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10ミニッツ・オールダー イデアの森(TEN MINUTES OLDER: THE CELLO) 2002 [アルファベット・数字で始まる映画]

10ミニッツオールダー.jpg ヴァレリア・ブルーニ・テデスキのお導き♪ ( ´艸`)

知の森では、この10分が永遠となる。

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス/ドイツ/スペイン/オランダ/フィンランド/中国
時間  106分

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映画史に燦然と輝く巨匠監督15人が“時間”をテーマに競作した豪華な短編集。
10分という厳密な時間制限と予算だけが決められ、それ以外は各監督の自由にすべてが委ねられた
この企画は、2本のコンピレーション・フィルムに結実。本作はそのうちの1本。
もう1本のタイトルは「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」。 
これまで古今東西の哲学者たちが様々な思索をめぐらせた“時間の謎”を、
8人の映画監督がそれぞれのタッチで追究していく。
収録されている作品は、ベルナルド・ベルトルッチの「水の寓話」、
マイク・フィギスの「時代×4」、イジー・メンツェルの「老優の一瞬」、
イシュトヴァン・サボーの「10分後」、クレール・ドニの「ジャン=リュック・ナンシーとの対話」、
フォルカー・シュレンドルフの「啓示されし者」、マイケル・ラドフォードの「星に魅せられて」、
ジャン=リュック・ゴダール「時間の闇の中で」の全8編。       (allcinema より)
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ヴァレリア・ブルーニ・テデスキのお導きがなければ、辿り着かなかった本作・・・
ついでに「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」も? と思いましたが、そちらはいずれ…?w

まず驚いたのは、各監督さんの流れるような “サイン” でしたね。
(それぞれが個性的な文字? 形? 大スクリーンで観たら、きっと驚いたことでしょうね? w)

「水の寓話」ベルナルド・ベルトルッチ
  アミット・アロッツ(ナラーダ)
      ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

不法移民? あるいは不法侵入者らしき男たちが、トラックの荷台から追われるように降ろされて!?
列をなして山道を下っていく…!

気持ちの良い森が広がる場所に来ると、一人の男が道を逸れて森の中に分け入って行くのだが…!?
それに気付いた若者が呼び掛けても、無視されてしまい…? 若者は後を追うことに…。

そこは牧場のようで…?(囲いの中には牛が…!)
男は大木の根元に腰を下ろし、若者に「喉が渇いた…!水を汲んできてくれないか」と頼む。
男は笛を取り出して吹き… 若者は無言で立ち去る…!?

若者が葦原で休んでいると、道路の方から女の怒声?が聞こえたので行ってみる…!
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが、不調なバイクに手を焼いて、蹴りつけているところだった…!?

若者は “直してあげるよ” と声掛けしたのだが、言葉が通じなかった。(若者は中東系?)
若者は、器用にバイクを直してしまう。

好い感じになったふたりはバイクの二人乗りで… 彼女が営むドライブインへ。
“ドイツはいいとこだね” と言う若者に「ここはドイツじゃないわ  イタリアよ」と。

言葉は通じなかったが、二人は結婚する。
(結婚披露パーティーでは花嫁のお腹が膨らんでいた!?)

新郎と一踊りした後、花嫁は突然 破水…!? ( ̄ο ̄; エッ
(花嫁の “連れ子” の少女がいち早く気付いて知らせる…!? (汗))

月日が経ち・・・
父親似の男の子も成長した頃…!?
父ナラーダは、新しいクルマを持ち帰る。

母は、大喜び…♪
早速、息子と、先夫との間に出来た?娘を乗せて、家族四人でドライヴに…!

ところが、運転を誤り?  川に転落…!?  ( ̄ο ̄; クルマはお釈迦になってしまう。
(人は無事…!w)

その引き上げ作業を橋の上から眺めていたナラーダだったが・・・
ふと風の匂いに誘われたのか? 森の方へと歩いていく。

そして、どこからか笛の音が聞こえて来きて…?
いつかの場所に辿り着く…!
大木の根元には、例の男があの時のままの姿勢で座っているのだった。

「兄弟よ 水を探してどこまで行った? 朝からずっと待っていたよ」

それを聴くと、ナラーダは男の膝にひれ伏し…! 言葉を失った。

さて・・・?

モノクロームなのですが、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの髪は黒かったですね。f^_^;
若くも見えないし、田舎のレストランの女将らしく…? 結構野暮ったい服装で、さえない感じ…?
・・・残念でした。(汗) でも、そんな彼女を見られた事は何より良かった! と思います。

「時代×4」マイク・フィギス
  マーク・ロング
  ドミニク・ウェスト

これは画面が四分割されて、とても見難い…!?
(そもそも、私めは分割場面自体がとても苦手です!)

内容が頭に入ってこない気がして…! 
早々に “理解するのを” 諦めていた感じが有りました…?(苦笑)
…そんな、残念な10分間。(大汗)

「老優の一瞬」(記録映像)イジー・メンツェル
  ルドルフ・フルシンスキー

一見、いかつい顔をした俳優の、出演作品を通して見た “人生模様” ?
(穏やかなピアノの調べが良い♪)

若い時は、それなりにスッキリとした表情を見せて…  爽やかな印象もある中・・・
スマートな優男の役から、一癖ありそうな “ワル” の役まで…?
(あるいは自身の “老醜” まで…!? (爆))

時々 “現在の彼” ?の “フレンチブルドッグ” めく無表情の顔が挟まれるのが “箸休め” 的効果を…?w
(たぶんそうじゃないかな? と勝手に解釈しましたが…? (^_^ゝこれも何かの作品なのかも…?)

