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ノマドランド(NOMADLAND) 2020 [な行の映画]

ノマドランド.jpg フランシス・マクドーマンドの枯れた風情… ( ´艸`)

“あなたの人生を変えるかもしれない、特別な作品”

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  108分

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ジェシカ・ブルーダーの世界的ベストセラー・ノンフィクション
『ノマド:漂流する高齢労働者たち』を「ファーゴ」「スリー・ビルボード」の
フランシス・マクドーマンド主演で映画化した人生ドラマ。
リーマンショックを機に家を手放し、キャンピングカーで全米を移動しながら
季節労働の現場を渡り歩くノマド(遊牧民)生活を始めた女性を主人公に、
厳しい現実と向き合いながらも、ノマド仲間たちと温かな交流を重ね、
自らの責任と覚悟を胸に、自由で誇り高き旅をつづける姿を、
アメリカの美しい自然をバックに前向きな筆致で綴っていく。
共演には「グッドナイト&グッドラック」のデヴィッド・ストラザーンのほか
実在のノマドたちも多数登場。
監督は前作「ザ・ライダー」で注目を集めたアメリカ在住の中国人監督クロエ・ジャオ。
                               (allcinema より)
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アカデミー賞〈作品賞〉〈監督賞〉〈主演女優賞〉 受賞♪ の声を聴いて、
慌てて黄金週間前に観に出かけたクチでございます。(^_^ゝポリポリ。
その他にも、各映画賞を総なめな感じですね。 誠におめでとうございます。

毎度のことですが、原作未読というか… その存在さえ知らずに、いきなりの鑑賞でした。w

まぁ 予想通りの? フランシス・マクドーマンドの “一人舞台” 的な作品ではありましたが…!

デヴィッド・ストラザーンの演ずるデイブの出現で、潤いと言うのでしょうか?
一時的ではあれ、観ているこちら側の心が ふわっと軽くなったのは確かです…。
彼が実在の人物なのかは存じませんが…  (( ´艸`) 当然、虚構の世界…!?)
ファーン(マクドーマンド)に心を寄せる男性の存在があった事は救いでした。 w (余計なお世話か…)

ここで気になるのは、official website にある次の文章です。

“マクドーマンドとストラザーン自身の関係性を反映しながら構築された”
ん? 過去に何かあったの? ?(・_・?) ハテ? と興味津々ですっ w

閑話休題

ノマド故の楽しみ?もあるのは十分理解できましたけれど… 
(行きたい場所に行き、美しいものを目の当たりにする とか? ノマド同士の交流 とか?)

総じて、リアルに厳しく孤独な生き方だと、しみじみ…。(汗)

“自由で誇り高き旅” は、誰でもが出来るわけではなく… それなりの資質が必要かと…!? (汗)
そう感じたのは私だけでしょうか…?  (;^_^A (アウトドアが極端に苦手な私です… w)

以下は official website STORY の転載です。(スミマセン またまた手抜き…!(汗))

“企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、
キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、
〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。
その日、その日を懸命に乗り越えながら、
往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、
誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。”

冒頭… 倉庫のシャッターが開かれるとっ
60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)の顔が現れる…!
彼女は何やら取捨選択中…!?  (亡き夫の遺品か…?)

その後ファーンは…
自分でカスタマイズ(というか補修!?)した ヴァン(ヴァンガード(Vanguard) “先駆者”)を運転し…
鼻歌を歌いながら、Amazon の集配センターへ行き、冬季のアルバイトを始める。

そこでリンダという初老の女性と知り合うのだが… 
彼女も車上生活を送る現代のノマドの一人だった。

ファーンは彼女からアリゾナの砂漠で行われる という “ノマドの集会” に誘われることに…。

さて・・・?

終始 ドキュメンタリーのような趣ですが・・・
クルマの修理に高額な金が必要とあれば、無心の為 姉に会いに遠距離を公共の乗り物で移動… とか
憎からず思う?男性の元へ寄り道をする… とか? なかなか人間臭いエピソードもありまして
飽きる なんてことはなく… ラストまで興味深く拝見。( ´艸`)

ファーンは少女から「ホームレスになったの?」と訊かれると 「いいえ “ハウスレス” よ」と答え…
どこにいても概ね穏やかで、人との交わりも苦にしない “出来た” 人物のようにお見受けしました。

そんな彼女ですが、時には…
これまで目にしたことの無いような大自然の中にあって、嬉々として動き回る…!
…という、童心に返ったようなファーンの姿は、少年めいて愛らしかったり…!? w

そして、また…
清流に長々と身を横たえた彼女の表情は、何と言うか? 神々しい感じさえ致しました…!?
(早々に映画化権を取得した というフランシス・マクドーマンドの入魂のワンシーンか…?)

紆余曲折を経まして… のラストはっ  (^_^ゝ

・・・今は廃墟と化した、ネバダ州エンパイアにある “USジプシム社” のかつての “企業城下町” 

郵便番号も無くなって久しい そこには… 今でも工場や社宅が寒々と立ち並ぶ…!?
ファーンは一つ一つ懐かしみながら見て回り… やがて再び戸外へと…!

う~むむむ (¬、¬; 何と言えばよいのか…
他人事ではない と思いつつ、自分事でもないような…? といったところですかね?(汗)

フランシス・マクドーマンドの さりげない演技もさることながら…  f^_^;
やはり、“実在のノマドたち” の何気ない台詞には、それぞれ響くものがあったと思われまする。

「この生き方が好きなのは 最後の “さよなら” がないことだ… いつも “また会おう” 
 ・・・また会える!」

…と、ノマドの集会の主催者ボブがファーンを力付けるように? 言います。
自らの来し方をポツリと漏らした後の この言葉は、深みも、温かみも感じられ、ジーンときたり…!?

いずれにせよ、アメリカの一面を垣間見ることが出来たことは何よりだと思いました。
敢て すばらしい という言葉は使いませぬが…。(^_^ゝ

フランシス・マクドーマンド(ファーン) 元代用教員 最近夫と死別…!?
デヴィッド・ストラザーン(デイブ) ノマド生活者 ファーンに惹かれる!?
リンダ・メイ(リンダ) ファーンと気の合う?ノマド生活者 
ボブ・ウェルズ(ボブ) ノマド生活者 作家 ユーチューバー
シャーリーン・スワンキー(スワンキー) ベテランの?ノマド生活者 がんを患う

原作 ジェシカ・ブルーダー  『ノマド:漂流する高齢労働者たち』(春秋社刊)

監督・脚本・編集・製作 クロエ・ジャオ

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