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サッドヒルを掘り返せ(SAD HILL UNEARTHED) 2017 [さ行の映画]

サッドヒルを掘り返せ.jpg 「続・夕陽のガンマン(1966)」のロケ地を掘り返せ!?

夢見たのは、スクリーンの向こう側

ジャンル ドキュメンタリー
製作国 スペイン

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“サッドヒル”とは、1966年のセルジオ・レオーネ監督による傑作マカロニ・ウエスタン
「続・夕陽のガンマン」のクライマックス・シーンに登場した墓地の名前。
それは映画のためにスペイン北部ブルゴス郊外のミランディージャ渓谷に作られた
巨大なオープンセットだったが、撮影から50年近くが経ち、すっかり荒れ果てていた。
2014年、同作を愛する地元の映画ファン4人が立ち上がり、サッドヒルの復元に乗り出す。
やがてその活動はインターネットを通じて多くの人に知れ渡り、
ヨーロッパ中から映画ファンがスキやクワを手に駆けつけ、一大プロジェクトへと発展していく。
本作はそんな復元プロジェクトの行方と同地で行われた「続・夕陽のガンマン」撮影50周年記念
イベントの全貌を、作曲家エンニオ・モリコーネや主演のクリント・イーストウッドら
関係者が語る貴重な撮影秘話や、
“メタリカ”のジェイムズ・ヘットフィールド、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督はじめ
著名なファンたちのインタビューを織り交ぜ描き出した感動の映画愛ドキュメンタリー。
監督は本作が長編デビューとなるギレルモ・デ・オリベイラ。 (allcinema より)
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今は、「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966)」という表記になっておりますが…
official website によりますと、1967年当時も、このタイトルで公開されたそうです。

最近、セルジオ・レオーネ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(1968)」
を劇場鑑賞してから、マカロニウエスタンに少し興味が湧いてきた私めなのですが… ( ´艸`)

「続・夕陽のガンマン」も、ちょっと気になり、調べてみましたところ…
これまで162分だったものが… 未公開シーンを加えた178分の長尺となっている…!?Wow♪

う~むむ またしても欲しい欲しい病がムクムクと頭をもたげてきそうです…!? (汗)
(記憶が曖昧なのですが… リー・ヴァン・クリーフは良~く覚えています♪  何故かな~?)

冒頭は『メタリカ
2011年7月 スウェーデンで行われたライヴの、終盤の一コマ…?
(事情通でない私めは キョトーン状態 (´0`) 調べてやっと “繋がり” がわかりましたけれど… w)

打って変わって… 本編についての “説明文”
“1966年 ブルゴスにスペイン陸軍が5000もの墓を建設(そこには誰も埋葬されていなかった)”

その後、
「サッドヒル文化連盟」のメンバーや、その他関係者が、映画について口々に語りますが・・・

今は亡きセルジオ・レオーネ監督がパスタを食べながらインタビューに応える の図… も。w
“壮大なピカレスク西部劇” と表現することもできるだろう… と、超お若いお姿で。(1966年)
(因みに Picaresque → 悪漢を題材とした  …ふ~ん なるほど… ( ..)φ メモメモ)

ロケ現場となった “サッドヒル” について、熱いファンたちは・・・
ずいぶん以前から、個々に調査をしたり、当時の資料を集めたりしていたわけですがっ
一気に機運が盛り上がったのは、イーライ・ウォラックが亡くなったのが切っ掛け…とか!?

そこは長い間、何の特徴もない? 只の荒野でしたが・・・ 
近くの山からふと見下ろした時、発見されたのが “目的” の同心円らしきもの…!?
(後に、それを整備して “円形広場” が姿を現すことになるのですが…!?)  

2014年7月の「イーライ・ウォラック追悼集会」
その日、結構な人数のファンが集まった中、出会った4人の男たちが “連盟” を作り・・・
“50周年” に向けて “サッドヒルの復元” 計画がスタートすることに…!

さて・・・?

余談ですが…
イーライ・ウォラックの遺作となった「ゴーストライター(2010)」観ています。w
お名前は存じていましたので、ちょっと嬉しかったのですが、まさか遺作になろうとはっ
・・・って、結構ご長寿でいらしたのですね~ 98歳か~!? (汗) 

閑話休題

興味深いのは… 熱く語る “映画愛” も、もちろんなのですけれども…!
当時撮影に参加した人々の何気ない思い出話が意外に面白く… 貴重に感じたりしましたね♪

軍隊を動員する際の記録とかも有ったりして…!
本当に緻密に調査したんだな~ と、感心しきりでした。(汗)

50年もの間に堆積した…!? 厚さ20㎝の土を剥がすところから出発して…
ようやく復元なって…! 

“引き” の映像を目の当たりにした時の、驚きと不思議な? “感動” ♪ 

ともかく、後半は予想外の高揚感で…! 吃驚したり、少々ウルっときちゃったり…?(微笑) 
(しかし詳細は記さず…。(ニヤリ))

ラストは、『メタリカ』
ライヴのオープニングには、いつも(30年以上も!?) 映画の劇中曲の
『The Ecstasy Of Gold (黄金のエクスタシー)』を使うのだそう… ♪

これも、とても貴重なものを見せて頂いたな~ と、お得感いっぱいでした。(^_-)-☆
(って、有名な話なのかしらん? 知らなかったのは私だけ…? (汗))

まあ、スタート時は、YouTube に載せれば良いや くらいの軽いノリで始めたそうですけれど…
出来てみれば、何とも素敵な “労作” で…♪ 素晴らしい…! の一言ですね。
 
映画って良いなぁ と、改めて感じさせて頂きました。
これで、又候…? セルジオ・レオーネ監督作品にハマってしまいそうです!? w
やはり、手始めは「荒野の用心棒(1964)」でしょうか?

エンニオ・モリコーネ
クリント・イーストウッド
アレックス・デ・ラ・イグレシア 映画監督
ジェームズ・ヘットフィールド ミュージシャン 『メタリカ』ヴォーカル
ジョー・ダンテ 映画監督
クリストファー・フレイリング 映画研究家
エウヘニオ・アラビソ 編集
セルジオ・サルヴァティ 撮影助手
カルロ・レバ 美術助手
ジュディッタ・シーミ 美術監督の遺族
ダヴィッド・アルバ サッドヒル文化連盟のメンバー バーを経営
セルジオ・ガルシア サッドヒル文化連盟のメンバー ホテルを経営
ディエゴ・モンテロ サッドヒル文化連盟のメンバー 宝くじを売っている
ヨセバ・デル・ヴァレ サッドヒル文化連盟のメンバー 教師

監督・脚本・製作・撮影・編集 ギレルモ・デ・オリベイラ

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末尾ルコ(アルベール)

セルジオ・レオーネは一見ラフな作りのようですが、当時としては極めて斬新な手法を多く取り入れていますね。わたしもいろいろ観返したい作品が。
リー・バン・クリーフでまず念頭に上るのがフレッド・ジンネマンの大傑作『真昼の決闘』。冒頭、「Do Not Forsake Me, Oh, My Darlin」が流れ始め、クリーフのタフな顔がアップになる・・・映画史上でもワクワクするオープニングシーンの一つです。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2020-04-11 03:22) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
セルジオ・レオーネ監督作品の後は、本家本元の “西部劇” にも手を広げようかしらん?(汗)
食わず嫌いなので…(爆) “真昼の決闘” 見逃していました~ (;^_^A
ハイヌーン…? メロディは耳に馴染みがありましたわ♪ w いつも、ありがとうございます。
by Labyrinth (2020-04-12 00:33) 

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