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ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋(W.E.) 2011 [あ行の映画]

W.E..jpg 私的にはウォリスと言うより、シンプソン夫人・・・ w

世界を敵にまわしても、
あなたさえいれば、生きていける――



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「ワンダーラスト」で監督デビューを飾ったマドンナが、
“世紀のスキャンダル”と騒がれた英国王エドワード8世と既婚女性ウォリスの
恋の顛末を女性の視点から描き出した監督第2作。
結婚生活に悩む現代の女性が、
次第にウォリスとエドワードの恋に自らの気持ちを重ね合わせていくさまを、
華麗な衣装・美術とこだわりの映像美で綴る。
主演は「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~」のアビー・コーニッシュと
英国期待の若手アンドレア・ライズブロー。
共演にジェームズ・ダーシー、オスカー・アイザック。

1998年のニューヨーク。
分析医の夫と誰もが羨む結婚生活を送るウォリーだったが、
子どもを望まない夫との溝は深まるばかり。
そんな中、かつての職場でもあるサザビーズで開かれる
英国王エドワード8世とその妻ウォリスの遺品オークションの
内覧会場へと足を運んだウォリーは、その品々に魅せられ、
ウォリスの人生にも興味を持つ。
そして、すべてを手に入れたと思われていたウォリスにも、
いくつもの苦悩や葛藤があったことを知り、自分の境遇と重ねていく。
やがてそんな彼女は、会場で出会った亡命ロシア人の警備員
エフゲニと少しずつ心を通わせていくのだが…。
                    (allcinema より)
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エドワード8世 のことを、彼に近しい人たちは “デイヴィッド” と呼ぶ ということを
彼の愛人から聞かされたウォリス・シンプソン

その愛人に頼み込み、夫のアーネストと一緒にヴィラに招待して貰い・・・
英国王エドワード8世とのお目もじが叶う。

・・・というエピソードからして、とても新鮮な驚きがありました。(微笑)
素晴らしいロケーションと共に・・・
まさに夢の世界への扉が開かれた って感じでしょうか!?

しかし、オープニングはとてもシリアスなものでした。
シンプソン夫人になる以前の?不幸な結婚の一こま。

流石 女流監督! 繊細な描写で “女心” をグッと掴みに参ります。

時代が変わり・・・
ニューヨークの瀟洒なマンションに暮らすウォリー(アビー・コーニッシュ)
夫婦間の諍いで、図らずも夫から手荒い扱いを受ける彼女・・・。

ウォリーの母や祖母が熱っぽく語っていたと言うシンプソン夫人・・・
彼女は、夫人と同じ名を付けられ、玉の輿に乗った一人のはずだった。

ここで唐突に、余談です。
私は、シンプソン夫人のことを初めて耳にしたのは母親の “お喋り” からでした。

そして、ニュース映像で・・・
昭和天皇がお歳を召してから欧州旅行をされた際に、
ウィンザー公と久々にお会いになったときの、心からの笑顔!?  ・・・を拝見して、
ウィンザー公のお人柄が偲ばれるようだ と思ったことでした。

シンプソン夫人(と呼ばせて下さい)が亡くなってから、遺された・・・
公が彼女のために、カルティエの工房で作らせたと言う斬新なデザインの宝飾品の数々
本当に溜息の出るような見事な装身具たちでしたが・・・
それらが競売に掛けられるというニュースも、とても興味を惹かれた出来事でした。 

閑話休題

ウォリーが特別な想いで、内覧会場のウォリスの遺品の品々を見るとき
いつしか妄想が膨らんで!? ウォリスと交信している!?  というシーンが出てきます・・・

時が経過して・・・ ウォリーがパリを訪れたときに
彼女は、夫妻が長期滞在していたというパリのホテルにも足を運びます。
もうここでは、妄想はますます逞しくなっており!?
ベッドに泣き伏すウォリスを慰め、宥める!? ウォリーが居ます。(微笑)

直前のウォリスの台詞が忘れられません。
「私たちは世界で一番有名な宿無しよ・・・」

ウォリーは、モハメド・アルファイド氏が所有しているという ウォリスの書簡を
見せて貰えることになり、ブローニュの森の館を訪れる。

ここでは、ウォリスの “本音” が生々しく聞こえ、思わず胸を打たれました。 

ウォリスを見事に演じた アンドレア・ライズブローがとにかく良いです♪
奔放に振る舞う壮年期から、ひっそりと夫の看病に心を砕く老年期まで・・・
年代に合った美しさと魅力を放っておりました。

小柄で華奢な彼女がウォリーに言います。
「顔も美人じゃないって言われるけど、あたしは“着こなし” が良いのよ」 
この言葉が、一番端的に彼女を表しているのでは!? と思われました。

また、ウォリーを演じた アビー・コーニッシュですが・・・
漆黒の髪が、彼女の意志の強さを表しているようで!? とても惹かれましたね♪
“お飾り” の妻の座を降りて、再び歩み始める彼女が素敵で、ますます格好良く見えました♪  

ん!
エドワード8世を演じた ジェームズ・ダーシーも忘れてはいけませんね~ w
「英国王のスピーチ」でのガイ・ピアースはハンサムで、それらしくて良かったですが
ジェームズ・ダーシーは、また別の角度からの “らしさ” も表現していたように思えます!?  

いずれにしましても、マドンナはスゴイ♪ と心底思いました。(汗)
  

アビー・コーニッシュ(ウォリー・ウィンスロップ)
アンドレア・ライズブロー(ウォリス・シンプソン)
ジェームズ・ダーシー(エドワード) エドワード8世 ウィンザー公 
オスカー・アイザック(エフゲニ) サザビーズの警備員 

監督・脚本・製作 マドンナ
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