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コントラクト・キラー( I HIRED A CONTRACT KILLER) 1990 [か行の映画]

コントラクトキラー.jpg アキ・カウリスマキ監督 英語の作品 ( ´艸`)

なぜ死にたいか-- なんて聞いてくれるな 
殺してくれること絶対確実の コントラクト・キラーを雇ったんだから……

ジャンル サスペンス
製作国 フィンランド/スウェーデン
時間  80分

I HIRED A CONTRACT KILLER → 私は契約殺し屋を雇った (PC翻訳)

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ロンドンで暮らす孤独なフランス人アンリ(ジャン=ピエール・レオ)は、
長年務めた職場をあっさり解雇されてしまう。
絶望して自殺を図るもことごとく失敗した彼は、
ギャングのアジトを訪れて自分自身の殺害を依頼する。
死を待つアンリだったが、パブで花売りのマーガレット(マージ・クラーク)に出会って恋に落ち、
生きる希望を取り戻す。
しかし、殺し屋(ケネス・コリー)はすでに差し向けられていた。  (Wikipedia より)
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最初に… 「マイケル・パウエルに捧ぐ」と。

冒頭は、見慣れぬ? ロンドンの街並み・・・  (JAZZYな?音楽が流れる)
やがて “ロンドン水道局” “登録部” の室内へと。

机を並べて大勢の男たちが働く中・・・ (或る机にはミニチュアのエッフェル塔が…!w)
フランス人のアンリ・ブーランジェ(ジャン=ピエール・レオ)は、ひとり疎外感を感じていた。

アパートに帰ると、紅茶?とパンという質素な夕食をとるアンリ…。
部屋からは、梯子段で屋上に上がれるので…!?   植物に水やりをするのが唯一の楽しみだった?

或る日、仕事中に部長からの呼び出しが…!?
“民営化” のしわ寄せということで…? いきなり “首切り” の話だった。

正式な雇用契約の無い外国人…  という理由で? 猶予期間もないのだ… と言われてしまい…!?
即サインを求められ…! アンリは仕方なく、サインをする…。
そして、15年勤続の “感謝の気持ち” として… ビニール袋に入った “金時計” を渡される。

その日の内に、アンリの机は運び出されてしまった。

文字通り! 居場所を失ったアンリは、金物屋に寄って “手頃なロープ” を買い求める。
そして、アパートの管理人に “解約” と、家財道具の処理方法?を伝えるのだった。

部屋に戻ったアンリは、早速 “首吊り自殺” の準備を始め、ためらわずに実行…!?
失敗…!

やけっぱちで! すぐさまガスオーブンに頭を突っ込んで “ガス自殺” をはかるが・・・
たまたまガス会社がストライキに突入!?  ということで、果たせなかった…。

翌日カフェで新聞を読んでいたアンリは・・・
「“コントラクトキラー” 麻薬戦争で暗躍」の記事を目にする。

自分でできなければ、専門職に頼むしかない!
と、やおら質屋に向い、水道局から貰った “金時計” を出してみるのだが、5ポンドの価値と…!? (爆)

その後、アンリは金を工面し、タクシードライバーの溜り場へ行ってみた。
数人の中でベテランらしき運転手に声掛けすると、“手数料” を払えば連れて行ってくれると言う…!?

瓦礫の中に佇む… 如何にも怪しげなバーに入って行くアンリ・・・
ある瞬間? ピタッと音楽が止み…! 全員が彼に注目!?  ( ̄ο ̄;

アンリは「ジンジャーエール」と大声で注文し…
「僕の故郷(くに)じゃ こんな店 朝飯に食うぞ!」と謎の言葉を発すると、“沈黙” が元に戻った?w

「政治家と企業のお偉いさんはお断り」と言うボスの部屋に通されたアンリは早速 “殺し” を依頼する。
アンリの差し出した写真を見たボスは…? 「自分で殺(や)りゃぁ 金は掛からないぞ」と。

ともかく、1000ポンド払って “受理” されたことで、アンリの “落ち着かない” 日々が始まった…!?

