私の男(MON HOMME / MY MAN) 1995 [わ行の映画]
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与えることを天職、生き甲斐とする、究極の博愛主義者“幸せな娼婦”マリー。
ある日彼女は道に寝ていた浮浪者ジャノを拾い、ヒモになってと懇願する。
彼のために仕事をこなし始めたマリーは幸せで満ち足りていた。
だが彼女のおかげでいい服を着て金も自由になったジャノは、
町で娼婦をスカウトして稼ぐようになる。
裏切られたことに気づくマリーは、その反動からか、
子どもが欲しいと若い男に声を掛けるのだが……。
ジャノがスカウトした娼婦の女とも仲良くなり、子どもの父親を共有するなど、
女にとって男の存在とは何なのかを考えさせられる作品。 (allcinema より)
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アヌーク・グランベールという女優さんはお初でしたが、
女盛りといった風情で、輝くばかりの美貌でしたね♪
(画像検索で、その後のいろんなものを見なけりゃよかったかな・・・(爆) )
彼女が演じるマリーという娼婦の “心意気” が素晴らしく!?
思いがけず? どんどん引き込まれてしまいました。 (^_^ゝ
台詞に気取りがなく!? 真正直なので、おおらかに笑えるところが何よりでしたね。(笑)
しかし、冒頭は・・・
まさに客引きのスタイルで開き直っているかのような彼女に、少々ヒキました!? w
マリー(アヌーク・グランベール)
“ 縄張り” で網を張っている彼女を、通りがかりの主婦が一瞥!?
すると、それをマリーが見咎めて!? (汗)
言い掛かりをつけるのかと思いきや
巧みな会話術で、その主婦を取り込み!?
結局二人並んで客待ちをし始めます。w
たまたま通りがかった温厚な紳士も、マリーの口車に乗せられてしまい!?
主婦と男性はマリーに勧められるままに、ホテルへと消えていきます。
・・・とっ 先ほどの主婦が慌てて戻ってくるなり
いくらもらったら良いの? ねぇ いくらなの?
マリーは苦笑して
楽しい時間を過ごせればいいじゃないの!? それが報酬よ
もう、この辺りまできますと、娼婦マリーに興味津々♪
思わず知らず、前のめりになっていたような気が致します~(笑)
“情に厚い” マリーですが、お金のためにはギャングのボスに身をゆだねることもある?
高級車で送られても、
あんたのボスはサイテーだ! と、手下どもに毒ずくような気性の荒さも持っています。
そんな時・・・
アパートのゴミ捨て場に、路上生活者が寝ているのを発見!
ゴージャスな毛皮をまとったマリーは屈みこんで、髭モジャの男に声をかけます。
小銭をくれ という男に、お札しかないのよ と・・・
結局、部屋に迎え入れて、温かいシチューをふるまいますが
帰りかけた男を、帰したくなくなって!? 泊めることに・・・! f^_^;
その後何が起こったのか? は言わずもがなですがっ w
それまで遠慮がちだった男が、一挙に形勢逆転!?
なかなかヘビーな描写もありましたが・・・(ボカシが巧妙?w)
マリーの “私の男” 獲得! の迫真の演技は見事でした。
マリーは“私の男” となったジャノのために、張り切って仕事に励みます!? w
“情に厚い” 彼女は、老人も大好き!
喜んでもらえるなら と、様々なご要望にお応えします!? ( ´艸`)
ところで、
マリーの “男(ヒモ)” となったジャノですが・・・
日中は、彼女の “仕事場” であるアパートから追い出されて
暇つぶしに街中をぶらぶら・・・
良い服を着ていても、自分は何ら変わるところがない と
不満を漏らしましたところ
それなら広い家に引越ししましょう とマリーが言い、そうしますが
はたして、
ジャノにとって新居は安住の地となるのか・・・!? (ニヤリ)
ジャノ(ジェラール・ランヴァン) & サンギーヌ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)
ジャノが暇を持て余していた頃に、ふらりと入ったネイルサロン・・・
そこでジャノを担当した可憐な女性が気に入った彼は、早速言葉巧みに誘い、落とします!?
あわよくば彼女を娼婦にして稼ごう という腹だったのでしょうが
彼女(サンギーヌ仮名)は言われるままに努力はするものの、いざとなった時には尻込みを・・・
という次第なのでしたが、その穴埋めをするような “強い” 女性も現れて!?
ジャノは、マリーの知らないところで、ちょっとした小金持ちになっていきました。
ところが、
サンギーヌの客となった男が、実は囮捜査中の警察官だった ということから
ジャノは逮捕され・・・
マリーも呼び出されて、事情を聴かれる羽目に・・・!
サンギーヌ & マリー
警察署で図らずも顔を合わせた女二人・・・
初め、マリーは怒り心頭で!? 敵対していたものの、
刑務所送りになるジャノをどうやって救おうか という相談をするまでになります。
そんな二人をナンパしようとする輩がちょっかいを出して一悶着あったり と・・・
不愉快な思いを共有したりするうちに・・・
何故か二人の心はだんだんジャノから離れていってしまうのでしたっ!? ^^;
マリー & ジャン・フランソワ・ロリオ(オリヴィエ・マルティネス)
そんなガールズ・トーク中に・・・ ^^;
酒場に現れた若い男に、マリーは運命を感じてしまい!?
常軌を逸したように? 躊躇なくアタックしていきます!
かくして、女二人と男一人の生活が始まりますが・・・
マリーは母性に目覚めて!? 子作りをし、
天職と思っていた “商売” を止めてしまいます。
若いジャン・フランソワ・ロリオは、生活費を稼ぐために職探しをするのですが、
思うようには見つからず・・・
やむなく、マリーが復職を試みるのですが・・・
さて・・・? (微笑)
ジャノ & ベランジェール(サビーヌ・アゼマ)
一方、
刑務所から一歩出たところで、ジャノは奇妙な女と出会いますっ
近くに住むという、その中年女性は、
毎日、誰か出てこないかと待っていたと言うのですが・・・。
最初はビビッて、中へ戻してくれー と騒いだジャノでしたけれども (笑)
そのうち心を決めて!? 彼女に付いて行くことにしました。
私の男になってくれたら、誠心誠意尽くしてあげる
・・・と、ベランジェールは喜びましたが
さて・・・?
結局、ラストシーンはこう ↑ なり、ジャノからは反省の言葉が・・・!? w
う~むむむ この先、どうなったのか・・・ まじで気になります~ (笑)
・・・気持ちが入って、ついつい長くなってしまいましたけれども (汗)
不思議な娼婦の話で? 興味津々♪ 最後まで 面白く観られました。
サビーヌ・アゼマ(ベランジェール)(クレジットなし?)
挿入歌 バリー・ホワイト
監督・脚本 ベルトラン・ブリエ
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