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アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダー( IRON HORSEMEN) 1994 [あ行の映画]

アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダー.jpg アキ・カウリスマキ “製作” 作品 ( ´艸`)

ジャンル コメディ/アクション/ホラー
製作国 フランス/イタリア/フィンランド
時間  77分

IRON HORSEMEN → 鉄の騎士 
ヨハネの黙示録の四騎士については こちら 

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2002年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したアキ・カウリスマキ製作の
ワイルドロードアドベンチャームービー。

1967年の北カリフォルニア。
悪名高きバイカーギャングのメンバーとなったアーチーは、メンバーのバイクを盗み、
逃走するはめになり…。                                          (TSUTAYA DISCAS より)
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アキ・カウリスマキ組とも言える俳優さんたち総出演の感アリ…!( ´艸`)
更に、人気の監督さん達もご出演とは、何とも嬉しい限りです♪

冒頭の文言
「これは暴力の物語だ 身の毛もよだつほど残酷で恐ろしいが 別世界の話ではない
 世間には暴力が溢れている これは凶暴な野獣と化した若者たちの悲しい物語
 黙示録の騎手たちのように悪事を行う彼らには帰る場所などない
 あるとすれば  それは地獄だけだ」

北カリフォルニアの中流家庭で育ったアーチ―(ドミニク・グールド)は、“LSD” に手を出す…!
(やるだけでなく “精製” も…!?  そのお陰でもないが “バッド・トリップ” というあだ名が付いた…)

彼が、どこかに飛んでしまった頭で考えた事は…?
“食人種(カニバルズ)” という暴走族(無法者ライダー)グループに入る事だった!?(¬、¬;

機械用OIL?を、入団希望者が飲んだり浴びたりする入団の儀式で・・・
リーダー格のキャンディ(ニッキー・テスコ)は言う…
「(LSDの販売に貢献したが…!?) 正式メンバーになるには、バイクを1台盗む事だ…!」

・・・アーチ―が盗んだのは、キャンディのバイクだった!?  ( ̄ο ̄;
キャンディはリーダーの座を追われる羽目に…。

その後… アーチ―が家を空けて…!
フランス人がやっている “アルザス地方のホットドッグ屋” に寄ったり・・・
はたまた、黒犬連れの “白いキャデラック” のオープンカーに道を訊かれたりしている間に…?

New リーダーの “Darling(カリ・ヴァーナネン)” 率いる “族” が、大挙して押し寄せ…!?
どうやらアーチ―の父を “食材” にしてしまったらしい…!? (¬、¬;

アーチ―がこっそり帰宅すると、“Gengis Can(サカリ・クオスマネン)” に見つかってしまう…!
家中が騒がしい中・・・
庭で肉料理を振る舞われるのだが、一口で ガチッと堅いものに触れた…? それは父の結婚指輪…!?

そして、もっと驚いたことには・・・
母親(継母)が、“元リーダー” のキャンディと懇ろになっていた事だった!?  ( ̄ο ̄;

頭に来たアーチ―が、キャンディと揉め始めると…!?
ニューリーダーの “Darling” が割って入り、「(アーチ―に) 制裁を科す」と言い出して…!
「盗んだバイクに乗って逃げろ…  30分後に後を追う!」と、カウントダウンを始めるのだった。

ぐずぐずしているアーチ―に、穏やかな “シーカー(マッティ・ペロンバー)” が「早く逃げろ」と…!

アーチ―はバイクを飛ばして… 戦争から帰ったと聞く兄の元に “相談” に行ってみる事に…!
兄のロブは、戦友と一緒に広い植物園で暮らしていたが、酷く? 気を病んでいるようだった…!?
(食虫植物に与えるはずのハエを自らの口に…!? ( ̄д ̄;ギョ)

一方、キッチリ30分後にスタートした、追っ手の一団の最後尾には・・・
屋根に棺(中身は父?)を括りつけたクルマに乗った、キャンディとアーチ―の母が続いた…。

病んだ?兄の元から逃げ出し!? 再びハーレーで走り出したアーチ―は・・・
ふと目にした案内板に惹かれ…! “ハッピーなヒッピー共同体(コミューン)” を訪れてみる。

すんなりと仲間に迎えられて・・・
(“LSD” 入りとも知らずに?) 出されたオレンジジュースを飲んでしまうのだが・・・
文字通りの “バッド・トリップ” に襲われ!? ( ̄ο ̄; 
慌ててバイクで逃げ出し…! 途中の森の中で、ぶっ倒れるアーチ―だった。

意識が “飛んでる” 間に、アーチ―は “伝説のシルバーライダー” の幻影を見る…!?
記憶が戻ってみると…? バイクの後輪がパンクしているのに気付くのだった…!? (¬、¬;

そうこうしているうちに、何処からか聞こえて来た “ボンゴ” の音!?(Gengis Can が叩く…)
その音色に導かれるように…? 森の中の洞窟を覗いてみると… 飽食の後の眠りにつく?一団がいた。
(メンバーが1人消えた…!? ( ̄д ̄;ウェ)

アーチ―は、クルマを見つけると密かに発進させて…  盗みだすことに成功…!

