えんそく・ゑんそく(遠足) [駄句 春]
遠足や大き水筒袈裟懸けに Labyrinth
(えんそくやおおきすいとうけさがけに)
副季語はナシ
教師に引率されながら列を乱し、がやがやとゆく学童の群を見るのはほおえましい。
遠足は四月から五月ごろが好適なので、俳句ではこれは春季としている。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(えんそくやおおきすいとうけさがけに)
副季語はナシ
教師に引率されながら列を乱し、がやがやとゆく学童の群を見るのはほおえましい。
遠足は四月から五月ごろが好適なので、俳句ではこれは春季としている。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
ももちどり(百千鳥) [駄句 春]
ももちどり好好爺てふ義兄忌明け Labyrinth
(ももちどりこうこうやちょうあにきあけ)
副季語はナシ
百千の春禽が群り囀るのをいう。
(ももちどりこうこうやちょうあにきあけ)
副季語はナシ
百千の春禽が群り囀るのをいう。
「囀り」よりもやや風景的な実体感のある季語である。
春の山や森に行くと、百千鳥の合奏が楽しく愛らしく聞こえる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
みずぬるむ・みづぬるむ(水温む) [駄句 春]
試歩の夫足取り確と水温む Labyrinth
(しほのつまあしどりしかとみずぬるむ)
副季語に 温む水
春の暖かい日射で水はぬるんでくる。
(しほのつまあしどりしかとみずぬるむ)
副季語に 温む水
春の暖かい日射で水はぬるんでくる。
洗い物、厨の水仕事など水のぬるんできたことは何よりも嬉しいことである。
水辺に立つと魚介にも春の動きが見える。(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
ひなが(日永) [駄句 春]
採血の仕損じ幾つ日の永し Labyrinth
(さいけつのしそんじいくつひのながし)
副季語に 永き日
春分から少しずつ日が伸び始める。日中ゆとりも出来、心持ものびやかになる。
(さいけつのしそんじいくつひのながし)
副季語に 永き日
春分から少しずつ日が伸び始める。日中ゆとりも出来、心持ものびやかになる。
暦の上で最も日の長いのは夏至の前後であるが、
春は冬の短日をかこった後なので日が長くなったという心持が強い。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
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4月 卯月も よろしくお願いいたします <(_ _)>
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4月 卯月も よろしくお願いいたします <(_ _)>
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かげろう・かげろふ(陽炎) [駄句 春]
陽炎立つスクランブル交差点 Labyrinth
(かげろうたつすくらんぶるこうさてん)
副季語に 絲遊(いという) 絲子(いとし)
春の日、つよい日射しのために空気の密度分布に異常が起こり、
ゆらゆらと物の形がゆらいで見える現象である。
余り近づくと見えないが、この陽炎の盛んな時は炎のようにもえて見える。
夏にもある現象だか春に多く、また麗らかな情趣のために春の季題となった。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(かげろうたつすくらんぶるこうさてん)
副季語に 絲遊(いという) 絲子(いとし)
春の日、つよい日射しのために空気の密度分布に異常が起こり、
ゆらゆらと物の形がゆらいで見える現象である。
余り近づくと見えないが、この陽炎の盛んな時は炎のようにもえて見える。
夏にもある現象だか春に多く、また麗らかな情趣のために春の季題となった。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
はるのつき(春の月) [駄句 春]
春月を背にストリートミュージシャン Labyrinth
(しゅんげつをせにすとりーとみゅーじしゃん)
副季語に 月朧 朧夜
朧にかすんだ春の月である。
(しゅんげつをせにすとりーとみゅーじしゃん)
副季語に 月朧 朧夜
朧にかすんだ春の月である。
薄絹でも垂れたような、柔らかな甘いかすんだ感じである。
朧夜はその月のある夜。朧月夜を略した語である。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
うららか(麗か) [駄句 春]
軒麗ら深と自動車ショールーム Labyrinth
(のきうららしんとじどうしゃしょーるーむ)
副季語に うらら
なごやかな春日に万象玲瓏(れいろう)と晴れ輝くさまである。
体言について《野路麗ら》《軒うらら》などと用いられる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(のきうららしんとじどうしゃしょーるーむ)
副季語に うらら
なごやかな春日に万象玲瓏(れいろう)と晴れ輝くさまである。
体言について《野路麗ら》《軒うらら》などと用いられる。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
はるあらし(春嵐) [駄句 春]
春はやて裏町に古る神輿蔵 Labyrinth
(はるはやてうらまちにふるみこしぐら)
副季語に 春疾風(はるはやて) 春飈(しゅんれい) 春北風
柔らかに吹く春の風ではなく疾風である。
三、四月の候は異常に乾燥した日が続き、また疾風が定常的に長時間砂塵を巻いて吹く。
空が黄色く濁って見えることがある。大火の多いのもこの候である。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(はるはやてうらまちにふるみこしぐら)
副季語に 春疾風(はるはやて) 春飈(しゅんれい) 春北風
柔らかに吹く春の風ではなく疾風である。
三、四月の候は異常に乾燥した日が続き、また疾風が定常的に長時間砂塵を巻いて吹く。
空が黄色く濁って見えることがある。大火の多いのもこの候である。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
しゆんじん・しゆんぢん(春塵) [駄句 春]
玻璃に寄る八割れ猫や春の塵 Labyrinth
(はりによるはちわれねこやはるのちり)
副季語に 春の塵 春埃 霾る(つちふる) 霾風(ばいふう) 霾天(ばいてん)
(はりによるはちわれねこやはるのちり)
副季語に 春の塵 春埃 霾る(つちふる) 霾風(ばいふう) 霾天(ばいてん)
春になると風の立つことが多くなる。
陸の暖かさが増し、海上の空気が陸へ吹き込むからで、東北風が春の季節風である。
雪も溶け、霜もなくなるので、とかく埃(ほこり)や塵(ちり)が立ちやすい。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
しゆんちゆう・しゆんちう(春昼) [駄句 春]
春の昼病みて食材食い尽くす Labyrinth
(はるのひるやみてしょくざいくいつくす)
副季語に 春の昼
春の昼はのんびりと明るい。
身体も何となくものうく、うとうとと眠りを誘われるようである。
新しく、夏の季語として炎昼(えんちゆう)が使われているが、
秋・冬にはまだ春昼・炎昼といったような熟した言葉が生まれていない。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
(はるのひるやみてしょくざいくいつくす)
副季語に 春の昼
春の昼はのんびりと明るい。
身体も何となくものうく、うとうとと眠りを誘われるようである。
新しく、夏の季語として炎昼(えんちゆう)が使われているが、
秋・冬にはまだ春昼・炎昼といったような熟した言葉が生まれていない。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)