数に溺れて(DROWNING BY NUMBERS) 1988 [か行の映画]
初グリーナウェイ ( ´艸`)
ジャンル アート
製作国 イギリス
時間 114分
DROWNING BY NUMBERS → 数字で見る溺死
DROWNING BY NUMBERS → 数字で見る溺死
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「ZOO」、「建築家の腹」に続いて撮った、グリーナウェイ監督作品。
“シシー・コルビッツ”という同姓同名の3人の女。祖母、娘、孫娘という関係であり、
固い絆で結ばれた彼女たちにはそれぞれ夫がいるが、それ程“愛”を感じていなかった。
というよりもむしろ夫(男)を既に必要としていない彼女たちは、
ゲームの様に夫たちを溺死させてゆく……。
本作でのグリーナウェイの拘りは“数字”である。
映画には1から100までの数字が画面の隅々に出てくるなど、様々な数字が劇中に登場する。
そしてそれは幾何学的な意味を持ち、美しいイギリスの田園風景を背景に、
同じ名を持つ3人の女たちの夫殺しを軸に、
ゲーム狂いの人間達が繰り広げる“死のゲーム”へとつながってゆく。
劇中の映像にはハッと戦慄を覚える様な、“絵画的”で美しい画作りが随所に見られ、
グリーナウェイ独特のセンスが全編に感じられる。
そして音楽は勿論M・ナイマンが担当し、
幻想的な映像と音楽、魅惑的で奇妙なストーリー、ブラックな笑い、氾濫する“数字遊び”
のイメージが次第にデカダンスの深遠へと観ているを引きずり込んでゆく。
数あるグリーナウェイの作品群の中でも、「コックと泥棒、その妻と愛人」
「ベイビー・オブ・マコン」に次いでベスト3に入る傑作の1本である。 (allcinema より)
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グリーナウェイならこれが入り易い… と聞きかじり? 観てみたわけですが・・・(汗)
最初の内は… 何が出て来るか!? (¬、¬; と、ドキドキしながら見守る感じでした。
そして、緊張もしていたはずなのに…!? いつしか持病がっ (¬、¬; オット イケネー
というワケで、じっくり鑑賞出来ました… とは言えない状態でしたけれど・・・(大汗)
““絵画的”で美しい画作り” というグリーナウェイの特徴?は堪能できたと思います… ( ´艸`)
しかしながら… どなたも存じ上げない? という俳優陣・・・(爆)
盆暗チャン には “シシー” の見分けが付きませんでしたっ orz (というか外人さんの見分け?(汗))
更に、脈絡がない… なんて言ったら怒られそうですが・・・
何故に綱引き? ?(・_・?) ハテ? てなもので、意味が解らぬまま流された! …ような塩梅でございます。
一番の肝である? “数” につきましても・・・
エッ? こんな所にも!? ( ̄ο ̄; と言う事はあっても、すべて把握するなど無理な話でした。(汗)
ともかく、お初の監督さんに只々翻弄された…! は大袈裟かもしれませぬが (¬、¬; そんな感じ…。
なので… 英字の Wikipedia に委ねたいと思いまする… 白旗宣言です。ポリポリ。
「映画は、小さな女の子が縄跳びをして星を「100」まで数えるところから始まります。
この映画の筋書きは、祖母、娘、姪の3人の既婚女性を中心に展開され、
それぞれにシシー・コルピッツという名前が付けられています。
物語が進むにつれ、それぞれの女性が次々と夫を溺死させていく。(中略)
バーナード・ヒルは、3つの犯罪を隠蔽するために騙された検視官マジェットを演じています。
似たような話が3回繰り返されるこの構造は、おとぎ話、
特に「ビリー・ゴーツ・グラフ」を彷彿とさせます。
これは、マジェットがシシーズたちと順番に運試しをすることで、
常により大きな報酬が約束されているからです。
民間伝承とのつながりは、マジェットの息子スマットによってさらに確立され、
彼は登場人物がプレイするさまざまな珍しいゲームのルールを
まるで古代の伝統であるかのように暗唱します。
これらのゲームの多くは、映画のために考案されたものです。
木の中のミツバチ
これは、マジェットがシシーズたちと順番に運試しをすることで、
常により大きな報酬が約束されているからです。
民間伝承とのつながりは、マジェットの息子スマットによってさらに確立され、
彼は登場人物がプレイするさまざまな珍しいゲームのルールを
まるで古代の伝統であるかのように暗唱します。
これらのゲームの多くは、映画のために考案されたものです。
木の中のミツバチ
ドーンカードキャッスル
デッドマンズ・キャッチ
ファンシーのフライト(またはリバースストリップジャンプ)
グレートデスゲーム
ハングマンのクリケット
ウサギと猟犬
羊と潮汐 (英字の Wikipedia より)」
冒頭は、立派な建物前のライトで照らされた場所・・・
フリフリドレス姿の一人の少女が、早口に星の名を唱えながら縄跳びを…!
