アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ( LE GRAND ALIBI) 2007 [あ行の映画]
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキのお導き ( ´艸`)
誰にも
解けない、
愛の謎
ジャンル ミステリー/ロマンス
製作国 フランス
時間 93分
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アガサ・クリスティの『ホロー荘の殺人』を
フランスを代表する俳優陣の共演で映画化したミステリー・ドラマ。
田舎の屋敷で催されたパーティの最中に発生した殺人事件をめぐり、
出席者たちの複雑な愛憎関係が浮かび上がってくるさまをユーモアを織り交ぜ綴る。
監督はジャック・リヴェット作品など脚本家として活躍するパスカル・ボニゼール。
フランスの小さな村、ヴェトゥイユの大邸宅。
その週末、上院議員のアンリ・パジェスと妻のエリアーヌは、
親しい友人7人を招いてパーティを開催する。
しかし、ゲストの一人である精神分析医ピエールの存在が空気を張り詰めたものにしてしまう。
この10年間、誰とでも浮気していた彼は、今回招待された女性たちとも
過去や現在において不適切な関係を持っていたのだ。
そんな中、昼下がりの屋敷に突然銃声が響き渡る。
駆けつけたエリアーヌは、銃弾に倒れたピエールの姿と、
夫の傍らで銃を手にしていた妻クレールを目撃する。
警察は、夫の浮気に耐えかねた妻の犯行と見て、クレールを逮捕するが…。(allcinema より)
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あまり芳しくない評判…? というのも存じながらの鑑賞でしたが・・・
ん?と気付いたら寝てたりして… orz
それでもどうにか最後まで鑑賞出来たのは、やはりカッコ良い女優陣のお蔭さまですね。( ´艸`)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキは若くて細身な姿を拝めて何よりなのでしたが…? w
久々に観たミュウ=ミュウも、お元気そうで何だか嬉しい♪ w
ミュウ=ミュウは「バルスーズ(1973)」「オーケストラ!(2009)」以来?でした。
若手女優さんも個性が際立っていて良かったのですけれども・・・
中でも? セリーヌ・サレットは、お若いながらも独特の Cool な雰囲気が魅力的♪
彼女は「メゾン ある娼館の記憶(2011)」のクロチルド役が印象深く… 惹かれる女優さんです…。
そして、ベテラン女優のエマニュエル・リヴァも精神科の患者役としてご出演でしたが・・・
何と言うか… 特別扱い? リスペクトですかね?(;^_^A 「愛、アムール(2012)」が代表作? (汗)
そんな中…
イタリア人女優レア役のカテリーナ・ムリーノ(2006年のボンドガール?)が毒を吐く!? ( ´艸`)
パジェス家のディナーに招かれ、そこで久々に “昔の男” ピエール(精神分析医)に会って・・・
夜のプールで彼を誘惑…!? 思いを遂げたのは良かったのですが…?
翌日、彼をカフェに呼び出したところ・・・
復縁を迫るレアの思惑に反して? ピエールが “家庭” を持ち出して断った事で、喧嘩別れに…!? (爆)
彼女の台詞の気っ風の良さ?にグッときましたので? 記しておきたいと思います。(;^_^A
「(昨夜のディナーの席で) 私をにらんでいた あの女… “ジョルジュ・サンド” で(あなたと)寝る女…
あの甘い声… 尻軽女の声よ! 10年前と全く同じね 今でも卑劣な偽善者…
信用できない男… ウソつき 臆病者 根性なし 虫けらよ!」
“甘い声” とは、ピエールの心を捉えて離さないエステル(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)の事…!
私めは、上手いこと言うなぁ と感心してしまった訳ですが… ポリポリ。
閑話休題?
・・・その後、パジェス家に戻ったピエール(ランベール・ウィルソン)は、プールで泳ぐ…。
“昼下がりの屋敷に突然銃声が響き渡る”
・・・プールサイドに倒れているピエール
彼の手はエステルの手を握っており… 彼女は必死の形相で? 手を振りほどこうとしていた…!?
傍らには、銃を手にして呆然と座り込む妻のクレール(アンヌ・コンシニ)
そして遠巻きに… 銃声に驚いて駆け付けたエリアーヌ(ミュウ=ミュウ) の姿が…!
エステルは さりげなく薬莢を拾い・・・
咄嗟に? クレールの手から銃を叩き落とす…!? (銃は水の中に…)
こうして第一の殺人事件が起こり、クレールは容疑者として逮捕されることに・・・
さて・・・?
“死体から発見された弾丸が発射した拳銃とは異なっていたため釈放される”
(Wikipedia より一部拝借 (汗))
因みに謎解きをするエルキュール・ポアロの存在はございませぬ。(私は原作未読です… (汗))
ところで…
“第二の殺人” の被害者は、イタリア人女優のレア・マントヴァニ …!!
ホテルの部屋で首を掻き切られて… その後、たまたま訪れた担当のグランジュ刑事に発見される。
その前後には、若手作家のフィリップが、女優にまとわりつくような描写がありましたが・・・
彼自身は、スランプに陥って筆が進まず…?情緒不安定故か?酒によるものか?記憶が曖昧に…??
