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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(TULIP FEVER) 2017 [た行の映画]

チューリップ・フィーバ.jpg アリシア・ヴィキャンデル 久々♪

花に狂い、愛に狂う

17世紀オランダ。
人々を魅了する希少な品種のチューリップ――

その球根一つの値段は邸宅一軒分にまで高騰し、
史上最古のバブル“チューリップバブル”を巻き起こしていた

ジャンル ドラマ/歴史劇/ロマンス
映倫 R15+

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デボラ・モガーの世界的ベストセラーを
「エクス・マキナ」「リリーのすべて」のアリシア・ヴィカンダー主演で映画化。
チューリップ・バブルが過熱する17世紀のオランダを舞台に、豪商のもとに嫁いだ若妻と、
その肖像画を依頼された若き貧乏画家の禁断の愛の行方を描く。
共演はデイン・デハーン、ジュディ・デンチ、クリストフ・ヴァルツ。
監督は「ブーリン家の姉妹」「マンデラ 自由への長い道」のジャスティン・チャドウィック。
                                           (allcinema より)
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「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」と願った作者の思惑通りの仕上がりとなっていたような!?

木の温もりが感じられる薄暗いお屋敷に差し込む日の光・・・
窓辺のご婦人はいかにも清楚な佇まいでしたが、ひとたびスイッチが入るとっ ( ̄ο ̄; えっ えぇ~
そっ そんな奔放なご性格でしたの!? と驚いてしまう程の乱れよう・・・(汗)

・・・かどうかは、ご覧になってお確かめ頂くとして!(´-`).。oO

件の?シーンもアリの、なかなか波乱万丈な展開に、ぐいぐい引き込まれてしまいましたっ(微笑)

女性の声でナレーションが・・・。
声の主は、サンツフォールト家のメイドのマリアと・・・。

そして17世紀のオランダ、アムステルダムの好景気に浮かれた熱気と狂気!?
“チューリップの投機” の様子 等々を語り始める。

聖ウルスラ修道院で育った孤児のソフィアは、多くの “妹たち” の為、豪商に嫁ぐことに・・・。
院長は 「男をとるか、客をとるか、修道院をとるか」 この三つしか選択肢はない とにべもない。
(この院長は庭でチューリップの栽培を熱心に行い資金源としていた)

豪商のコルネリス・サンツフォールトは、若いソフィアよりずっと年嵩だったが、夜毎子作りに励む。
彼は先妻を出産時に亡くすという不幸を背負っていたが、今は新妻との生活に喜びを感じていた!?

ソフィアも期待に応えたいと、夫に従っていたのだが・・・。

ある時、コルネリスの提案で夫婦の肖像画を! ということになり・・・
画商推薦の若手画家ヤン・ファン・ロース(デイン・デハーン)がやってきた。

彼はサンツフォールト夫人を見るなり、その美しさに心を奪われてしまうのだが・・・
当のソフィアは、彼の横柄な態度が癪に障り!? 初めは拒否していたものの、やがて恋に落ち・・・
こっそり、メイドのマリアのマントを借りて家を抜け出し、逢瀬を重ねていくのだった。

メイドのマリアには、出入りの魚屋ウィレムという恋人がおり・・・
そのことは奥様ソフィアも暗黙の了解済みだった!?

ウィレムは早く結婚資金を! との思いで “チューリップの投機” に手を染める。

酒場にある投機所で「球根の所有権証明書」を手に入れ、
聖ウルスラ修道院に “署名” をもらいに行くのだが・・・

白いチューリップの中に、希少な “ブレイカー(白に真紅の差し色)” の花一輪を発見!?
院長と二人で驚くのだった。

そんなウィレムだったが、街中でマント姿のマリア(実はソフィア)を見掛け!?
彼女が画家の許に通っていると思い込み、自棄酒の挙句、大事な財布を盗まれる事態に!?

更に、ウィレムは、何故か皆に担がれて!?
海軍に入れられ、遠洋航海の船に乗せられてしまうのだった。

ウィレムが突然姿を消してしまってから、マリアは妊娠に気付く!?
困惑したマリアは、奥様のソフィアに相談を・・・。

さて・・・?

勘違い、思い違い、見間違い 等々が切っ掛けとなり、話は摩訶不思議な方向へと向かうのですが?
私めには、意外性も有り、好みの幕切れ♪ と見えましたけれど・・・。
途中、作為的な匂いも感じられるかな? という思いも無きにしも非ず・・・?  f^_^;

なにはともあれ、アリシア・ヴィキャンデルが活き活きとして可憐なのが良かったです♪
メイド役のホリデイ・グレインジャーも、とてもNice♪ ホントはこちらが主役かな? なんて・・・(笑)

豪商コルネリス・サンツフォールト役には最早?大御所!のクリストフ・ヴァルツでしたが・・・
癖のある役柄でもなく、やけに物分かりの良い?“好々爺” のように見えてしまい、拍子抜け!? (笑)

久々のザック・ガリフィナーキス・・・ らしい役柄で笑うしかない! って感じでしたっ (≧m≦)ぷっ

私的にはデイン・デハーンよりも、ワイルドなウィレム役のジャック・オコンネルの方が印象深いですがっ
存在感としては、やはり修道院長のジュディ・デンチに尽きますね~ (微笑)

ともかく、あの時代の有りようがリアルに再現されているようで、活気が半端なく! 見応えありました。

最後に、“日本語字幕 松浦美奈” と・・・。(^_-)-☆

アリシア・ヴィキャンデル(ソフィア・サンツフォールト)
デイン・デハーン(ヤン・ファン・ロース) 画家
ジャック・オコンネル(ウィレム・ブロック) 魚の行商人
ホリデイ・グレインジャー(マリア) 女中
トム・ホランダー(ソルフ医師) 
カーラ・デルヴィーニュ(アナジェ) 絵のモデル・売春婦
ザック・ガリフィナーキス(ヘリット) 画家ヤンの友人 呑兵衛
ジュディ・デンチ(修道院長)
クリストフ・ヴァルツ(コルネリス・サンツフォールト) 富豪・主人公の夫

原作 デボラ・モガー 『チューリップ熱』(白水社刊)
                        『チューリップ・フィーバー』(河出文庫刊)

脚本 デボラ・モガー
      トム・ストッパード

監督・製作総指揮 ジャスティン・チャドウィック

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