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パーソナル・ショッパー(PERSONAL SHOPPER) 2016 [は行の映画]

PERSONAL SHOPPER.jpg クリステン・スチュワート♪

私は誰よりも彼女を知っている。

製作国 フランス
ジャンル ドラマ/ホラー

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「夏時間の庭」「カルロス」のオリヴィエ・アサイヤス監督が
前作「アクトレス ~女たちの舞台~」に続いて
クリステン・スチュワートを起用して贈る異色の心理ミステリー。
忙しいセレブに代わり、洋服やアクセサリーを買い付ける“パーソナル・ショッパー”の女性を主人公に、
兄を亡くしたばかりの深い喪失感の中で、不可思議な出来事に直面していくヒロインの揺れる心模様を
大胆かつミステリアスな筆致で描き出す。カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。 (allcinema より)
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オリヴィエ・アサイヤス監督と言えば「夏時間の庭 (2008)」が印象深い自分ですが・・・
ってことは「アクトレス ~女たちの舞台~ (2014)」は未見ということでっ (・・*)ゞ
今度、是非拝見しようと思っています。 ^^;

冒頭は秋の枯葉の頃。
パリ郊外?の古めかしい館に一台のクルマがやってきまして
クリステン・スチュワートひとりを降ろすと、女性は帰ってしまいます。

モウリーン(クリステン・スチュワート)は薄暗い館を歩き回り、何かを探していますが
それは、この館の主で、亡くなったばかりの、彼女の双子の片割・・・ 兄のルイスでした。

二人は霊媒師?
生前から、亡くなったら合図を送り合おう! と約束していて・・・
その為に、モウリーンは広々とした館で一晩を過ごしたのでしたが
気配は感じるものの、兄との交流は叶わず・・・!?

その後、
もう一度試してみた時には、別の “攻撃的な” 何かしらが出て来て! 
脅しをかけるので!? ( ̄ο ̄; モウリーンは慌てて逃げ帰るのですが・・・。

木工職人である兄嫁のララは、その館を知人夫婦に売り渡すことに話を決めます。

モウリーンがパリに拘ったのは、兄ルイスへのそんな思いもあったわけでしたが・・・
彼女個人は、セレブ女優キーラの “買い物代行” 業で、
パリはおろかロンドンまで足を延ばすような、忙しい日々を送る身でした。

買い付けた品々を届けるのにも、合鍵を預かるなどして・・・
留守がちなキーラの、彼女への信任は厚い! (美的センスは言わずもがな! w)

そんなある日、
キーラ宅で出会った男はインゴと言い、キーラの身体目的の?不倫相手でした。
出て行けと言われたけど、待っているんだ というインゴに、何故か心を開いて!?
今の思いを、問われるがままに話し出すモウリーン。

そんなことがあってから・・・
モウリーンのスマホに “unknown” から “ライン” ?のメッセージが届くようにっ!?

「お前のことを知っている」という、その相手に応えて、急激にのめり込んでいきます。
生きているのか死んでいるのか? あやふやのままの相手に、ルイスの面影を追っていたのかも?

相手の要求はどんどんとエスカレートしていき!?
ホテルの部屋を取った という証に、ナンバーとカードキーをモウリーンのポストに差し込むまでにっ

さて・・・?

ヒルマ・アフ・クリント という霊能力のある?女流画家や
ヴィクトル・ユーゴー の降霊会の模様等が出てきたり致しまして
霊が存在する! というムードは弥が上にも高まります!

不思議過ぎる?現象を何度もスクリーンに観ることになるのですけれども・・・
それは双子の兄ルイスの仕業なのか?

終始、曖昧模糊とした状態の中におかれ、巧い事煙に巻かれてしまう私めなのでしたっ  (・・*)ゞ

ところでっ
ルイスもモウリーンも心臓に問題がある という設定で?
いきなり、クリステン・スチュワートが心臓のエコーを受けているシーンが出てきたり・・・!?

その後も、キーラとの決め事を破り、新品のドレスや靴を身に付ける! というシーンでは
サバサバとお着替えをする一部始終をカメラが捉えたり・・・ というサービス振りでしたが…? w

彼女自身の服装は至って地味で、振る舞いも男っぽく、煙草をふかす仕草も堂に入ってましたね。
カッコイイったらありゃしない~ 素敵♪・(*´0`人)

閑話休題

ともかく、
モウリーンにとっても、私め にとっても、一番気になる? ハッキリさせたい! ことはっ
“で、いったいなんだったの?”  ってことです。 (・・*)ゞ

備忘録ですから、伏字で記しておきませふ ↓ 

すべて決着が付いたモウリーンは、オマーンで待つ彼氏の元へ。
ところが、5時間のドライヴの末に辿り着いた山のホテルの部屋には誰もいない!?
長旅でお疲れ気味のモウリーンは、子どもたちの遊び声や街騒が漏れ聴こえる中、思わず座り込む。
すると、何か気配を感じ!?
続きの間のドアを開けると、ガラスコップが浮遊し、落下!

あ~ ルイスなのね?
と、最初は双子の兄の “合図” と思った彼女は・・・
今は心穏やかなの? とか訊くのだが、ハッキリしたラップ音?で1回 意思表示がっ!?
それでも、肌で感じる “兄” の雰囲気はないので・・・?
ルイスじゃないのね!? と、一気に気色ばむモウリーン。

その後、何を訊いても 「・・・」 

“全部わたしの気のせい?” と口にしたところ
“yes” と云わんばかりのハッキリしたラップ音?がっ 

この後、クリステン・スチュワート 第四の壁を破る! 
そして心なしか安堵の表情に・・・?
(これで彼女は呪縛から解き放たれて・・・ 自由に自分らしく生きて行けるハズ!)

 ↑ ・・・と、
こんな手前勝手な答えを導き出して、一安心したい私め なのでしたっ (汗)

それにしても、クリステン・スチュワート 改めて、オトコマエでしたね~ (^_-)-☆
そして、字幕翻訳家も上手いな~ って。(川又勝利さんのようです)

心が空洞状態の?飾り気のないモウリーンが口にしそうな台詞の数々・・・
“素気なさ” がかえって色香を増したりもするのかな? って改めて思いました。^q^ 

クリステン・スチュワート(モウリーン・カートライト)
ラース・アイディンガー(インゴ)
シグリッド・ブアジズ(ララ)
アンデルシュ・ダニエルセン・リー(アーウィン)

監督・脚本 オリヴィエ・アサイヤス

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コメント 2

末尾ルコ(アルベール)

『アクトレス ~女たちの舞台~ 』は最高でした。ところが友人のフランス人は「退屈だった」と評価が分かれたのです(笑)。ただ、フランスのメディアの多くは最高点を付けてました。
『パーソナル・ショッパー』は未見ですが、絶対に観ます。スチュワート、ベリーグウ♪ RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-05-03 01:08) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
おぉ~ “最高” なのですね! それは楽しみです♪ w
本作は、どうにも取れる悩ましい内容ではありますけれど・・・
無表情のクリステン・スチュワートを堪能できるnice!な作品と思いました。
by Labyrinth (2018-05-03 01:38) 

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