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ショパン 愛と哀しみの旋律(CHOPIN. PRAGNIENIE MILOSCI / CHOPIN: DESIRE FOR LOVE) 2002 [さ行の映画]

ショパン.jpg ショパンというと、「雨だれ」 とか「子犬のワルツ」とか?

優しい?旋律のものが思い浮かぶ私なのですが・・・

この作品中に出てくる楽曲、呼び名は知りませんが聴いたことある ある! というものが沢山!
それだけ、知らぬ間に耳に馴染んでいる! ということなのでしょうね~。

それにしても、“ピアノの詩人” ショパンと 女流作家ジョルジュ・サンド
恋仲か愛人関係か?  ・・・今までは、それくらいの知識しかない私でした。 (爆)

本作は、ショパンの生い立ちから、ジョルジュ・サンドとの濃密な共同生活を
如実に描いたものだそうでして?(オフィシャルサイトによる、監督さんの自負?)

確かに、
これまで “肖像画の優男” という認識しかなかったショパンが3Dで現れた!?
・・・ってな感覚で? (笑) なかなか見応えのある作品と思いました。


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数多くのピアノの名曲を残した天才作曲家ショパンと
恋多き女として知られる作家ジョルジュ・サンドとの
愛の悲劇を描く音楽伝記ドラマ。 (allcinema より)
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ショパンの父上は、もともとフランス人で、ポーランドに帰化した人なのですね?
それで、ショパンがフランスに逃れた! ということに納得できます。(大げさか?(苦笑))

ポーランド時代の彼の立場や、何故祖国を捨てざるをえなかったのか? が、克明に描かれ、
知識ゼロのこちらとしては、初っぱなから 戸惑ってしまう感じがしました?(苦笑)

フランスへ逃れても、そうそう芽が出るわけもなく・・・?
という不遇の時代は、何だか短めに感じられましたね。(爆)

その後、華やかなサロンに呼ばれて・・・
お屋敷の女主人の愛人である?リストによって、ショパンの楽曲が披露されるとっ
文句なく大喝采!

そのリストに促されて、ピアノに向かうショパン
リストの激しいタッチを打ち消すような? 繊細な調べで場内をたちまち魅了してしまう・・・!

ショパンはそこで、名声と、生涯深く関わることになるジョルジュ・サンドを得る!?

ショパン2.jpg

ジョルジュ・サンドは一目惚れなのでしょうね。
能動的でした。

その時は、彼女に眼が行くようなショパンではありませんでしたが
(他に意中の女性が居たが、持病を理由に婚約の許可を得ることが出来なかった)

ある日、病に倒れた時に、サンドがいち早く駆けつけ、献身的な看護ぶりを見せます。

う~むむ これは私もちょっと意外! と言う感じで、驚いたのですけれども
彼女自ら台所に立って、薬効のあるようなお手製スープを作る という・・・
甲斐甲斐しく立ち働く姿は、本当に予想外でした。
(上流の女の人たちは料理などしない と勝手に思ってましたので?)

しかし、その後・・・
売れっ子の女流作家である前に、母であり、しっかりとした女性であると・・・
ん?
しっかりとした女性 というのは最初からそうでしたね!?(苦笑)

ショパンの心がなびくと、ジョルジュ・サンドは全面的に彼をバックアップ!

彼の療養(肺結核)のために と、心を砕くのですが、
何処へ行っても長男モーリス・長女ソランジュを伴っての4人暮らしなんですね~

この辺りが、後々の波乱を予感させる・・・?(ニヤリ  おっと不謹慎な!)

さて・・・?

ショパン1.jpg

なんですか、
ショパン物語 というよりは、ジョルジュ・サンド物語になってきてしまいましたけれども?(爆)

今まで、美しい旋律を生み出した優男 という認識しかなかったショパンを(私見です!)
とても人間くさい、非凡な才能を持った男 として描き出している! と思いました。

私的に、印象的な場面は・・・
二人が親密になる というところで
ショパンがジョルジュ・サンドの胸に手を差し入れて・・・ というシーンがあるのですが
その時のサンドの眼差しの行方が良いのですよね~(微笑)

百戦錬磨の女傑のように思われる6歳年上の女が (失敬!)
一瞬、緊張と恥じらいの眼差しに変わる!? という・・・
って、深読みしすぎ?(笑)
私はその時に、二人の “力関係” を見たように感じたのですけれど?


ショパンの晩年は・・・  ちょっと心が痛みますね。
「Heart」 という言葉が耳から離れませぬ~(爆)

ショパン好きな方々には不評かもしれませぬが?(苦笑)
私は、大変興味深く見られましたし、素晴らしい音楽も堪能することが出来ました。


ピョートル・アダムチク(フリデリック・ショパン)
ダヌタ・ステンカ(ジョルジュ・サンド)
ボジェナ・スタフーラ(ソランジュ・サンド)
アダム・ヴォロノヴィチ(モーリス・サンド)


監督 イェジ・アントチャク


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Labyrinth

bit さん (^_^)ノ
早速のnice!を、どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2011-09-05 01:48) 

Labyrinth

官兵衛 さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-05 01:48) 

Labyrinth

あんれに さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-05 01:49) 

Labyrinth

(。・_・。)2k さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-05 02:10) 

Labyrinth

あいか5drr さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-06 00:25) 

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りぼん さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-06 00:25) 

Labyrinth

ryo1216 さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-06 00:26) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-06 00:26) 

Labyrinth

綾小路曽根斗麿 さん (^_^)ノ
鉄腕原子 さん (^_^)ノ

nice!を、どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2011-09-06 00:27) 

Labyrinth

ritton2 さん (^_^)ノ
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Labyrinth

xml_xsl さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-06 00:28) 

Labyrinth

今造ROWINGTEAM さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-06 00:28) 

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千里眼 さん (^_^)ノ
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by Labyrinth (2011-09-06 00:29) 

Labyrinth

@ミック さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-06 02:36) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2011-09-06 02:37) 

つくつくほうし

ショパンがフランスに行ったのは祖国から逃れるためじゃなく、音楽家として成功するためですよ。
そしてちょうどそのフランス滞在時に祖国ポーランドで大規模な対ロシア蜂起(11月蜂起)が起きたので西側からの入管が厳しくなり、そのために戻ることができなくなったのです。
ショパンはすぐにでも祖国に戻って銃を取る覚悟でしたが、適いませんでした。
本人はかなり悔しかったらしく、革命のエチュードはその気持ちをぶつけて作ったものだと言われていますね。
by つくつくほうし (2011-09-10 15:19) 

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