少年が「何してるの?」と問うと、「星を100まで数えているの」と。
酔っ払いカップルが前を過ぎる…!
酔っ払いカップルは、家の温室?にブリキ製のバスタブを並べて酔態を晒している・・・
するとそこへ、男の妻(シシー その1)が入って来て、寝落ちている夫の頭を水中?へ捩じ込む!?
(バスタブには、それぞれ 1、2 と… ナンバーが… w)
さて・・・?
ここでいきなりネタバレですが…!
一番ショッキングな出来事は・・・
検視官マジェットの息子… スマット少年の首吊りでしたね。
あまりに唐突で、その時には意味が分からなかったのですが…?(汗) 今も謎のままです… (ウ^_^ソ)
(→ 好きだった “縄跳び少女” が自動車事故で亡くなったショックで…! ←)
ここでいきなりネタバレですが…!
一番ショッキングな出来事は・・・
検視官マジェットの息子… スマット少年の首吊りでしたね。
あまりに唐突で、その時には意味が分からなかったのですが…?(汗) 今も謎のままです… (ウ^_^ソ)
(→ 好きだった “縄跳び少女” が自動車事故で亡くなったショックで…! ←)
ラストも、何故こんなことを!? という疑問符だらけなのでしたが・・・(¬、¬;
(→ 三 “シシー” がマジェットとボートに乗り、彼を溺死させようとする!? 船底に100 の文字 ←)
まぁ、グリーナウェイの映画にこんなイチャモン?を付けること自体 野暮天なのでしょうね。(笑)
盆暗で野暮天! ここに極まれり!(大汗)
不気味だな… と感じる事は多々ありながらも・・・
何とも不思議な高揚感? 更に、素晴らしき “目の保養” は体験出来たように思われまする。
最後になりましたが… 前言撤回 (^_^)ノ
どなたも損じ上げないどころか…!
孫娘シシーのジョエリー・リチャードソンは、母上がヴァネッサ・レッドグレーヴ!?
私めは、ご出演作を3作も観てました! 売れっ子さんだったのですね!? (汗)
因みに… 他のシシーも、何作か観ていたのでした。(¬、¬; 自分 ボンヤリし過ぎ!
ナタリー・モース オープニングで星を数える少女
ジョーン・プロウライト(シシー・コルピッツ 1) 祖母
ジュリエット・スティーヴンソン(シシー・コルピッツ 2) 娘
ジョエリー・リチャードソン(シシー・コルピッツ 3) 孫娘
バーナード・ヒル(マジェット) 検視官
バーナード・ヒル(マジェット) 検視官
ジェイソン・エドワーズ(スマット) マジェットの息子
ブライアン・プリングル(ジェイク) 祖母シシーの夫
トレバー・クーパー(ハーディ) 娘シシーの夫
デビッド・モリッシー(ベラミー) 孫娘シシーの夫
撮影 サッシャ・ヴィエルニ
デビッド・モリッシー(ベラミー) 孫娘シシーの夫
撮影 サッシャ・ヴィエルニ
音楽 マイケル・ナイマン
“キョトーン状態” をどうにかせねば… と? パンフレット購入です… ( ´艸`)
900円なり (表紙はグリーナウェイの『ZOO』)
本編中のゲームについて追記です。伏字で… ( ´艸`)
↓
夜明けのトランプタワー
夢の跳躍または逆ストリップ・ジャンプ
羊と潮
大量死のゲーム
死人のわな
木に群がる蜂
処刑人のクリケット
綱引き
↑ 以上です (^_^)ノ
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