フィリップは、自分の行動に自信が持てず… ピエールの勤めていた病院に入院も…!? ( ̄ο ̄;
(彼が電話で連絡したので、エステルやマルトがお見舞いに…)
更にフィリップは、そこを抜け出して…
“当日” の模様を館の主アンリ・パジェス氏に訊ねたくて再訪問したり致します…。
(週末は、心細がるエリアーヌのために姪のクロエとマルトが泊まる事に…!)
アンリの言い方も判然と致しませんが…?(苦笑)
それよりも重要なのは、彼の “コレクション” の銃の行方…!?
「彼を撃った銃は9ミリオートマチックだ」と言ってアンリは “アリックス” と名付けた銃を取り出す。
「これは7.65ミリ… 9ミリは銃も薬莢も見つかっていない」
フィリップはその夜プールで… もしや “溺死” か!? …という所を?
心配したマルト(セリーヌ・サレット)が探して! 奇蹟的に救われる事に…!?
その時、フィリップは初めて “レアの死” を聞かされるのですが・・・
(エリアーヌたちは諸々の事情を鑑み… フィリップにはワザと伏せていた…)
“レアの死” を知ったフィリップは、慌てた様子で?
ずぶ濡れのまま! マルトから借りたクルマを駆って、パリのエステルのアトリエに向かう!?
ここでいよいよクライマックスとなりますが…?
(描写がさりげなさ過ぎて?(汗) メリハリが無く? これまでが長く感じられました… w)
“真犯人はエステル” と思い込んだフィリップは・・・
自身に疑いを向けられる前に… 「自首してくれ」 と、単刀直入に…!? ( ̄ο ̄;
とんだお門違い! と、エステルは彼を追い返そうと致しますが・・・
その時にドアのチャイムが…!
「警察が来たわ… 天窓から屋根伝いに逃げて!」
と言われたフィリップは、そのように行動致します。
2度目の さて・・・? ( ´艸`)
ここで初めて? アクション・シーンと言えるものが拝めました。(汗)
流石にここからは伏字で… ↓
エステルの元を訪ねたのは、何者かに殺されたピエールの妻… クレールでした。
エステルはピエールから頼まれていた “塑像” が出来たので渡そうとしていた…!?
(それはクレールがモデルという…?)
エステルはいつも通りに応対したが、クレールは最初から?どこかおかしかった…!?
会話の途中で怒り出したクレールは、渡された “塑像” を床にたたきつけ…! 割ってしまう!?
そこには銃が隠されていた!? ( ̄ο ̄;
明り取りのガラス越しに中の様子を窺っていたフィリップは、屋根裏部屋から飛び出して…!
クレールを制しようと、思わず声を上げたのだが…!?
クレールは怯まずに…!? フィリップに向け発砲! ( ̄ο ̄;
エステルは、倒れたフィリップに駆け寄りつつ、その足で天窓から出て! 屋根に逃れたものの・・・
狂気に支配され…!? 顔つきも変わってしまったクレールに追い詰められる!?
ところが…!
背後からフィリップにふいを付かれたクレールは… どさくさ紛れに屋根から転落!?
伏字は ここまで ↑
再び命拾いをした? フィリップは… 頭に包帯を巻いた姿でPCに向っている。
「タイトルは?」と尋ねるマルトに「まだ決めてない」と言うフィリップ。
「一番のアリバイは… “哀れな女” の演技だな」
クレール役の、アンヌ・コンシニの “変わり身” が鮮やかだったかも? ( ´艸`)
肝心な所は曖昧? とは言え (汗) 私的には、そこそこ楽しめた作品でした。
チャプター(参考までに)
1.それぞれの日常
2.パジェス家
3.事件の予感
4.再会・憎悪
5.一発の銃弾
6.愛した女たち
7.絡み合う関係
8.不安発作
9.事実の追求
10.アリバイの裏側
ミュウ=ミュウ(エリアーヌ・パジェス) 上院議員アンリ・パジェスの妻
ランベール・ウィルソン(ピエール・コリエ教授) 精神分析医 無類の女たらし?
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(エステル・バシュマン) 芸術家 アンリの胸像を製作
ピエール・アルディティ(アンリ・パジェス) 上院議員 銃のコレクター
アンヌ・コンシニ(クレール・コリエ) 精神分析医ピエール・コリエの妻 子供が二人
マチュー・ドゥミ(フィリップ・レジェ) 若手作家 エステルが好き?
カテリーナ・ムリーノ(レア・マントヴァニ) イタリアの女優
モーリス・ベニシュー(グランジュ刑事)
エマニュエル・リヴァ(ジュヌヴィエーヴ・エルバン) 精神分析医ピエール・コリエの患者
セリーヌ・サレット(マルト) パジェス家の遠縁? 靴屋の店員 作家のフィリップが好き?
アガト・ボニゼール(クロエ) アンリ・パジェスの姪?
ダニー・ブリヤン(ミシェル) レアの運転手
脚本 ジェローム・ボジュール
監督・脚本 パスカル・ボニゼール
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