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ロバート・アルトマンのイメージズ (IMAGES) 1972 [あ行の映画]

イメージズ.jpg 懐かしの? スザンナ・ヨーク ( ´艸`)
ジャンル ドラマ
製作国 アイルランド
時間  101分
劇場未公開

アメリカ映画界 最高のアウトロー監督 ロバート・アルトマン
女性とパーソナリティ障害の関係を探求した スリラー/ホラー/幻想映画 的三部作
「雨に濡れた舗道(1969)」「イメージズ (1972)」「三人の女(1977)」の第二弾…?

“未公開” 作品ということで、良い機会に恵まれたと思います。(^_^)y
去年の事ですけれどね!

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主演のスザンナ・ヨークの原作『ユニコーンを探して』を下敷きに、
アルトマンが幻覚症状に悩まされる人妻の姿を描いた作品。
夫が浮気しているという謎の電話を受けた人妻のキャスリンは、
そのときから自分の昔の恋人の幻覚を見始める。
心配した夫と二人で田舎へ静養にいくが、そこでも幻覚症状は治まらず、
昔の恋人や、自分の子ども時代にそっくりな少女の幻覚を見てしまう……。
後のアルトマン作「三人の女」にも共通する精神分裂症的女性の物語で、
ズームレンズを多用して複雑な女性心理を繊細に描写している。
S・ヨークは、この演技でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞。
V・ジグモンドの陰影深い映像、
神経を逆なでするツトム・ヤマシタの打楽器による東洋的な音響効果、
J・ウィリアムズの落ち着いたピアノ楽曲も印象に残る。        (allcinema より)
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お名前に記憶が…! というスザンナ・ヨークでしたが…  作家さんでもあったのですね。
本作の原作者! そして主演女優…! しかも “カンヌ映画祭主演女優賞” とは素晴らしいです♪

ところで、私めは…
某俳句の先生 仰るところの “虚実の皮膜を行く” と言う言葉が大好きなのですが・・・
それの元ネタ? は “近松門左衛門の芸術論「虚実皮膜論」” らしい…  たぶん?(汗)
“芸術は事実と虚構の微妙な境界に成り立つ” 
本作から受ける感じは、正に微妙な所を行く危うい様な趣…  その “強烈版” かな? と。w

摩訶不思議な趣 + 壮大なスケールのロケーション +  音楽(効果音?) の見事な融合…!
もぉ~ 終始 釘付け状態でした! その得も言われぬ不気味さも含めて…?( ´艸`)

ということで、相変わらずワケわからんなりに…!? (^_^ゝ 凄いものを堪能した自分ですが・・・
魅力的 且つ貴重な “不思議映画” をスクリーンで観る事が出来… 嬉しい限り! 
とは言え? この “不思議さ” も? 盆暗チャンにとっては手強いものでした…!? (汗)
原題の “IMAGES” そのままに…? 多種多様な “イメージ” 攻撃にさらされ…!?  
ラストまで化かされました…?(^_^ゝ そんな奴は私だけかな…?
(キャストの名を見て頂くと良く分かるように? 意図的なものを強く感じてしまいます!(苦笑)) 

“イメージ” とは、主人公キャスリン(スザンナ・ヨーク)の記憶や妄想…!? 

キャスリンは児童文学作家… 冒頭は彼女自身が『一角獣を探して』を呟くように朗読…?

夜… ロンドンの自宅にて、一人で過ごすキャスリン…
そこに不穏な内容の?電話が掛かり続け…!? (夫が浮気中だの何だの…?)
何度も “中断” を余儀なくされた挙句に、不快な話を聞かされた彼女はイラつく…!?

夫のヒューが帰宅した時、キャスリンは臥せっており… 家中の受話器が外してあった…!?
ヒューが心配して声掛けしてみるも? キャスリンは別人を見た様な驚き様で!? ( ̄ο ̄; 混乱…!

夫のヒューは、キャスリンの静養を兼ねて? アイルランドの小別荘へ行く事に…。

道すがら、山の上にクルマを停めて…  湖畔の小別荘を見下ろしてみるキャスリン・・・
(夫は早くも獲物を見つけ…!? 猟銃を持って別行動を…)

すると… キャスリンのクルマが小別荘に着き…!?  中からキャスリンが降りるのが見えた!? ( ̄ο ̄;
(次には?  小別荘に着いたキャスリンが、ふと山を仰ぎ見ると? 山の頂には人影が…!? )

小別荘では、(出版する?) 本の為の写真撮影を行ったりして過ごすキャスリンだったが・・・
頻繁に? 幻聴や幻覚に襲われるようになる…!? (¬、¬;

さて・・・?

死んだはずの恋人が出て来たり・・・ 
まぁ幻覚なので “何でもあり” な感じなのですが…!? (汗)
キャスリンは突然現れて勝手な振る舞いをする “幻覚” たちを笑いながら? 殺していく…!? (爆)
(所謂 “ドッペルゲンガー” も… (爆))

そして時には少女時代の自分に会ってみたり…??
(幻覚なのか実在の人物なのか判然としない… と言う所がマジで悩ましい… orz)

紆余曲折がありまして…!( ´艸`)

ラストは…
帰宅してシャワーを浴びたキャスリンは、“(着衣の)自分” を見て “会話” するのですが・・・ 
“そんなはずはない!”  ( ̄ο ̄; 

ネタばれは伏字で…!
 ↓ 
彼女がクルマで追い詰めて、崖から落した人物は “キャスリン” ではなく! 夫のヒューだった…!?
 ↑ ネタバレ終わり

これも見る人を選ぶ映画でしょうか? 
監督の自信を余所に不評だった… らしいですが? 分る気も…!? (苦笑)

スザンナ・ヨーク(キャスリン) 児童文学作家
ルネ・オーベルジョノワ(ヒュー) 射撃好きなキャスリンの夫
マルセル・ボズフィ(ルネ) キャスリンの昔の恋人? 既に死んでいるはず…?
ヒュー・ミリアス(マルセル) ヒューの友人 キャスリンに気がある?
キャスリン・ハリソン(スザンナ) マルセルの娘 子供時代のキャスリンか…?

原作 スザンナ・ヨーク 『一角獣を探して』
監督・脚本 ロバート・アルトマン

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