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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY) 1966 [さ行の映画]

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗.jpg セルジオ・レオーネ監督作品 第三弾 d(≧∇≦)

製作国 イタリア
179分

THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY → 善玉・悪玉・卑劣漢(いい人・悪い奴・汚ねえ奴)

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コンビを組んでお尋ね者の懸賞金をだまし取っていたブロンディーとトゥーコ。
(中略)
三人の男たちの、虚虚実実の駆け引きをユーモラスに描いた痛快ウェスタン。
騙しだまされ合いながら、コンビを組む
C・イーストウッドとE・ウォラックの絶妙の台詞回しがおもしろい。(allcinema より)
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サッドヒルを掘り返せ(2017)」を観てからというもの・・・
“セルジオ・レオーネ” “マカロニ・ウエスタン” にハマりまくりでございますが f^_^;
順を追って…! とうとうお目当ての本作となりました。
(尺に拘り?(汗) レンタルではなく、Amazonポチリの熱の入れようでございまする。w)

観始めると、どうもどこかで観たことのある顔だなぁ という人が次々と…!? (笑)
(子役さんまで顔馴染みで…? 何だか妙な親近感が湧いてしまったり…? w)

オープニング・クレジットは、アニメーションが復活していましたが…!w
色使いもデザインも、より凝った感じで…? ゴージャスめになっていましたね♪ ( ´艸`)

冒頭は、いきなり! クセの有る男の顔のドupで驚きましたがっ 
ジワジワと…  緊張感を高めてから… 一気に意表を突く…!
と言った感じの? いつもの手法で・・・ やられました。w

最初に登場は、“卑劣漢” のトゥーコ(イーライ・ウォラック)
彼に掛っている “懸賞金” が目当ての男たちの、突然の襲撃から、間一髪で逃げ切った…!?
・・・という、鮮やか且つシンプルな演出は、彼が “主役” ということの証でしょうか?(微笑)

続いて、“悪玉” エンジェル・アイ(リー・ヴァン・クリーフ)
ドupも、引きでのフォルムも… 相変わらずのカッコ良さ♪ と思ったものですが…
今回は “紳士” ではなく…?  只の “人殺し” で… (爆)
不敵で、非情なところを見せています。(ニヒルな感じも悪くないです…! w)

エンジェルは、雇い主から命を受け、ある農家?を訪ねる。
その家の主から、“金貨の行方を知っている” という男が、今使っている偽名を聞き出すために…
半端なく、凄味を利かせて! (農家の主婦の手作り料理を食べながら… というのが面白い… w) 
結果、容易く口を割らせることに…!

主が “命乞い” のため!? 雇われた倍の金額を出そう! と有り金全部を差し出すとっ
エンジェルは、それを承知してから…  撃ち合いになり…! 主を射殺。
(助太刀に飛び出してきた息子も、反射的に撃ち殺す…!)

エンジェルはその足で、雇い主を訪れ、知り得た情報を伝えてから報酬を得ると・・・
今度は雇い主を、迷うことなく!? 撃ち殺してしまう。
(農家の主から “倍額” を貰った! という理由で… (¬、¬; そういう主義? 又は単に口封じ?w)

そして、
お尋ね者のトゥーコを窮地から救うのは… “善玉” ブロンディー(クリント・イーストウッド)
実は、命を助けたのではなく、連中から “賞金首” を奪った!? というわけですが・・・(苦笑)

その後は、
“懸賞金” を受け取ってから、縛り首寸前の所を助け出し、二人で山分け… という商売を…!(笑)

しばらくはうまくやっていた二人でしたが…
限界を感じた?ブロンディーは、罪人の姿のままのトゥーコを砂漠に置き去りにしてしまう…!

しかし、しぶとく生き抜いたトゥーコは、一転、反撃に出る。

北軍も避けるだろう!? と思われる途轍もない広い砂漠を・・・
“水無し & 帽子無し” の状態にして…!? ブロンディーを延々、歩かせることに…!
(トゥーコ自身は大量の水・馬・帽子・日傘付きで…!(苦笑))

・・・思う存分ブロンディーをいたぶるトゥーコ。

すると、彼方から6頭立ての馬車が疾走してくるのに遭遇…!
御者はおらず、中には数名の男たちの射殺体が…!? 

