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さむし(寒し) [駄句 冬]

就寝の額に留まる寒さかな       Labyrinth
(しゅうしんのぬかにとどまるさむさかな)


副季語に  寒さ  寒気


冬の寒さを言うのだが、寒さと言っても肉体に感じるものと、
心理的なものとがあり、また時期や対象の範囲が非常に広い。
また心の寒さ、時代の寒さ、などに関連しても用いる。
特別に寒い場合は、厳寒・酷寒・大寒などと言い、
単に「寒さ」と言う場合には、それらすべてを含み、
時期も三冬にわたっている。
《ジャス寒し》《貨車寒し》、
その他《寒廚(かんちゅう)》《舗道寒(ほどうかん)》というふうに用いられる。
                  (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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かん(寒) [駄句 冬]

曇天や湯宿へ向けて寒の汽車       Labyrinth
(どんてんやゆやどへむけてかんのきしゃ)


副季語に  寒の内  寒九(かんく)


寒の入りから寒の明け(たいてい二月四日)の前日まで、
すなわち小寒・大寒を合わせたおよそ三十日間が寒である。
寒に入って四日目を寒四郎、九日目を寒九という。
その寒の内に行われる風習や行事は寒まいりとか、寒灸とかいろいろある。
一般に「寒さ」、「寒き」という意味で用いる寒(かん)とは別で、期間の決まった季語である。
                         (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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しわす・しはす(師走) [駄句 冬]

病院の次も病院師走なる       Labyrinth
(びょういんのつぎもびょういんしわすなる)


副季語に  極月(ごくげつ)


陰暦十二月の別称であるが、今は陽暦の十二月のことをもいう。
師走は月の異名の中では、あわただしい歳末の人の往来を思わせ、語感がわりあいと新しい。
僧(師)がこの月東西に走せ走るから師走というとも、
また一年の終わり為果つ(しはつ)月が転じて師走になったのだともいう。
                         (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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卯年も もうすぐ終わりですね。 
今年一年 拙Blogにお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
来る辰年もどうぞ宜しゅうお願い申し上げます。
どちらさまも どうぞ佳いお年をお迎えくださいませ。 <(_ _)>
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ふゆゆうやけ・ふゆゆふやけ(冬夕焼) [駄句 冬]

予感して転びしことも冬茜       Labyrinth
(よかんしてまろびしこともふゆあかね)


副季語に  寒夕焼  冬茜  寒茜


冬の夕焼けは、しばしの間であるが、裸木を染め、ビルの窓を燃え立たせて、
たちまち薄れてしまう。       (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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みずとり(水鳥) [駄句 冬]

水鳥のたちまち増ゆる神の沼       Labyrinth
(みずとりのたちまちふゆるかみのぬま)


副季語に  浮寝鳥(うきねどり)


冬の水上の鳥を総称していう。鴨・鳰・千鳥・都鳥・鴛鴦などがはいる。
水に浮いたまま眠っている鳥を浮寝鳥という。
                (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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もうふ・まうふ(毛布) [駄句 冬]

入院の夫日々癒ゆる茶の毛布       Labyrinth
(にゅういんのつまひびいゆるちゃのもうふ)


副季語に  ケット


紡毛または化繊織物の一種。
軽くて暖かいので防寒用の膝掛や寝具として常に用いられている。
一枚物二枚続きの別があり、ブランケットあるいは略してケットともいう。
                 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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こはる(小春) [駄句 冬]

保線夫のシャベル響けり小六月       Labyrinth
(ほせんふのしゃべるひびけりころくがつ)

  
副季語に  小春日(こはるび)  小春日和(こはるびより)  小六月(ころくがつ)


立冬を過ぎてから、春のように、晴れた暖かい日和が続くことが多い。
それを小春日和という。小春・小六月というのは陰暦十月の異名だが、
俳句では小春または小春日と言う言葉に、「日和」の意味を含ませている。
《小春空》《小春風》《小春凪》などともつくる。
                 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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ゆきもよい・ゆきもよひ(雪催) [駄句 冬]

異国語の飛び交ふ湯畑雪催       Labyrinth
(いこくごのとびかうゆばたけゆきもよい)


副季語はナシ


底冷えがして、今にも雪の降りそうな、曇った空模様およびそういう日をいう。
                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
  

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たんじつ(短日) [駄句 冬]

ナースの声通る待合暮易し       Labyrinth
(なーすのこえとおるまちあいくれやすし)


副季語に  日短(ひみじか)  暮早し  暮易し


秋分以後は少しずつ昼の時間が短くなり、冬至に至って極限に達し、
夕闇はたちまちやってくるようである。
それ以後は日一日と日脚は伸びてゆくのだが、寒い一月末までは、短日と言う感じが深い。
日の暮れるのが早いと人の気持ちや生活も慌ただしくなりがちである。
                        (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


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ふゆもみじ(冬紅葉) [駄句 冬]

落武者の武具脱の池冬紅葉       Labyrinth
(おちむしゃのものぬぐのいけふゆもみじ)


副季語はナシ


晩秋・初冬のけじめは、季節的にはつけにくい。十一月に紅葉を見ることは珍しくない。
樹種や地理的条件にもよるのだが、時雨や霜にいためられた冬紅葉や、
梢に数枚残った《残る紅葉》はあわれが深い。  (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)  

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