SSブログ

午前4時にパリの夜は明ける(LES PASSAGERS DE LA NUIT/ THE PASSENGERS OF THE NIGHT)  2022 [か行の映画]

午前4時にパリの夜は明ける.jpg エマニュエル・ベアール♪ ( ´艸`)

80年代、生まれ変わるパリ――
もう一度、私は輝き出す。

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
時間  111分
映倫 R15+

LES PASSAGERS DE LA NUIT → 夜の乗客

----------------------------------------------------------------------------------------------
「アマンダと僕」のミカエル・アース監督がシャルロット・ゲンズブールを主演に迎え、
1980年代のパリを舞台に贈る家族ドラマ。
夫と別れ2人の子どもを女手一つで育てていくために深夜ラジオのスタッフとして働き始めた
シングルマザーを主人公に、彼女が家に迎え入れたホームレスの家出少女と家族が織りなす
7年間の日々を優しい筆致で描き出す。
共演はエマニュエル・ベアール、ノエ・アビタ、キト・レイヨン=リシュテル、メーガン・ノータム。
                                  (allcinema より)
----------------------------------------------------------------------------------------------
思えば、エマニュエル・ベアールをスクリーンで観たのは「8人の女たち(2002)」以来かも…?(爆)
本作では、ラジオの深夜番組のパーソナリティを演じる姿がカッコ良くて♪ 何だかホッ…? でした。w

さりとて、ヒロインは中年過ぎてシングルとなったエリザベート(
シャルロット・ゲンズブール)です。
(たまたまとは言え「なまいきシャルロット(1985)」を観といて良かったな~ としみじみ… w)

初っ端は、泣きべそをかくような弱々しい風情のシャルロットでしたが…?
仕事を得て自信が付くと共に、様々な人々との触れ合い等々  程好い刺激となり…!?
たちまち、人生を楽しめる女に変身…!? というような内容だったと思うのですが…。 (;^_^A

シャルロット・ゲンズブールは、結構 沢山観ていて…!
作品によっては、度肝を抜くような超衝撃的なシーンも度々? 目にしてまいりましたがっ

おぉ~ なんと綺麗な女優さん! とはあまり思わなかったような…? (爆)
しかし、今回は… やっぱり美人じゃな♪  と思う瞬間もありました。w
ただそれだけの事なんですがっ (^_^ゝ

それにしても、彼女が凄いのは、ありのままの自分をさらけ出してしまう… という所でしょうか。
今回も、エリザベートは乳がんを患ったという設定でしたが、恋人の前でも “ありのまま” でした。
監督との信頼関係なのか…? 女優魂と言うやつなのでしょうか? ともかく、見事と言うしかない。

また… 
ひょんなことから転がり込んでくる不思議少女? タルラ・・・
…を演じたノエ・アビタはお初かと思いましたが…?

official website Cast には「ファイブ・デビルズ(2021)」にもご出演とありました。
(記録も記憶もないのですけれども、出ていそうな雰囲気なのはわかります…!? ( ´艸`))

可愛いだけでなく、とてもインパクトのあるお顔立ちで…! 華が有りましたね♪
彼女のお蔭で映画の魅力度がだいぶ upしたのでは…? 等と勝手に思っておりまする。w

ところでっ
official website Story 全文拝借です。(^_^ゝ

1981年、パリ。
 結婚生活が終わりを迎え、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、
 深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。
 そこで出会った少女、タルラは家出をして外で寝泊まりしているという。
 彼女を自宅へ招き入れたエリザベートは、ともに暮らすなかで
 自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していく。
 同時に、ティーンエイジャーの息子マチアスもまた、タルラの登場に心が揺らいでいて…。
 訪れる様々な変化を乗り越え、成長していく家族の過ごした月日が、
 希望と変革のムード溢れる80年代のパリとともに優しく描かれる。」

深夜のラジオ番組「夜の乗客」を、宿無しの筈のタルラは毎回楽しみに聞いていた! という設定…!?

希望する聴取者の中から選ばれて、タルラ(ノエ・アビタ)はスタジオに招かれ・・・
パーソナリティのヴァンダ・ドルヴァル(エマニュエル・ベアール)に、人生相談に乗って貰う。
(タルラは別の部屋に通され… ガラス越し、カーテン越しでのやり取りとなる…)

しかし、肝心なその瞬間… タルラは個人的な事情を言い淀んでしまう…!?

