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シドニー・ホールの失踪<未>(SIDNEY HALL/ THE VANISHING OF SIDNEY HALL) 2017 [さ行の映画]

シドニー・ホールの失踪0.jpg エル・ファニング目当てでしたが… (^_^;

ジャンル ドラマ/ミステリー

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ローガン・ラーマン、エル・ファニング主演によるサスペンスドラマ。
シドニーは高校生の頃に執筆した小説が大ヒットし、作家としての道を歩んでいた。
しかし、その内容が読者のみならずシドニーの人生を狂わせ、遂に彼は失踪してしまう。
                              (TSUTAYA より)
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とはいえ  f^_^; やはり、要はタイトル・ロールを演ずるローガン・ラーマン。

ローガン・ラーマンというと私的には「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 (2010)」?
しかし、その前に「ナンバー23 (2007)」で見ていたようです? 記憶にはないが…?(爆)
ジム・キャリーの息子役でしたけれど、印象薄かったのかな?(汗) 今見たら顔も違うし~?w
(懐かしくて取り出してまた観ちゃいました( ´艸`) ジム・キャリーのは揃ってますw 自慢?)

・・・顔が違うのは当たり前!?
10年も経過してますので大人の顔になりますよね。(汗)
本作は久々の主役なのに未公開で残念でしたが?
予想外に というか… (汗)  niceな不思議映画で?  私好みでした。

冒頭は・・・
高校生シドニー・ホール(ローガン・ラーマン)が構想を練り、タイピングするところから。

彼は、宿題の “作文” を教室で発表。
「ヴェローリアは魔性の女子高生!? 
高飛車で嫌味な子だが・・・ 僕だけは彼女の魅力を見抜いていた・・・
外見の美しさだけでなく・・・ 内なる少女に欲情した etc etc (具体的には書けませぬ)」

「作文のテーマは “人生の意味” ですよ!?」と、女性教師は “不快さ” に眉根を寄せ、
生徒たちはそれぞれ、様々な反応を見せる中・・・
只一人 ブレット・ニューポート(ブレイク・ジェナー)だけは大ウケだった!?

普段からシドニー贔屓の?黒人の国語教師ダウニー先生は
「このままでは落第だよ」と諭すように言う。
シドニーが(落第を免れるために)「小説が書きたい」と言うと・・・
「問題は文章力ではなく “題材” だ…」と、日頃ボツが多い、学校新聞の “短編” にも触れる。

・・・ “これは小さな町で自殺した人物の話です” 

(タイトルコール オープニングクレジットへ)
『郊外の悲劇』この処女作で、若くして売れっ子作家となったシドニーのインタビュー風景。
次回作はいつ頃? との問いに「すぐに」と言うシドニーだったが・・・。
(シドニーは離婚前の心痛の時期か? セラピーを受けている旨を、彼の秘書がさりげなく…!?)

・・・書店や図書館等で放火事件が頻発する!?

現場検証?にやって来た “警察官” は、目撃者を見つけるなり、やおら質問をっ!?

“犯人は猟犬を連れている” “薄汚れた身なり” etc etc
“警察官” の彼は、またしても?確証を得て、“情報量” も膨大になっていく…!? 

シドニーが高校の図書室で本の整理をしていると、ふらりとブレットが近づいてくる。
そして、高慢な?彼にしては珍しく、あの作文の出来を褒めるのだった。
それから唐突に、5年生の時のブレットの家出に付き合ったシドニーの “記憶” を訊ねてきた。
“自転車で遠出して、ある場所にブレットが持参したものを埋めた” という記憶。

ブレットは、
「今あれが必要だ! 探すのに協力してほしい」と言うのだが・・・。
シドニーにしてみれば、
子供心に、その後のブレットの余所余所しい態度に当惑した… という思いがあり!?
良い感情は持ってない! クソ野郎と思ってる! と突っぱねた。

シドニーの父は普段から寡黙 と言うか無表情…!?(障がい者手当を受給中)
母はいつも物憂げに? 煙草をふかしている。

そんなある日、シドニーは郵便受けに赤い封筒を見つける。
内容は
“学校新聞に短編を書く青年のことが頭から離れない・・・ 愛を込めて メロディ”

他にも意味深な?ことが綺麗な字でビッシリと書かれていた。
その日からシドニーは心乱され!? 
“メロディ探し” に夢中になるのだが・・・

さて・・・?

この作品は、高校生時代、作家時代、放浪時代?等々のシドニーが入り乱れて登場します。
時間軸の変化が著しい と言われる類の作品ですが…
わかりにくいのかな?と思いきや
流れるような? 巧みなストーリー展開は、存外 心地良い♪ と感じました。

しかし、謎が明かされた時の衝撃は、何ともやるせないものでしたけれど・・・(爆)
ローガン・ラーマンの為人故か? あるいはエル・ファニングの魅力故?
全体的には明るい雰囲気が感じられたように思いました。

母親役のミシェル・モナハンの凄みの利いた演技には、いささかビビりましたね。 (汗)

謎の “警察官” カイル・チャンドラーの存在感、はたまた控えめな父親の存在が?
不思議な安定感と温かみを添えていたような・・・!?

いずれにしましても
類稀な筆力のおかげで、富と名声を得たものの
その影響力の凄さに居た堪れず・・・
という、数奇な運命をたどり早世した、繊細な作家の物語…。 
ピューリッツァー賞の話が出るにしては、あまり深味は感じられませんでしたが(爆)
私的には、とても楽しめた作品でしたね。

ローガン・ラーマン(シドニー・ホール) 
エル・ファニング(メロディ)
カイル・チャンドラー(The Searcher)  実は ピューリッツァー賞作家フランシス・ビショップ
ミシェル・モナハン(ヴェローリア) シドニーの母親
ブレイク・ジェナー(ブレット・ニューポート) シドニーの同級生 父親が裁判官
ティム・ブレイク・ネルソン(Johan ヨハン・タイドマンド) 不思議な置物を彫る “便利屋”?
マーガレット・クアリー(アレクサンドラ) ハロルドの娘
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世(Duane ダウニー・ジョーンズ先生) 国語の教師
ジャニナ・ガヴァンカー(Gina) シドニー・ホールの秘書
ネイサン・レイン(ハロルド) 編集長? “ポーターハウス社”
Darren Pettie(Gerald Hall) シドニーの父親

脚本 ジェイソン・ドラン

監督・脚本・製作総指揮 ショーン・クリステンセン

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