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ふくじゆそう・ふくじゆさう(福寿草) [駄句 新年]

調弦の三味線の音洩るる福寿草       Labyrinth
(ちょうげんのしゃみのねもるるふくじゅそう)


副季語は  元日草


山地に自生もあるが、多くは栽培されているきんぽうげ科の多年草。根は鬚根でひじょうに大きい。
普通は早春に芽を出し、先端に十数枚の弁のある黄金色の花を開く。
花のあと茎は伸びて、二十五センチにもなる。深緑色の柔らかい葉は、羽状に再三深裂する。
冬に褐色の鱗片に包まれた芽の端に開花させて、正月用の鉢植えにするのである。
元日に用いるので、福寿草・元日草などの名が生じた。変種が非常に多く、また元旦華(げ)・
側金盞花(そくきんせんくわ)・報春花・献歳菊・歳菊など異名がすこぶる多い。
                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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