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ぶんかのひ・ぶんくわのひ(文化の日) [駄句 秋]

文化の日机上の句作ネタ切れに       Labyrinth
(ぶんかのひきじょうのくさくねたぎれに)


副季語はナシ


十一月三日。国民の祝日。
この日をもって「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための祝日と
定められたのは昭和二十三年。 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)  

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いろどり(色鳥) [駄句 秋]

広縁に爪切りをれば色鳥来       Labyrinth
(ひろえんにつめきりおればいろどりく)


副季語はナシ


秋、渡って来た小鳥類のうち、あとり・まひわ・じょうびたきなど、
とりどりに美しいので総称して色鳥という。
              (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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あきのひ(秋の日) [駄句 秋]

秋の日やコンパクトなるオープンカー       Labyrinth
(あきのひやこんぱくとなるおーぷんかー)


副季語に  秋日(あきひ)  秋の入日


秋の日は暮れやすい。どこかあわただしい感じがある。
日差しは秋とはいいながら激しいところがある。
秋の一日をさしていう時もあり、秋の太陽をさしていう場合もある。
              (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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かかし・かがし(案山子) [駄句 秋]

パーカーの色濃き雨後の案山子なる       Labyrinth
(ぱーかーのいろこきうごのかかしなる)


副季語はナシ


竹・藁を材料として人の形を作り、蓑笠を着せ、
弓矢などを持たせて田畑の中に立てて鳥獣をおどし、その害を防ぐ。
一名「山田の僧都」ともいい、鳴子・鳥威しなどもこれの類である。
               (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


因みに本日 10月15日(火曜日) は、十三夜です。

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ざんしよ(残暑) [駄句 秋]

園丁と木を剪る話秋暑し       Labyrinth
(えんていときをきるはなしあきあつし)


副季語  秋暑し  残る暑さ  秋暑


秋になってまだ暑気のきびしいこと。
涼しさを味わった体にはむしろ残暑の方がきびしいのである。
           (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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あきでみず・あきでみづ(秋出水) [駄句 秋]

能登人に掛くる言なき秋出水       Labyrinth
(のとびとにかけるげんなきあきでみず)


副季語に  洪水


秋は毎年のように集中豪雨や台風のため洪水に見舞われる。
特に山岳地帯に接している所では河川が急傾斜しているので氾濫がはなはだしい。
一村を流失することも珍しくはない。   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


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とろろじる(とろろ汁) [駄句 秋]

とろろ汁ゆるく曲がれる宿場道      Labyrinth
(とろろじるゆるくまがれるしゅくばみち)


副季語に  むぎとろ


自然薯(俗にやまいも)と畑作りの長いも・やまといもなどの皮をむいて、
おろし金で擂(す)りおろし、これをさらにすり鉢ですりつぶし、煮出し汁で薄めたもの。
葱または青海苔を薬味として、たきたての米飯にかけて食う。
特に麦飯にかけたものをむぎとろという。
なお中風の予防になると言って、正月松の内にとろろを食べる風習がある。
                       (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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よなが(夜長) [駄句 秋]

寝そびれて憂さのみ浮かぶ夜長かな       Labyrinth
(ねそびれてうさのみうかぶよながかな)


副季語に  長き夜


夜が長いのは冬至の頃であるが、夏の短夜のあとなので、秋の夜はめっきり長くなったことを感じる。
大分ふけたと思って時計を見ると、まだ宵の口だったりする。
夜業に精が出、読書に身が入るのもこのころである。   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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はぜ(鯊) [駄句 秋]

大雨のあとの濁りや鯊の潮       Labyrinth
(おおあめのあとのにごりやはぜのしお)


副季語に  ふるせ  鯊の秋  鯊の潮  鯊日和


普通、内湾のはぜのまはぜは二〇センチ内外。体は上下にやや扁平。
頭と口が大きく、眼が頭の背面に寄っている。
広く分布し、泥砂の川口にすこぶる多いが、九月の末からようやく海に入る。
大体は半鹹水(かんすい → 塩化ナトリウムなどの塩分を含んだ水)を好む。
味はなかなか良い。         (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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つゆくさ(露草) [駄句 秋]

露草の生ふるにまかせ杣の家       Labyrinth
(つゆくさのおうるにまかせそまのいえ)


副季語に  螢草


いたるところの路傍に生じる一年草。
茎は三〇センチ以上になるが、柔軟で地に伏臥する傾向がある。
葉は長卵形で、竹の葉のような形をしている。
晩夏から初秋にかけて大きな編笠状をした双苞の間から瑠璃色の蛾形花を開く。
露が凝って、秋の精を現じたとでも言う感じの爽やかな花である。
月光を浴びて咲くので《月草》、蛍の光を思わせるので《蛍草》、
その他《ぼうし花》《あお花》等風流な異名が多い。
                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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