いつか眠りにつく前に（EVENING） ２００７

　

これは公開当時に、どこかで眼にした 「婆さんばっかり出てくる映画で・・・」
というコトバに反応してしまい・・・　結局 興味は有りながらも見損なってしまった作品でした。　

誠にツヤ消しなことを言ってくれたもんだな　と思いますが・・・ 　┐(´_｀)┌
確かに、間違ってはいなかった　と納得！（爆）
でも、その内容は私好みで！（笑）
色々と考えさせられる事もあったり・・・　で、印象に残る映画でございました。

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人気作家スーザン・マイノットのベストセラー小説を
豪華キャスト競演で映画化した感動ドラマ。
死の床にある老婦人の悔恨の念に駆られた回顧録を通して
人生を見つめ直していく娘たちの姿を描く。　（allcinema　より）
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オープニング・クレジットからして、とても素敵なものでした。
幻想的な雰囲気が漂い、押さえ気味な？妙なる調べが それを引き立てます！

ヨットに横たわる若い女性と、それを見つめる年配の女性・・・　　？？？


死の床にあるアン（ヴァネッサ・レッドグレーヴ）は投薬の加減か？混沌とした世界にいた。
専属の看護師が看取る中、長女のコンスタンスと次女のニナも駆け付けていた。

コンスタンスは二人の子持ちの家庭人。
ニナは自立し、恋人も居るが、ここぞ！と言う時の１歩が踏み出せず・・・
人生に苦悶していた！？

アンは混濁する意識の中、ハリスという名を繰り返し口にしたと言うのだが・・・
身内の者にとっては初耳で、それは皆を何故かしら不安にさせた。
そして彼女が目覚めてからの一言が　「ミステイク」 だった。


アン（クレア・デインズ）がバスを降りると、バディがオープンカーで待ち受けていた。
しばしのドライヴの後、着いた所はウィッテンボーン家の海の別荘。

バディの姉のライラはアンの親友で、翌日ここで結婚式を挙げることになっていた。
アンはブライズメイドを頼まれているのだ。 

ライラはマリッジ・ブルーなのか？ 浮かない顔を見せた。

バディが言う。
姉は元々ハリスが好きなのだから、この結婚は間違っている・・・。

ハリスとはっ
ウィッテンボーン家のメイドをしていた人の息子で、今では医者となっている好男子だ。

アンはバディに連れられて船着き場へ行き、ヨットの調子を見ているハリスに引き合わされる。 

ライラだけでなく、バディもハリスのことが大好きな様子で・・・？
何やら複雑な人間関係が形成されようとしていた？！

さて・・・？


二人のアン（若いときのアンと老いてからのアン）が交互に出て来て、話は進みます。
煩雑なようで居て、それが案外心地良い？　と、私めには写ったのですけれども。

それにしても、 ヴァネッサ・レッドグレーヴの老婆振り・・・　堂に入っていましたね！？
あれくらいにあっけらかんと “老い” を前面に押し出せるなんて・・・　本当に素敵です！

死の床にある人って、心の中はあんな風になるんだろうな　と思わせてくれて
彼女が映ると、何だか心穏やかになり、落ち着いた気分になれるのが不思議でした。
いろいろあったけれど、きっと良い人生だったのでは？ と。（微笑）

『キャメロット』の時の自由奔放なイメージがずっと有って・・・ （苦笑）
出来れば “老い” は見たくない人だったのですけれどもっ　　全然OKでした！ f^_^;


出番は少ないけれども、 メリル・ストリープの存在感も見逃せないですね。
上品でリッチな老婦人の佇まいを、さりげなく体現していました。

母と娘は、実際にも親子！？

ライラ役のメイミー・ガマーはメリル・ストリープの実の娘さん
コンスタンス役のナターシャ・リチャードソンはヴァネッサ・レッドグレーヴの娘さんだそうです。 
見ればよく似ていますね。（微笑）

しかし　と言ってはナンですが
私めが惹かれたのは、 次女ニナ役のトニ・コレットでした！
感情の起伏が激しい役でしたが、持ち前の美貌で難無くこなしていたように思えます？（笑）

