SSブログ

スワンソング(SWAN SONG)  2021 [さ行の映画]

スワンソング.jpg ウド・キアー主演の素敵な不思議映画♪ ( ´艸`)

それでも人生は素晴らしい

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  105分

スワン‐ソング【swan song】 (Goo 辞書 より)
白鳥の歌。詩人・作曲家・演奏家などの生前最後の作品・曲・演奏をいう。
死ぬ間際の白鳥は、最も美しい声で歌うという伝説から生まれた言葉。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
名優ウド・キアが老人ホームで余生を送る伝説のヘアメイクドレッサーを演じる人生ドラマ。
旧友からのある依頼をきっかけに施設を抜け出したゲイの主人公が、時代の変化に戸惑いつつも、
過去と向き合っていく中で、再び仕事への情熱と矜持を取り戻していく姿を、
ユーモアを織り交ぜつつセンチメンタルかつハートフルに綴る。
共演にジェニファー・クーリッジ、リンダ・エヴァンス。
監督は本作が長編4作目のトッド・スティーヴンズ。          (allcinema より)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
ウド・キアーと申しますと・・・ 私的には、変な名前の人… 危ない映画の人… 
という印象が、無意識のうちに?先入観としてあったような気が致します…?(汗)

私めが積極的に映画を観るようになってからは、様々なジャンルの作品でお目に掛ることになりましたが
代表作は何だろう? と思った時に、「allcinema」にもコレと言ったものがないように思われ…?(爆)
…って、100作に近いご出演作の僅かばかりしか観てないくせにね… (^_^ゝ トホホデス

今回の “主演映画” の鑑賞後に…  これは代表作に相応しい…! と勝手に思った次第なのですが… (汗)
代表作にして、遺作になるかも…?  って(▼_▼メ) オイオイ (お元気そうでしたし… ホント スミマセン)

トッド・スティーヴンズという監督さんはお初で、どんなものなのか?ちょいと不安でした…。
というのも、“長編4作目” と言いながら「allcinema」には本作しか記述がない…!? (¬、¬; ん?

それではっ  と検索してみましたところ… ご自身もゲイで、作品もゲイの映画ばかりのようでした。
ま、そんなことでしたが・・・(;^_^A わかって何となく納得…?w

本作の “official website” には 「クィア」という言葉も少なからず出てきたのですが…?

因みに
クィア(Queer)とは、すべての性的マイノリティのこと。
クエスチョニングと同じくLGBTQの「Q」にあたる…  そうです。

ところでっ
本編冒頭の断り書きに、「事実に基づく…」的な “熱い文言” があったのですけれども・・・
なんと失念してしまい、返す返すも口惜しい限り…!orz

なので…!
official website 「トッド・スティーヴンズ監督からのメッセージ」から引用させて頂こうかと…。(汗)

「1984年、私は初めて故郷の小さな町にあるゲイバー、
 “ザ・ユニバーサル・フルーツ・アンド・ナッツ・カンパニー”に足を踏み入れた。(中略)
 17歳の私にとって、パットは神のごとく輝いていた。」

謎めいた主人公の情報を小出しにしつつ、巧みな語り口で…! 遂には “愛すべき人物” に印象付ける…!?
…的な、不思議な展開に… 思わず プッ と吹いてしまったりしながら、楽しむことが出来ました。
(ジャンルは “ドラマ” ですが “コメディ” を加えても良いくらいな感じでしたね?w)

そしてまた… official website INTRODUCTION からの受け売りですけれど…! ( ´艸`)
ニードルドロップ(既存の曲を映画音楽に使用すること)の効果にウットリでした♪
聞き覚えがあるような無いような?素敵なメロディと、主人公の気持ちにピッタリな歌詞にウキウキ♪
(音楽担当は監督の弟さん の クリス・スティーヴンズ…!)

ゴージャスに
生き抜く。
華麗に
羽ばたく。

『Edge of Seventeen(1998)』『Gypsy 83(2001)』に続く“オハイオ3部作” のラストだそうです。

オハイオ州の小さな町サンダスキー。

パット(ウド・キアー)は、老人ホームの自室で、紙ナプキンを畳み直すという “作業” が日課…!?
煙草を隠していて… 時折お仲間の車椅子の婦人に火を付けてあげて二人で一服するのが楽しみ…?