という結果でしたが、憧れのスタジオを覗けただけで、タルラは満足…?
(仕事に就くのなら、好きな番組に関わるようなのが良い…! という発言が…!?)

・・・エリザベートは、掛かって来た電話を選別し、ヴァンダに橋渡しを! という仕事…。
(タルラのことも、自分が取り次いだ…  ということで、エリザベートは少し責任を感じていた…?)

その夜、仕事が終わり帰宅しようとしたエリザベートは…
路端のベンチでカフェが開くのを待っている… というタルラを見咎めて? 話し掛けるのですが・・・
カフェの後どこに行くのかは決めてない… 等と心許無い事を言うタルラを放っておけなくなる…!

別れた夫が買ったマンションには物置的な小部屋が別にあるので、そこに…! と、連れ帰ることに。

エリザベートの家には・・・
自立したがっている長女のジュディット(メーガン・ノータム)や…
未だ何者なのかわかっていない?弟のマチアス(キト・レイヨン=リシュテル)が暮らしていましたが…
「ほんの数日のことよ…!」と、エリザベートは、二人の了解を得ます。

タルラは、シャワーを使うために母屋?に出入りしたりするうちに…?
マチアスとも親しくなっていきますが…!?

さて・・・?

エリザベートには、年老いたとは言え… 娘思いで? 気前の良い父が居て、時々様子を見に来たり…!
また… 彼女に興味津々な男たちが次々と現れたり…! と、モテモテな感じでしたね。(微笑)

またしても official website Column からの引用で恐縮ですが…。 (;^_^A

パスカル・オジェに捧ぐ……
 1984年、25歳にして急逝した俳優、パスカル・オジェに捧ぐオマージュとして登場する、
 エリック・ロメール『満月の夜』(84)やジャック・リヴェット『北の橋』(81)。
 ほか多数引用されている当時のアーカイブ映像のなかにはクレール・ドゥニが監督した
 『ジャック・リヴェット、夜警』(90)からジャック・リヴェット本人が登場するシーンも。」

ここで気になるのが “
ジャック・リヴェット” なのですが…?  どの人? ?(・_・?) ハテ?
って感じで、未だにスッキリ出来ていません。(爆)  まあ、いいんですけどっ
(一つ… あれじゃないかしらん? と思う “腑に落ちない” シーンは確かに有りましたけれど…?w)

パスカル・オジェは心惹かれる女優さんで…  遺作となった「満月の夜(1984)」も観ましたが・・・
母上のビュル・オジェはもっと好き♪ なので・・・ f^_^;
チラッとですが…!「北の橋(1981)」の二人が映って! …誠に感無量でした。

久々にスクリーンで観られた事も嬉しかったのですが…?
これのお蔭で、ビュル・オジェが ご存命なのも知れて… 嬉しい限りでございます。(汗)

閑話休題?

不思議少女タルラは、映画も好きと言い…!
この時は… マチアスやジュディットを巻き込んで…!? 三人で、ズルをして “只見” をする!?
という、何ともお茶目な? 楽しいシーンでした。(苦笑)

ところが、タルラがエリザベートの家をプイと出て行ってからは… 何かと色々有ったようで…?
再会した時には、タルラは薬中に…!?
という塩梅なのですが・・・ (;^_^A

夜明けのパリの情景など、たっぷりと堪能しながら…  ゆる~い? “家族ドラマ” を楽しみました。
このところ… フランスかぶれ気味の私めには、見逃せない作品…  だったかも。( ´艸`)

最後に…
エマニュエル・ベアールが “強い女” 且つ、男っぽい印象だったのは意外で…  かえって新鮮でしたね。 

シャルロット・ゲンズブール(エリザベート)
キト・レイヨン=リシュテル(マチアス) エリザベートの息子 文学青年?
ノエ・アビタ(タルラ) 謎めいた若い女
メーガン・ノータム(ジュディット) マチアスの姉 政治に興味が…?
エマニュエル・ベアール(ヴァンダ・ドルヴァル) ラジオのパーソナリティ

脚本 モード・アメリーヌ
   マリエット・デゼール

監督・脚本 ミカエル・アース

nice!(25)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 25

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。