
計画は成功したのだが、犠牲者が出てしまう。
それに動揺した女性メンバーをめぐり、新たな惨劇が起こる。
環境保護という名目の元、エコ・テロリストと化した犯人たちが、凶行の末に辿り着く先とは…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema より）
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「ライフ・ゴーズ・オン　彼女たちの選択 (2016)」<未> 脚本/監督/編集
「ナイト・スリーパーズ　ダム爆破計画 (2013)」<未> 脚本/監督/編集
「ウェンディ＆ルーシー (2008)」<未> 脚本/監督

何かと評価のわかれる女流監督さんではありますが？（汗）
私にとっては、そそられる魅力があるようで!? （´-`）.｡oO　とうとう全部観てしまいました。

今回は、ジェシー・アイゼンバーグ、ピーター・サースガードと、男性主導の感有りでしたけれども・・・
そんな中、紅一点のダコタ・ファニングは、身体を張って!? なかなかの頑張りを見せていました。

ストーリーとしては、上記そのままの展開で・・・
面白味に欠ける とか仰る方が居るのもわかる気が致しますが？（爆）
説明少な目で、淡々と描く・・・　といういつもの手法は“サスペンス” 色を醸し出すのに有効でしたね。

ネタバレになりますが
男女三人が集まり、いよいよダムに爆薬を仕掛ける！ というシーケンスでは臨場感半端ない感じ！？
そのドキドキ感や、妙に後ろめたい？思いを共有できた気がしましたし、緊張もしました？（笑）

ま、そうは言っても、夜のこととて真っ暗闇での撮影は見難いことこの上なし！
“リアル” を求めた結果なのでしょうけれど・・・（汗）　
やはり、そんなところが評価のわかれ目なのかな？ 等と思ったり・・・。（汗）

冒頭は、トンネルのような？丸い形状のUP から・・・。
何かな？ と思う間もなく、そこから勢いよく水が吹き出し、迫力の！ “ダムの放水” となる。

“ふつう有るはずの魚道がないね” とか言うディーナとジョシュは来た道をたどり
フェンスに開いた穴から外へと抜け出して帰路につく。

ディーナは温泉施設で、ジョシュは農園で働いていた。

別の日に、二人は “環境保護を訴える” 女性監督の作品の上映会に参加していた。
質疑応答で、積極的に食い下がるディーナの姿が・・・！

後日二人は、ある老人宅へ出向き
そこで、使わなくなったというボートを買うことに。
（ボートの側面に “夜遊び号（NIGHT MOVES）” とあった）

それを牽引し、二人が向かった先はっ
“Ｈ” ことハーモンのところだった。

“D” ことディーナはハーモンとは初対面。
ハーモンは、三人分の偽造の身分証明書を用意していた。
“事が済んだら他人に成りすまして逃げ切り、後は相互連絡はしないこと！” と余裕の表情。

ところが、彼は “まだ準備が整ってない” と言い出して・・・!?
“化学肥料” を大量に追加しなければならないと 言うのだった。

その晩二人はそこに野営！？(￣ο￣;

翌日、三人、ダイナーでの食事中・・・
ひょんなことからハーモンが、かつてムショ暮らしをしていたことを口にした途端
ディーナはたちまち気色ばんで!? 初耳だったことを厳しく言い立てた！

すかさず、ジョシュが割って入り、事を荒立てないようディーナを黙らせたのだが・・・

さて・・・？

演技派揃いなので、思わず引き込まれてしまう感じでしたね～（微笑）
不安定な心理状態をさりげなく・・・　というのは、三者三様で見どころとなっていたと思います。

ダムの爆破は成功したのに、その映像はなかったですし・・・？（爆）
その後の顛末も、更に淡々と描かれていきまして、やるせない感じが募りましたね。(￢､￢;

ジェシー・アイゼンバーグ（ジョシュ）

ダコタ・ファニング（ディーナ）
ピーター・サースガード（ハーモン）

脚本 ジョン・レイモンド

監督・脚本・編集　ケリー・ライヒャルト