ホルテンさんのはじめての冒険（O' HORTEN）　２００７：ごまちゃん'ｓ備忘録：SSブログ

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ホルテンさんのはじめての冒険（O' HORTEN）　２００７　[は行の映画] [編集]

ホルテンさん０.jpg 　たまにはこういった映画を見るのも良いものですね～

爺さん婆さん子供しか出てこないですけどっ　（（爆）　って冗談ですよ）

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「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメル監督が母国ノルウェーを舞台に贈るハートウォーミング・コメディ。
勤続40年の生真面目運転士の主人公が、定年退職当日に人生初めての遅刻をしてしまったことから
次々と予期せぬ出来事に巻き込まれていくさまをゆったりしたテンポでユーモラスに綴る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema　より）
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朝の陽差しの中、用意した昼食を鞄に詰め・・・
チュッチュと騒ぐ小鳥の籠にカバーを掛けてから・・・
皮のコートに、運転士の帽子という制服姿で家を出る。

・・・流線型の車輌に乗り込むと、運転席に着くやいなや、愛用のパイプに火を点けて燻らす。
若い同僚が、「いよいよ定年だね」と話しかけるが、寡黙なオッド・ホルテンは素っ気ない。

オスロを出た列車は雪景色の山の中をひた走り・・・
（この時の俯瞰の図がとても良いです！　ゆっくりと眺めていたい感じでした。（笑））

港町へ着くと、業務を終えた彼は一人雨の降りしきる中を、定宿のホテルへと向かう。
女主人は、彼を暖かく迎えるが、定年退職の話になると、淋しそうな顔をした。

二人とも初老で・・・　　節度のある長い付き合い？というのが見て取れる・・・。

ホルテンさん1.jpg

明日が最後の業務という日の夜、同僚が集まって送別会を開いてくれた。
そこで運転士歴４０年を祝して、シルバーの記念品（模型）を贈呈される。

そして、彼のために全員起立してシュッシュッと？不思議な儀式をしてくれたのでした。
（ふざけているわけでも無さそうなのですが、本当に滑稽な仕種でしたよ（笑））

この後、二次会へと誘われるのですが・・・
あまり気乗りもせぬが、しかし自分のためと言うこともあり、断ることも出来ず
煙草を切らした　と言って用足しをしてから、一人遅れて行ったところ・・・

教えられた暗証番号がわからなくなり！どうしてもドアを開くことが出来ません！？
さて・・・？

それからが、ホルテンさんの本領発揮？！という展開になって参ります。（笑）

生真面目な人が、想定外の事態に直面したとき、どんな行動を取るのか・・・？
ともかく、ハラハラしながら成り行きを見守るしかなかったのですが（笑）
その後も、不思議なホルテンさんの行動に釘付けでした！

“コメディ” と言っても、ニッと笑うほどのことでもなくて・・・
ホルテンさんの奇行？を理解しようと、結構一生懸命なのでした。（笑）

67歳、独身で真面目　・・・ということしかわかっていないオジサンです。
次にどう出るか？！と気が抜けませんでしたし、大いに楽しくもありました。

ホルテンさん2.jpg

顔馴染みの人や、初めて出会う人々とのエピソードは、あたたかくも新鮮に映りました。
しかし、そこには概ね、孤独と、いつか訪れる死が、さりげなく存在しているのでした。

私的には、一番のNice！はワンコのマリー？でしたね。（笑）

ボード・オーヴェ（オッド・ホルテン）　ベルゲン急行の運転士
ギタ・ナービュ（トゥーゲルセン夫人）　煙草店の未亡人
ビョルン・フローバルグ（フロー）　友人？
エスペン・ションバルグ（トリグヴェ・シッセネール）　元外交官？

監督・製作・脚本　ベント・ハーメル