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ジェーン・エア(JANE EYRE)1944 [さ行の映画]

  これは高校生の頃、原作を読んで感激した覚えがあるのですが・・・?


何度も映画化されているそうですのに?
今回が初めての観賞でした。間が空きすぎたな~って感じです(笑)

ストーリーは当然うろ覚え!(苦笑)
しかし 長いなー という印象はシッカリ有ったのですね。
が、映画を見終わってみたら、「こんなにシンプルだったっけ?」 
と狐につままれたみたいなのでした。
やはり長編小説を劇場用の作品に収めるには どこか端折ったりしなければ・・・ 
ですよね?(笑) はい それは定石でした。f^_^;
でも、充分ドラマティックで、演技者も素晴らしくて、とても良い作品でしたので!
心に残る作品がまた一つ増えました。

特に子役の少女たちが魅力的で凄く惹かれましたね~。

ジェーンの子役さんは まるで これのために生まれてきたかのような気がするほど!?
確か原作での、彼女を形容する言葉は “不細工” で “可愛いげがない” 等々だったような?
(そんな印象を持っただけだったかも? 自信が無くなってきた~ が、調べる気もなし!)
地味ながらも子供らしい愛らしさがあり、自己主張するときは真剣そのもの!
耐え難いほどの悲しみに心を痛める時の表情は、大人顔負け・・・  って感じでしたね~

特筆すべきは、ジェーンの学友のヘレンを演じたリズ・テイラーですね!
本当に天使のような美少女ぶりで、周りの空気まで清らかに見えるようでした!

そしてもっと凄いのは!?
何と言っても、フランスの少女という役のマーガレット・オブライエンですね。
夢と現実を自由に行き来しているかのような表情の変化!?
大人びた仕草で、シナを作るってみせるオマセな少女を活き活きと演じていました。
なにより 高価そうなドレスでバレエを踊る姿は超可愛かったです!

オーソン・ウェルズは言うまでもなく、しっかりとした存在感を示していました。
彼が画面に現れると、緊張が走る!
大げさでなく、そんな感じを受けました。

ジョーン・フォンテインは、成長過程で “望み”や “欲” を心の奥深くに仕舞い込んだジェーン を
しっとりと演じていましたね。
“気弱さ” の滲み出た表情も良かったです。
  

オーソン・ウェルズ(エドワード・ロチェスター) ソーンフィールド邸の気まぐれな主。
財力にモノを言わせて放蕩を尽くしてはいるが・・・
心の襞にはズッシリと “重し” がのし掛かっている?!

ジョーン・フォンテイン(ジェーン・エア) 
幼くして身寄りを亡くし、唯一の縁者である伯母に養育されるも
その後、厄介払いのように入れられたローウッド学院で10年間辛抱し、教師の資格を得る。

マーガレット・オブライエン(アデール・バランス) ソーンフィールド邸の小さな住人。
                         母は踊り子。

ペギー・アン・ガーナー(ジェーン・エアの幼少時) 薄情な伯母の元で育ち “小さな頑固者” と。

エリザベス・テイラー(ヘレン) ローウッド学院でのジェーンの朋輩。心優しき美少女で短命?

ジョン・サットン(Dr.リバース) 医師。ローウッド学院の生徒たちを検診して、見守っている。

アグネス・ムーアヘッド(リード夫人) ジェーンの伯母。
身分不相応で?一族が気に入らぬ、弟の嫁の産んだ子と、幼いジェーンを冷遇する。
テレビドラマ「奥様は魔女」のcuteなママ・エンドラを演じたのはこの方でしたね~(笑)
この時は若くて綺麗です!

監督 ロバート・スティーヴンソン

 ポスターも “時代” を感じるようですね。クラシカルで素敵です♪


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コメント 2

最近の映画かと思って読んでいたら、エリザベス・テイラーにオーソン・ウェルズときて、思わず製作年を確認してしまいました。1944 年ですかー。
少女時代のテイラーさんは見たことがないのですが、そんなにきれいでしたか。俄然見たくなりました。
ふと疑問に思ったのですが、最近の高校生でも、ブロンテ姉妹とか読むのかしら・・・。
by (2007-04-27 21:45) 

Labyrinth

モノクロームの美少女は何だか神秘的に見えてしまいます。
いやー ^^; 子役さんてほんの一瞬の輝きなので?
本当にお宝映像だな~ なんて最近よく思うのですよね。

う~ん 古典文学?読んでいるのでしょうかねぇ?
読んでいてくれると 何となく嬉しいのですがっ f^_^;
by Labyrinth (2007-04-30 00:57) 

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