ランジェ公爵夫人（NE TOUCHEZ PAS LA HACHE／LA DUCHESSA DI LANGEAIS／DON'T TOUCH THE AXE） ２００７ [ら行の映画]
これもだいぶ以前の鑑賞です・・・。（苦笑）文豪バルザック原作というのですが、バルザックという名前だけは知っていても
どんな作風なのか皆目見当付かず・・・ ではございますが f^_^;
何故か とても気になりまして、確かめてみました。
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フランスの巨匠ジャック・リヴェット監督が、「美しき諍い女」に続き
再び文豪バルザックに挑んだ文芸ロマンス。
19世紀初頭のパリ貴族社会を舞台に、気高き公爵夫人が
無骨な将軍に恋愛ゲームを仕掛けたばかりに、
それぞれに思いもよらぬ運命を辿るさまを格調高く描き出す。
（allcinema より）
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１９世紀初頭 スペインのマヨルカ島にある白亜の修道院に、
一人の身なり正しき軍人（片脚が不自由な？）が訪れ、面会を申し出る・・・。
面会希望の相手はフランス人修道女テレーズ。
待っている間、彼は苦悩や悔恨が色濃く刻まれた表情に・・・！？
５年程前に遡る。
場面はガラリと変わり、パリの華やかなる社交界！
常連達が物珍しがって見ているのは、ナポレオン軍の英雄モンリヴォー将軍。
居心地悪そうに隅の方に居る。
そこへ、社交界の花形ランジェ公爵夫人が現れて・・・
将軍の噂を聞きつけると、にわかに強い興味を示すのだった。
賑わいから離れ、落ち着いた雰囲気の部屋で将軍の手柄話に耳を傾ける夫人。
モンリヴォー将軍は戸惑いながらも、朴訥な口調で語り続け・・・
やがて佳境に入るか！ と思われる箇所に来ると、突然！
「では この続きは明日 我が家へお越しいただいてから・・・ ね？」
・・・と、さっさと切り上げて、その場を後にする夫人でした。
話の腰を折られても、次の逢瀬の約束をされて、将軍は悪い気はしない・・・。
翌晩、めかし込んで指定の時間には、夫人の元を訪ねるのだった・・・。
ランジェ公爵は長期不在のようで、館には夫人の世話をする下女と執事のみ。
夫人の趣味が満載の部屋で、モンリヴォー将軍はますます虜となっていく！
さて・・・？
ちょいと薹の立った痩せぎすなランジェ公爵夫人でしたが
なるほど！若いときにはさぞや美しかったことでしょう！ という片鱗は確かに！（笑）
凝った御衣装を次々にお召し替えになって・・・ 目の保養にもなりました。
恋の駆け引きも、魅惑の眼差しでお手の物といった感じでした。
無骨な将軍の気持ちを煽って夢中にさせることなど、容易いことと・・・。
狭い社交界の中での、いつもの恋愛ゲーム・・・
・・・のつもりの夫人でした・・・ ・・・が、今回だけは違った！？
将軍の一途さや、プライドの高さは予想外だったのかもしれない・・・
事態は、彼女の全く予期せぬ方向へと・・・！？
監督が巨匠と聞くと、作品も重厚で古くさい感じかな？ と思ってしまいますが
格調はあるけれど、重くもなく・・・
恋愛のパターンも確かに古いには違いないですが、それがかえって新鮮みを感じたり・・・
夫人が焦らす
将軍がいきまく
・・・みたいなシーンは円熟した大人の色香が漂い、見応え充分！
とても楽しめました。
・・・誰もが予想外の展開になり、そして、また・・・！？
ラストは、海の上での乾いた？構図になり・・・
最初イメージしていた 『ランジェ公爵夫人』 とはまるで懸け離れた印象で終わりました。
ちょいと主演女優に不満を抱いたりした私めですが、（グラマー好みなので？ （笑））
この作品 結構好きかも！
モンリヴォー将軍役のギョーム・ドパルデュー 渋くて格好良かったです～
ジャンヌ・バリバール（アントワネット・ド・ランジェ公爵夫人）
ギョーム・ドパルデュー（アルマン・モンリヴォー将軍）
ビュル・オジエ（ブラモン＝ショーヴリ妃）
ミシェル・ピッコリ（ヴィダム・ド・パミエ）
原作 オノレ・ド・バルザック
監督・脚本 ジャック・リヴェット
takemovies さん (^_^)ノ
xml_xsl さん (^_^)ノ
nomi さん (^_^)ノ
いつもnice！をどうもありがとうございます。
by Labyrinth (2009-03-09 18:46)
shin さん (^_^)ノ nice！どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2009-03-10 11:05)