早速トゥーコは手慣れた手つきで、盗みを働き出すのだが・・・

・・・男の一人は、まだ “息” が有った!? ( ̄ο ̄;

“虫の息” の男は… 「水をくれ 俺は20万ドルの隠し場所を知っている」と言う。

トゥーコが、場所はどこなんだ とせっつくと、
「墓地だ… サッドヒル墓地」

「墓の名前は? それとも番号でもふってあるのか?」と畳みかけるとっ
また「水をくれ」と言うので・・・
トゥーコは仕方なく、慌てて水を取りに戻るのだったが…

さて・・・?

「サッドヒルを掘り返せ」で印象的だった「黄金のエクスタシー」が流れるクライマックスはっ
長~い間合いでしたが…!(笑) トゥーコの独擅場でしたね~♪ (^_-)-☆
イーライ・ウォラック… 
何とも言えぬ不思議な “cuteさ” を感じさせる “大熱演” が、今でも目に焼き付いています♪ w
(もちろん、クリント・イーストウッドとの “絶妙” なやり取りは言わずもがなですが… w)

そこに至るまでに次々と起こる出来事は、どれも興味深いものでしたけれどっ
中でも “橋の爆破” の件は… そんな意味があったのか!? と、心証を新たにしました?(汗)
(さりげなく重みのある台詞を口にするブロンディー… やはり主役は彼だな♪ と思ったり… w)

最後の最後まで、気を逸らせる事無く!? 楽しませて頂きましたが… 
長きにわたって、コアなファンから愛されてきた理由が、わかったような気が致しました…!?

杓子定規な正義感を振り翳すことなく…! (誰に向けて言っているものやら??(・_・?) ハテ?)
あくまで人間臭さで勝負するところが “痛快” で、魅力かな? …と。(微笑)

これで “マカロニウエスタン” に先鞭をつけた “セルジオ・レオーネの巻” は終了致しますが…
別の系譜? もありますので… ( ´艸`) ぼちぼち探ってみようかな …と思っておりまする。(ニヤリ)

チャプター(参考までに)
1.メイン・タイトル
2.卑劣漢
3.殺しの報酬
4.悪玉
5.お尋ね者 トゥーコ
6.“ネズミ”と相棒
7.エンジェルの狙い
8.善玉
9.「ビルはどこだ?」
10.銃の調達
11.洞窟での独り言
12.町の宿屋
13.南軍の基地
14.追跡
15.砂漠での復讐
16.20万ドルの金貨
17.瀕死のブロンディー
18.それぞれの道
19.軍隊違い
20.「暴力はいかん」
21.トゥーコの拷問
22.駆け引き
23.脱走
24.昔馴染み
25.敵は5人
26.北軍の砦
27.不毛な戦闘
28.橋の英雄
29.サッドヒル墓地
30.「掘れ」
31.三つ巴の決闘
32.縄を掛けられる奴

クリント・イーストウッド(ブロンディー) 善玉 いい人
リー・ヴァン・クリーフ(エンジェルアイ) 悪玉 悪い奴 ハゲタカ
イーライ・ウォラック(トゥーコ) 卑劣漢 汚たねえ奴
チェロ・アロンゾ
マリオ・ブレガ
ルイジ・ピスティッリ

音楽 エンニオ・モリコーネ

監督・脚本 セルジオ・レオーネ

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末尾ルコ(アルベール)

やはり続けて観ると発見することが奥深くなりますよね。そして60~70年代の映画の人間臭さが心地よいです。モノクロ時代はある意味人工的な空間の作品が多かったので、この時代の映画が一番人間臭いかもしれません。
『殺しが静かにやって来る』を最近観なおしたのですが、トランティニャンもフランス映画では見せないギラギラ感でしたし(笑)。       RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2020-05-09 03:22) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
ハマってしまうと、本当に面白いし、新発見もアリでしたね!?
また別の監督さんの映画も観てみたいな~ と、興味は尽きませぬ。( ´艸`)
この時期… 昔の映画を見直す良い機会にしたいと思いま~す w
“殺しが静かにやって来る” ですか!? ( ..)φ メモメモ 
by Labyrinth (2020-05-10 00:07) 

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