明くる朝になると、クルマが消えて…! 更にアイリーン(アーチ―の母)からの別れの手紙が…!? 
「喰われるのは御免だわ」と…   “族” では唯一のインテリ?  “シーカー” が代読する。

キャンディは悲し気な雄叫びを上げ…! ルールを持ち出すリーダーの “Darling” に一発見舞い…!
バイクを駆って、何処かへ消えてしまう。

片や、奪ったクルマでゴキゲンにドライヴ中だったアーチ―は、ヒッチハイクの女に止められる…!?
オーバーヒートしたらしきクルマを捨てて… 乗り込んできたロンダ(ローラ・ファヴァリ)は・・・
ギターケース一つを持っていて… 次の町(ビーコンシティ)まで乗せて! と言うのだった。

さて・・・?

この後の展開は… バラしてはいけないな! と思われる程…? 意外性に富んだもので・・・
とても楽しめました♪ とだけ記すことに致しますが… ( ´艸`) チャプター見れば流れがわかります?w

ロンダを演じたローラ・ファヴァリと言う女優さんは、お初かと思いますが、肝の据わり方がNice♪
男臭さの中にあっても、一歩も引けを取らない… と言う感じの?キレの良さで、惚れ惚れ♪ (ウ^_^ソ) 

因みに、傑作な継母アイリーンを演じた 超グラマラスな女優さんは・・・
「アン・リネア・タスキネン(Anne Linnea Taskinen)
 グラスホッパー(Grasshopper)という芸名で知られる
 フィンランドのミュージシャン、ジャーナリスト、俳優でした。 
 (1958年2月3日 ヘルシンキ ― 2019年12月4日 ヘルシンキ)」
                (フィンランド語のWikipedia より)

余談ですが (;^_^A、“レニングラード・カウボーイズ” にも短期間?在籍していたそう? です。

閑話休題?

ラストは、“希望の土地” に渡ったアーチ―が、広大な畑地をトラクターで耕していると・・・
民族衣装のロンダが、お茶を運んでくれる…? という “ハッピーエンド”
かと思いきや…?
どこからか重低音のエンジン音が近づいてくる…!?  ( ̄ο ̄;

エンディング・クレジット後に・・・
「ジル・フィシュテルの思い出に捧ぐ」と。

最後に、また余談ですが…
何処かで観たかなぁ?という “オマージュ” 的シーンが散見されたような…? ( ´艸`)

そして、毎度言うようですが… 黒犬 LAIKA の登場は嬉しいものでしたね♪ 
(“大きいLAIKA” と “ちびLAIKA” がいるそうなのですが…? これは大きい方かな?)

チャプター(参考までに)
1.1967年
 北カリフォルニア某所
2.制裁へ
3.ヒッピー共同体
4.銀行をやっちまった!
5.伝説のシルバーライダー
6.キャンディとの決闘
7.死刑
8.ゴーストライダー
9.ウラジオストク 2年後
10.エンディング

ドミニク・グールド(アーチー・ジェンキンス/バッド・トリップ)
ローラ・ファヴァリ(ロンダ・アルバレス) ギターケースにマシンガン… チェ・ゲバラに傾倒?
カリ・ヴァーナネン(Darling) ニューリーダー
ニッキー・テスコ(キャンディ) 元リーダー
マッティ・ペロンパー(シーカー) 金縁の丸眼鏡のインテリ風? 司祭になる夢がある…?
サカリ・クオスマネン SAKU KUOSMANEN (Gengis Can (← ママ))  腹に “Gengis Can” と刺青…
PUNTTI VALTONEN (Guzzler)
ANTTI REINI (Zipper)
ANNE TASKINEN(Step Mother) アーチ―の継母
ジャン=マルク・バール(ロバート “ロブ”)   アーチ―の兄 ベトナムの帰還兵 ハエを食べる!?
                    ジャック・マイヨール を演じた俳優さんでしたね…?
ジム・ジャームッシュ(シルバーライダー) 存在感のある “幻影” !?( ´艸`)
イヴリーヌ・ディディ(Evelyne) ハンバーガースタンド 「ラヴィ・ド・ボエーム(1992)」のミミ
アンドレ・ウィルム(André) ハンバーガースタンドの主
アキ・カウリスマキ(Cadillac Man) (製作も) 白いキャデラックのオープンカー  ギャンブラー?
LAIKA (Cadillac Dog) 黒犬
ウィルバー・スコット (製作も)
カルロス・パシーニ・ハンセン (製作も)

製作 アキ・カウリスマキ
   ウィルバー・スコット
   カルロス・パシーニ・ハンセン

撮影 ティモ・サルミネン

監督・脚本 ジル・シャルマン

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