夢に見るのは… ステージ上の自信満々のキラキラした自分…!
しかし目覚めると、いつもの? どんよりとした日常が続くのだった。

そんなある日、弁護士が訪ねて来て・・・
曰く因縁のある?かつての顧客… リタの “死化粧” を依頼されることに…!?
まだ彼女に対して、わだかまりのあるパットは、高額報酬にも拘らず、即座に断ってしまうのだが…。

その出来事は、淡々と暮らすパットの心に火を点けたようで…?
ベッドの下から埃をかぶった “思い出鞄” を取り出し、輝いていた頃の自分に思いを馳せるのだった。
(パットは、喫煙仲間の婦人の荒れた髪をモデルに、ゆったりと結い上げて、出来栄えに納得…?w)

・・・パットはふと思い立ち!? 
普段着のジャージの上下というラフなスタイルで、老人ホームを後にする。

テクテク歩きながら…!
時にはヒッチハイクをしたりしながら? 街の中心部へと向かうパット…。

一緒に暮らしていたパートナーのデビッドの墓に参り…!
二人の家があった場所も訪れてみるのだが・・・
そこはすでに更地になっており…! 若夫婦が庭仕事中だった。

パットが声を掛けてみると・・・
デビッドの遺産を相続した甥御さんが “帽子” を残して行ったので、お預かりしている! という…。

(デビッドが “手続き” をせずに急逝した為、パットは無一文で追い出された という悔しい思いが…!)

パットは、花飾りのついたピンクの帽子を受け取り、それを被って歩みを進めていく…!
自分の店が在った場所や、一番弟子の “ディーディー” の店にも寄ってみるのだが・・・

さて・・・?

“ヴィヴァンテ~♪” というヘアケア商品を求めて、パットは美容室を覗いたり致します。
それは、親友でもあったリタの要望に応えよう! と、心を決めたことでもあるのですが…。

美容師も客も黒人という店に入った時には、パットはすっかり昔の自分に戻っていた…!? ( ̄ο ̄; 
去り際に・・・
「まさか日焼け止めなんか置いてないわよね」的な痛烈なギャグをかまして喝采を浴びたりします♪
(ここでは “ディーディーは最低…!” ということで、皆と意見一致…!? ( ´艸`))

そして、たまたま入った洋品店の店主が、パットを覚えていて・・・
若い頃パットの施術を受けて感激した♪ というような思い出話をしたり…!?
また、パットも…  そんな彼女の名前をハッキリと思い出した! という小さな “奇蹟” が続きます。
(店主は、パットしか着こなせないような派手ハデなスーツを奥から取り出してきてプレゼント…!? w)

パットは、ヨレヨレのジャージからパリッとしたスーツ姿になり、リタの家を覗きに行きます。
外から窺っていると、リタの孫息子がそれを見ていて、お声掛けを…! ( ´艸`)

ダスティン(マイケル・ユーリー)は、一目で “パット” と見抜き、家に招きます。
ダスティンは、自分がゲイであることを祖母のリタに相談した時、パットの話をしてくれたこと…
そして、その時から、パットは憧れの人だった…! と、ダスティンは嬉しそうに話したりします。

ところでっ
昔ステージに立って大人気を博した時のように、閉店するというゲイバーのステージに立ってみたり…
そこにしかない! という “ヴィヴァンテ~♪” を手に入れるためにディーディーの店に行ったり…!
というドキドキする様なシーンも見所なのですけれど・・・

やはり眼目は、リタに施す “死化粧” の出来栄えでしょうね。
これはもぉ~ 目を見張るような素敵さでした♪ (^_-)-☆ 
意外性というのか? センスが凄いなぁ と。(汗)

ですが、私めが大好きなのは、その後の事でしたっ
これは敢て記さず…! ( ´艸`) 自分だけで思い出し笑いをしたいと思いまする。フフフ

小品ながら、心に残るような佳品と思われました。

ウド・キアー(“パット” パトリック・ピッツェンバーガー) ヘアメイクドレッサー
ジェニファー・クーリッジ(ディーディー) パットの一番弟子 その後 顧客を盗んで独立!?
アイラ・ホーキンス
ステファニー・マクヴェイ
マイケル・ユーリー(ダスティン) リタの孫
リンダ・エヴァンス(リタ・パーカー・スローン) かつてのパットの顧客 街一番の金持ち
トム・ブルーム(シャンロック) 弁護士

音楽 クリス・スティーヴンズ

監督・脚本・製作 トッド・スティーヴンズ

nice!(21)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 21

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。