「10分とは ほんの一瞬のこと」

ラブロマンスものでは、相手役の女優さんたちの美しさが見所…!? ( ´艸`)

「10分 人生は それほど長くはない」

(見初めは… “何だかなぁ” 状態でしたが? f^_^; 見終わってみれば案外面白かったな~ と? w)

◆ 「10分後」イシュトヴァン・サボー
  イルディコ・バンサギィ
  ガボール・マテ

趣のある部屋のテーブルに、ケーキやらシャンパンやらを用意し… 誰かを待つ風情の中年女性…。
ビデオカメラのセッティングも完璧に…!?  (壁のテレビには “英会話” の番組が…?)

そこへ二人の男女に送られて…  男性が帰宅。  彼は泥酔していた…!?
男性は「ビールを出せ」と言いながら、大暴れする…!

やがて「おまえなんかうんざりだ」とばかりに更にエスカレート!?
揉み合っているうちに、女性は手にしたナイフで彼の心臓を一突き…! ( ̄ο ̄; アッ

女性は気が動転しながらも、自ら通報する。
「コルダ・ガボール 妻よ… えっ? 旧姓?」

間もなく、救急車がやって来て、男性を搬出するが・・・
付き添うつもりでいた女性は、後からやって来た警察官二人に “確保” されて、尋問を…!

(これは男女の気持ちのすれ違い方が極端すぎて? 理解に苦しむ感じでしたね… (汗))

「ジャン=リュック・ナンシーとの対話」クレール・ドニ
  ジャン=リュック・ナンシー
  アナ・サマルジャ

列車のコンパートメントで、向き合って語り合う中年男性と若い女性…。
“外国人” についての考察…?

(車窓の景色に目を奪われたりしても? 内容的には… う~むむ (¬、¬; 盆暗には難解だったか…!?)

「啓示されし者」フォルカー・シュレンドルフ
  ビビアナ・ベグロー
  イルム・ヘルマン

小舟に揺られて釣りをする、老人と少年…

「“時” とは? この曖昧なもの 誰にも明確な答えは出せず… それでいて何よりも身近なもの」

という感じで、延々と…?
かと思うと、やがてオートキャンプ場でバーベキューをしている人々の映像に…!

“ナレーション” は、どうやら “蚊” がやっているようだ? と分かる…!? ( ̄ο ̄; エェ~
(不安定なカメラの動きと、ブーンというモスキート音? 人々が手で払いのけるような仕草 etc)

ラストは “電撃殺虫器” の光に触れてお陀仏となる “蚊” の姿…!

“アウグスティヌスより 紀元354年~430年” 
(この方のお言葉だったということ…??(・_・?) ハテ?)

「星に魅せられて」マイケル・ラドフォード
  ダニエル・クレイグ(トーマス船長)
  ローランド・ギフト

“宇宙の石” を拾う “機械の手” ? はたまた宇宙飛行士の手か?

・・・宇宙船で眠る宇宙飛行士は “少年” の夢を見る。
“マーティン” “僕だよ マーティン” と、彼は心の中で何度も呼び掛ける。

「タイムトラベル 終了」
「西暦2146年へ帰還」
「飛行距離 80光年」
「着陸準備 開始」

・・・地球が見えてからの、二人の宇宙飛行士の会話

「家族の所へは…?」
「もう帰らない… 君も止めとけ」   

・・・二人は無事に “地上の人” となる。

「肉体の老化を計っている…  10分!」と担当医師が言うと…
「少しだな 10分だけか」と、ダニエル・クレイグのトーマス船長は拍子抜けしたように…?

(人型ロボットが色っぽかったり? f^_^; その当時のコンセプトが面白く感じられて…!?  興味深い…)

シャワーを浴びてから一眠りして…? (これは医師からの指示) 
彼が会いに行った人物は・・・  “息子” のマーティン 年老いて弱り切った姿だった。
(マーティンは、キチンとしたスーツ姿で… 皮のカウチに埋もれるように…!?)

トーマス船長は「許してくれ」と涙ながらに言って… マーティンを抱きしめる。

ダニエル・クレイグは、持参した “宇宙の石” を棚に、そっと置く。

その背中に… 「パパ! 愛しているよ」と、老人となった息子が、精一杯 声を張って言う…。
「パパもだよ マーティン」

去り際に…
お世話係の女性から「おつらいでしょう…! また行くの?」と問われたトーマス船長は・・・
「ああ 行かねば…」

さて・・・?

宇宙空間や、近未来の地球上の建造物 等々?それなりに描かれてはいるものの…?
然したる “衝撃” もなし? 的なものだったかもしれませぬ…? (;^_^A   
ストーリーも然り…!? (爆)

とは言え、ようやく知っている俳優さんに会えた…  という嬉しさはありましたね…。w

「時間の闇の中で」ジャン=リュック・ゴダール

「・・・の “最後の瞬間”」 を、様々な映像を駆使して表現…! 
「・・・」は多岐に亘っていて興味深いが… 中には “超“ 衝撃映像も…!? (¬、¬;

(これが一番難解だったのかもしれませぬが…? 何故か強く惹かれ、ドキドキしました。)


ベルナルド・ベルトルッチ   「水の寓話」
マイク・フィギス       「時代×4」
イジー・メンツェル      「老優の一瞬」(記録映像)
イシュトヴァン・サボー    「10分後」
クレール・ドニ        「ジャン=リュック・ナンシーとの対話」
フォルカー・シュレンドルフ  「啓示されし者」
マイケル・ラドフォード    「星に魅せられて」
ジャン=リュック・ゴダール  「時間の闇の中で」

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキさんのご出演作はまだまだ沢山あるのですけれど・・・
ここでちょっと小休止ということにしたいと思います…  (^_^ゝ
また別の興味が湧いてきました!? w

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