あと、ウィッテンボーン夫人役のグレン・クローズですね。
寛容で、茶目っ気もあるが、慇懃無礼な面もチラと垣間見られるような？
とても複雑で魅力的な人物を彷彿させていました。
（ちょいと買い過ぎでしょうか？ （＾ｍ＾）　
最近、ミニ人参？を口いっぱいに入れちゃう得意技を見ちゃったので、どうしても甘くなります（笑）） 


ライラ・ウィッテンボーン（メイミー・ガマー）　＆　アン・グラント（クレア・デインズ）


　ライラ（メリル・ストリープ）　＆　アン・ロード（ヴァネッサ・レッドグレーヴ）


コンスタンス（ナターシャ・リチャードソン）　＆　アン（ヴァネッサ・レッドグレーヴ）

ナターシャ・リチャードソンは、２００９年３月に事故で故人となっていたのですね。
これが遺作と言うことになりますね。　ご冥福をお祈りします。　　



コンスタンス ＆ アン　そしてニナ

アンの夢の世界かな？ というシーンですね。（画像がめちゃめちゃちっちゃいですが（爆））
ともかく、晩年のアンを見ていると心温まる　というか、不思議と優しい気持ちになれました。

でも男性や、お若い方にはわからん世界かも？（爆）


クレア・デインズ（アン・グラント）
トニ・コレット（ニナ）
ヴァネッサ・レッドグレーヴ（アン・ロード）
パトリック・ウィルソン（ハリス・アーデン）
ヒュー・ダンシー（バディ・ウィッテンボーン）
ナターシャ・リチャードソン（コンスタンス）
メイミー・ガマー（ライラ・ウィッテンボーン）
アイリーン・アトキンス（夜勤看護師）
エボン・モス＝バクラック（リュック）
バリー・ボストウィック（ウィッテンボーン氏）
メリル・ストリープ（ライラ）
グレン・クローズ（ウィッテンボーン夫人）

原作　スーザン・ミノー　『いつか眠りにつく前に』（河出書房新社刊） 
（お名前の表記が、どっちかな？ と迷いましたが、こちらにしておきました。）

監督　ラホス・コルタイ

コメント 17

xml_xsl さん (^_^)ノ
早速のnice！どうもありがとうございました！
by Labyrinth (2010-10-04 02:04) 

官兵衛 さん (^_^)ノ
kuze さん (^_^)ノ
あんれに さん　(^_^)ノ
bit さん (^_^)ノ

皆さん いつもnice！を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-04 02:06) 

末尾ルコ（アルベール）さん (^_^)ノ
いつもnice！どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-04 02:06) 

ぷりん＆りく さん (^_^)ノ
nice！どうもありがとうございました！
by Labyrinth (2010-10-04 17:50) 

りぼん さん (^_^)ノ
いつもnice！を、ありがとうございます！
by Labyrinth (2010-10-04 17:51) 

ritton2 さん (^_^)ノ
いつもnice！を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-04 17:51) 

よーじっく さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-04 17:52) 

釣られクマ さん (^_^)ノ
いつもnice！を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-04 17:53) 

竜眼寺暁 さん (^_^)ノ
いつもnice！を、どうもありがとうございます！
by Labyrinth (2010-10-04 17:53) 

キナコ さん (^_^)ノ
nice！どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-05 00:16) 

鉄腕原子 さん (^_^)ノ
いつもnice！を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-05 00:17) 

まーちん さん (^_^)ノ
nice！どうもありがとうございました！
by Labyrinth (2010-10-05 00:17) 

これ、好きな映画です！DVDでの鑑賞でしたが、かなり感動しました。
by viognier (2010-10-05 00:56) 

viognier さん (^_^)ノ　こん！
oh！　viognier さんも ご覧になったのですね～
やはり 感性が似ているのかな？　（＾ｍ＾）ぷっ
良い作品に巡り逢えて良かった！ と言う気持ちです。
いつもnice！ありがとうございます！
by Labyrinth (2010-10-05 18:39) 

ponchi さん (^_^)ノ
nice！どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-05 18:40) 

dorobouhige さん (^_^)ノ
takemovies さん (^_^)ノ

いつもnice！を、どうもありがとうございます！
by Labyrinth (2010-10-05 18:40) 

cfp さん (^_^)ノ
nice！を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-06 00:15)