ブラック・ダリア（THE BLACK DAHLIA）２００６

　これは、チラシの　“赤と黒”　に惹かれて見たくなった作品です。 ^^;　
なんかおどろおどろしい感じもしますが、綺麗？　そして、面白そうな！？

やはり、予感は当たり！　いえいえ　予想以上に、とても面白い作品でした。

最初からボクシング・シーンなど有って、う～むむ これは・・・　と気を引き締めて見入っていたのですが、この緊張感は、ラヴ・シーンなどで　ちょっと緩んだりはするものの、最後の最後まで続き、あ～良かった　とホッとする所まで（ネタバレ？）　グイグイ引っ張って行かれましたねー！

ボクサー経験があり、共に対戦した事もある二人の刑事が組んで、猟奇殺人事件に臨むのですが、なにやらウラの事も複雑に絡んで、謎が謎を呼び・・・　　という、クライム・ミステリー。

ジョシュ・ハートネット（若い刑事バッキー・ブライカート　ミスター・アイス）　
「パール・ハーバー」に出ていたようですが、見たくないので見てません（笑）　なのでお初でしたが、これがなかなかにNice guy！　微妙な立場？の青年を好演しています。
・・・と思ったら、なんと「シン・シティ」にも出演していましたね～（苦笑）見てんじゃん　(^_^ゞ

アーロン・エッカート（ベテランだが謎の多い？刑事リー・ブランチャード　ミスター・ファイア）
あっけらかんとした明るい笑顔から、“裏”の部分を感じさせる厳しい表情まで、落差の激しさが印象的でした。「ザ・コア」「抱擁」は見ています。顔も覚えていましたよ。（苦笑）

スカーレット・ヨハンセン（複雑な過去を持つ美女ケイ・レイク）
リーとバッキーと、仲良しトライアングルを形成して・・・若いのに貫禄の、実に謎めいた女でした。
「アイランド」の時より全然素敵でしたね！　あの時は印象薄すぎ！役柄の差でしょうかね？

ヒラリー・スワンク（成金を父に持つ、ちょいワルお嬢様マデリン・リンスコット）
う～ん どこかで見た　見た 確かに！ と思いながら最後まで気付かずにおりました（苦笑）
「ミリオン・ダラー・ベイビー」の印象があんなに強烈だったのにぃ f^_^;　と反省しきりです。
綺麗でしたが、やはりどこか気品に欠けるところが気になりましたねっ（爆苦笑）

気品と言えば、どちらかと言うとケイ役のスカーレット・ヨハンセンの方がお上品にみえました（笑）

<R-15>指定なのは、エロ（レズなど）・グロ（惨殺死体）に配慮して・・・　と言うわけでしょうか？

・・・などと書くと、そんなの見たくない！　と思われてしまうかも知れませんが・・・（苦笑）
監督さんの感性で、そんな場面も品良く表現されていましたよ。

監督は　ブライアン・デ・パルマ

原作 ジェームス・エルロイ　『ブラック・ダリア』（文春文庫刊）
これが第一弾で、文春文庫はこの後、「暗黒のＬＡ四部作」と銘打って・・・
第二弾　『ビッグ・ノーウェア』　第三弾　『ＬＡコンフィデンシャル』　第四弾　『ホワイト・ジャズ』　と
刊行するようですよ。

う～ん 「アメリカ文学界の狂犬」 かぁ・・・　　読んでみたいかも？ ^^;
----------------------------------------------------------------------
これではあまりにも説明不足かな？と思い f^_^;　追記致しまする。

【１０月１９日追記】
“ブラック・ダリア” とは、
惨殺死体で発見された、駆け出し女優一歩手前の？！
エリザベス・ショート（２２）に付けられた呼び名です。
それ以前に公開された『ブルー・ダリア』と言う映画に準えて、
黒髪で黒いドレスを好んだ彼女を、そう呼ぶようになったそうです。
----------------------------------------------------------------------

コメント 2

これも実話なんですよねー。アメリカの闇は深い。
映画は拝見してないんですけれども、TV ガイドの特集 ＾＾;) で読んだところによると、原作者のエルロイの幼少期に彼のお母様が殺されて（未解決）、そのせいでエルロイはこの事件に執着を感じるようになったそうです・・・。
by (2006-10-26 15:17) 

Oh～　そうなんですか！
なんだかますます興味を惹かれてしまいますね～　　　>彼の本

話は違いますが？ ネット検索してまして、この被害者の“現場写真”掲載のページを発見！ 結局怖いもの見たさで、己の好奇心に勝てずに（苦笑）最後まで見ちゃいました。まあ遠目だったので良かったですが・・・（冷や汗）
by Labyrinth (2006-10-26 23:59)