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スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~(HORS NORMES/THE SPECIALS) 2019 [さ行の映画]

スペシャルズ!.jpg 久々、爽やかに熱い作品… ( ´艸`)

愛はどうだ!

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
時間  114分

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「最強のふたり」のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督コンビが実話を基に贈る
感動のヒューマン・ストーリー。無認可や赤字経営の問題を抱えながらも、
自閉症の子どもたちのために尽力する2人の男の奮闘を描く。
主演は「ブラック・スワン」のヴァンサン・カッセルと「永遠のジャンゴ」のレダ・カテブ。

自閉症の子どもたちをケアする団体 “正義の声” を運営するブリュノ。
電車の非常ベルをすぐに鳴らしてしまうジョゼフや、
重度の症状ゆえに6ヵ所の施設で受け入れを断られたヴァランタンをはじめ、
様々な問題を抱えた子どもたちの対応に追われる忙しい日々を送りながらも、
“何とかする” の心意気で誰一人として見捨てない施設運営を貫いていた。
そんなブリュノの心強い味方が、
ドロップアウトした若者たちを社会復帰させる団体 “寄港” を運営するマリクで、
“正義の声” にも介助人として多くの青少年を派遣していた。
そんな中、監査局の調査が入ることになり、
無認可・赤字経営の “正義の声” は閉鎖の危機に直面してしまうのだったが…。(allcinema より)
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レダ・カテブ ? ?(・_・?) ハテ?
と思いましたら、「涙するまで、生きる(2014)」で感激した風な事を書いていて吃驚…!(^_^ゝ
その他、結構ご出演作を見ておりました。 ポリポリです。
(ちょっと見は、かつてのウォーレン・オーツを彷彿させる感じ…? と思うのは私だけ?w)
こうなりますと未見の主演作「永遠のジャンゴ(2017)」も見てみたくなりますね~ w

ヴァンサン・カッセルも久々な気が致しますが・・・
歳を重ねて、益々いい味を出してるなぁ と思う俳優さんの一人です。
殊に、本作では、物凄いアクティヴな人物を疲れも見せずに演じ切り…! 惚れ惚れしましたね♪ w
(アクション映画とは違って、リアルな分 “疲労度” が身に沁みる感じでした!? ( ´艸`))

ともかく、ヴァンサン・カッセル演ずるところのブリュノという人物は
休んでる暇なんか無い とばかりに、次から次へと子供たちの為に駆けずり回る…!
本当に頭が下がるような、素晴らしくタフな魂?の持ち主でした。
タフというか、とても辛抱強い? 寛容な精神を維持できる稀有な方だなぁ と感心しきりでした。

何か問題が持ち上がっても、口癖の「何とかする」で、本当に何とかしてしまう…!?
しかも、子供たちと接するときには、いつでも優しく穏やかな笑顔で…。

しかし、健闘むなしく…!?
“正当な手段” で追い詰められた時には、表情はあまり変えずに…?
正に “正論” で返す…! という、誠にカッコイイお方でした。
(お役人様はぐうの音も出ない と言う感じ。お役人もちゃんと仕事をしているだけなんですけどね)

冒頭は・・・
何かに怯えるような表情で…? 少女が街中を逃げ回る…!?

という所から、始まりましたが
その時から…
実は自閉症をあまりよくわかっていなかったな ということを思い知らされることに…!

・・・一人一人の個性を理解し、受け入れるということの大変さ…!

それを、観客と同じ視線で見せてくれるのが…
マリク(レダ・カテブ)のところのディラン(ブライアン・ミアロンダマ)でした。

「ドロップアウトした若者たちを社会復帰させる団体〈寄港〉を運営するマリクは、
   教育した青少年をブリュノの施設に派遣していた。
 マリクは遅刻ばかりでやる気のない新人のディランを、ヴァランタンの介助人に抜擢する。」
                        (official website 「story」 より転載)

心を許してくれた と思い込んでも、たちどころに “裏切られた!?” という思いに…!?(汗)
そんなことを繰り返しているうちに、やがて変化が…??

さて・・・?

一番 切ないなぁ と思ったのは、ジョゼフの母親のつぶやきでしたね。
ジョゼフの仕事が決まらなくちゃ 死んでも死にきれない…! という意味の台詞でしたが…

“困ったちゃん” のジョゼフに、すでに親しみを感じてしまっている私めは
母親の言葉に、急に現実に引き戻される感じがして…  重さも衝撃も相当なものでした。(汗)

衝撃と言えば、クライマックスですね! f^_^;
まるでドキュメンタリーを観ているみたい…! なんて思っていたら、しっかりと “ドラマ” でした。
しかも “衝撃” の振り幅が大きい… サスペンスもどき…? ( ´艸`)

ユーモアセンスもNiceで・・・
“感動的” という言葉を使っても良いかな? と思ってしまう位の映画でございました。(微笑)

ヴァンサン・カッセル(ブリュノ) “正義の声” を運営
レダ・カテブ(マリク) “寄港” を運営
エレーヌ・ヴァンサン(エレーヌ) ジョゼフのママ
ブライアン・ミアロンダマ(ディラン) 介助人となる黒人青年
ベンジャミン・ルシュー(ジョゼフ) 『僕は何も悪くない!』と言うのが常のぽっちゃり青年
マルコ・ロカテッリ(ヴァランタン) ヘッドギアの少年 (実際は、彼の弟が深刻な自閉症だそう…)

監督・脚本 エリック・トレダノ
      オリヴィエ・ナカシュ

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つむじかぜ

日本では「最強のふたり」ほど話題に上がらなかった作品でしたが、小生は前作以上の傑作だと思いました。世界を覆う偏見・差別の現実を、ユーモアも交えて訴える製作陣のセンスと姿勢に感動いたしました。
by つむじかぜ (2020-12-03 06:55) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
主役は自閉症の子供たち と言う感じがNiceでしたね。
そう感じさせる すべてに好感が持てました。
本当に時間を掛けて練りに練られた佳品かと…!
by Labyrinth (2020-12-03 11:25) 

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