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すすき(芒) [駄句 秋]

池の辺の大賀ホールや花芒       Labyrinth
(いけのへのおおがほーるやはなすすき)


副季語に  薄(すすき)  鬼芒  糸芒  十寸穂の芒  花芒  尾花


いたるところの山野に自生する、一メートルから三メートル余に達する稲科の多年草。
古名は萱で、今でもそう呼ぶ地方がある。
草は剣状で、ふちには鋭い細鋸歯が並んでいて、往々にして人を傷つける。
この葉が、かや葺き屋根の材となる。
秋も九月を過ぎると、
稈頂に中軸から分かれた黄褐色もしくは紫褐色の十数枝からなる花穂を出す。
花穂の長さ十五センチから四〇センチにも達し、あたかも中天にひるがえる感じで、
風が吹けば一方になびく。花穂は尾花と呼ばれ秋の七草の一に数えられる。
その大きなものを、特に十寸穂の芒という。
丘や堤上に株をなして叢生しているのも見事だが、野一面・山一面をおおうて茂り、
風に吹かれなびき光るのは、ことに壮観である。
《芒原》・《芒野》などとも呼び、秋の優れた野外の景観を形作る。
葉に白斑のあるしますすき、葉のきわめて狭長ないとすすき、
葉に矢羽の斑のあるたかのはすすきは、いずれも変種で、すべて芒として作る。
                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


因みに、この手の俳句を句会に出しましたところ
“大賀ホール” を知る人が誰一人としておらず… orz
“固有名詞” を使う難しさを改めて痛感致しました。

大賀ホール・・・
ソニー株式会社元名誉会長の 故 大賀典雄氏が作られた軽井沢初の音楽ホールですが…
確かに “知る人ぞ知る”的な存在なのかしらん? と思ったり致します?(汗)

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