日夜スーツ姿で緊張気味に過ごしていたアンリは、待ちくたびれてしまい…?
メモに「向かいのパブにいる」と走り書きをして… ドアに貼り付け…!
いつも窓越しに眺めていた店 (THE WARWICK CASTLE) を訪れる。

アンリは「紅茶を…」と言ってみたが、バーテンの顔色を見て「ウイスキーのダブルとタバコ」と。
ウイスキー “一気飲み” のアンリは、それからは “ヘビースモーカー” に…!?  ( ̄ο ̄;

そこへ、花売り娘?マーガレット(マージ・クラーク)が「Roses」と言いながらやって来る。
アンリは、雷に打たれたような顔になり…!? 彼女を傍らに座らせるのだった。

さて・・・?

“花売り娘” と言ってみましたが、金髪ショートで真っ赤な口紅の、若くはない女でした。(爆)
それでも “すれっからし感” は無く…  風変わりな異邦人のアンリを最初から受け入れていた様子…!?

アンリが望むと、マーガレットはコースター?にサラサラッと住所を書いてくれて…!
別れ際にはアンリの額にチュッと…  真っ赤なキスマーク♪ (´0`)

その様子を、通りから見ていたのが、渋めなルックスの孤高の殺し屋(ケネス・コリー)でした。
彼は、余命が尽きぬ内に “顧客で標的” のアンリ を殺ってしまう心積もりでおりました。(爆)

・・・マーガレットと出会ったことで、娑婆に未練が生まれるアンリ…。w

「君と会ってから気が変わった」というアンリにマーガレットは・・・
「“殺し” のオーダーをキャンセルすればいいのよ!」と、事も無げに言うのですが…?
アンリが例の酒場を訪ねてみると、瓦礫の中に…! 打ち捨てられたネオン看板が…。(爆)

ということで…
その後は… マーガレットに助けられながら? 逃げ回るアンリの図!?( ´艸`)

アンリは、ひょんなことから “強盗殺人” の濡れ衣を着せられてしまう!? という展開になります。
そんな折の、アンリとマーガレットの会話も不思議なので載せたいと思いますが…。w

アンリ「国を捨てるのか?」
マーガレット「労働者階級に祖国はないわ」
アンリ「わかった」 と言って、二人はどこかの国へ逃れようと考えるのでしたが・・・  

2度目の さて・・・? 

紆余曲折の末… (;^_^A
命拾いしたアンリはマーガレットと結ばれる… (であろう?) というハッピーエンディング♪

しかしラストカットは・・・
アンリをかばってくれたハンバーガーショップの店主ヴィックが窓辺に佇む姿… でした。
セルジュ・レジアニって、渋いおじさんでしたが、監督的には “リスペクト” の人なのですね。
私めは、またお初かと思っておりましたら (^_^ゝ「冒険者たち(1967)」にご出演でした。(汗)
(訳ありのパイロット役だったと思いますが、確かに存在感ありましたね…!w)

渋いと言えば、やはり外せないのが “殺し屋” ケネス・コリーです! ( ´艸`)

彼は、不治の病?を患い… 知り合いらしい医師に診てもらっていましたが・・・
二人の会話が印象的なので、記しておきましょう。

医師「神を信じるか? (“ハリー” と呼んでいたかと?)」
殺し屋「さぁ… 何故そんなことを?」
医師「信じなきゃ 地獄は存在しない」 
殺し屋「そうだな」 というような会話の後、殺し屋がグラスに酒を注いで二人で “乾杯” を…!w

大幅に端折ってしまいましたが…! (苦笑) 終始 興味深く、面白く拝見。
主演のジャン=ピエール・レオもさることながら、味のある魅力的な脇役陣も素敵でしたね♪

そして、ワンコは出ませんでしたが、アキ・カウリスマキ監督ご自身が “サングラス屋” でご出演♪

チャプター(参考までに)
1.水道局員アンリ
2.人員整理
3.自殺を企てる
4.殺し屋のアジトへ
5.殺人依頼
6.マーガレットとの出会い
7.殺し屋登場
8.依頼のキャンセル
9.マーガレットの家へ
10.殺し屋侵入
11.ホテルへ逃げ込む
12.サングラスで街へ
13.指名手配
14.彼の居場所
15.無実の証明
16.対決

ジャン=ピエール・レオ(アンリ・ブーランジェ)
マージ・クラーク(マーガレット) 花売り
ジョー・ストラマー(歌手) 店内で、ボンゴと共に自らギターの弾き語りを…!
セルジュ・レジアニ(ヴィック) ハンバーガーショップ店主
アンジェラ・ウォルシュ
ケネス・コリー(殺し屋)

原作 ペーター・フォン・バッグ

監督・脚本・製作 アキ・カウリスマキ

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