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アリスのままで(STILL ALICE)2014 [あ行の映画]

アリスのままで.jpg 遅れ馳せながら、楽しみに?拝見 ^^;

もうすぐ私は
すべてを忘れる。
けれども愛した日々は、
消えはしない。

50歳のアリスが自分のままでいられる最後の夏。
家族との絆を描く感動の物語。



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「エデンより彼方に」「マップ・トゥ・ザ・スターズ」のジュリアン・ムーアが、
若年性アルツハイマーを発症した大学教授役で鬼気迫る演技を披露し、
アカデミー主演女優賞をはじめ数々の賞に輝いた感動のヒューマン・ドラマ。
徐々に自分が自分でなくなっていく恐怖と向き合っていく主人公の葛藤と、
そんな彼女を支えていく家族の絆を描く。
原作はリサ・ジェノヴァの同名ベストセラー。
共演はアレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート。
監督は「ハードコア・デイズ」のリチャード・グラツァー&ワッシュ・ウェストモアランド。

夫にも3人の子どもたちにも恵まれ、充実した日々を送る50歳の大学教授、アリス。
ところがある日、講演中に普通の単語が出てこなくなったり、
ジョギング中に道に迷ってしまったりといった物忘れが頻繁に起こるようになる。
やがて診断の結果、若年性アルツハイマー病と宣告されてしまう。
しかも遺伝性で、子どもたちにも発症のリスクがあると分かる。
子どもたちにも動揺が広がる中、病気は徐々に進行し、
ついには大学も辞めざるを得なくなるアリスだったが…。

                                            (allcinema より)
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大学教授だった父上が “アルツ・・・” と診断されて、ご家族は深刻な事態に・・・!
という話は私の身近にも聞こえてくる話でしたが、今回は“若年性” 。

「明日の記憶(2005)」 では男性の場合が描かれていましたけれども。

本作では、ジュリアン・ムーアが主役とあって、しかも “オスカー” を取ったとなれば ^^;
あの美しき女優がいったいどんな演技をっ!? と、興味津々になるのは当然のこと!w

50歳の誕生日を迎えたアリス。

言語学の大学教授として、公演中に言葉に詰まってしまったことは痛恨の極み!?
後に思い出しはしたものの、何故かふと不安になる・・・!?

アリスのままで1.jpg

いつものようにジョギングをしているつもりが、
何故か突然、自分の居場所がわからなくなってしまって、呆然と立ち尽くす・・・!?

まさか自分が? と思いつつ、受診をしてみれば・・・
次回はご家族とご一緒に! と言われ、“アルツハイマー病” を突きつけられる!?

夫に打ち明けるも、最初は信じられない様子・・・

しかし、海の別荘では、なんとトイレの在り処も忘れてしまっていた!?

三人の子供たちの反応も様々だったが・・・

アリスのままで2.jpg

担当の医師に勧められて、久々の登壇。

専門の “言語学” ではなく、
同じ病気を患う人や その家族 病院関係の人たちの前で
今の心境を赤裸々に語りだします。

・・・苦しんでいるのではなく、闘っているのです!

その真摯で力強い言葉は、切なくもジーンと皆の胸を打ちました。
(私めも、ここで思わずジワッと・・・ (T_T) しかし不思議と爽やかな気持ちに!)

ここまでくるのには、次女のリディア(クリステン・スチュワート)の手助けも多々ありました。

以前はわざと反発していたように見えた子でしたが、
母の変化を受け入れて・・・ 力になりたいと強く思うようになったのかも?

アリスのままで3.jpg

家族それぞれの都合も有り・・・?
結局リディアが、ニューヨークの自宅でアリスと一緒に暮らすようになるのでした。

クリステン・スチュワート 見直しちゃいましたわ(^m^)
徐々にアノ イメージから遠ざかってきたな とは感じていましたけれども ww
今回の彼女はとても良いです♪ 
ドスの利いた低い声も、しっかりとした性格も?役柄に合っていてカッコよく見えました。

ま、とは言え、今回の主役はジュリアン・ムーア
彼女の “鬼気迫る演技” は、まさに見ものでしたね。

ネタバレになってしまいますがっ (^_^ゞ ↓ ココから

自分が失笑の的にならないうちに?この世から葬ろう! との考えから
色々と予防線を張るアリス

ケータイに質問事項を入れておいて、一つ一つ答える習慣をつける
もし答えられなくなった場合は、ここを見て! と・・・
PCのデスクトップに蝶のアイコンのフォルダを貼り付けておく
クリックして開くと
部屋の青いランプの下 箪笥の一番上の引き出しに黄色い?ラベルの瓶が・・・
グラスにいっぱいの水を用意して、中身を全部飲みなさい!
そしてベッドで静かに横になって・・・

と、周到に準備をしておいたアリスでしたが
残念なことに、蝶のアイコンをクリックしたのは偶然の産物でした!?

そして、何やら重大なことだと気付くと、
使命感に駆られて!? その通りにしようと努力を重ねるのですが・・・


 ↑ ココまで ↑

・・・う~むむむ 
しっかりしろ! アリス! と心で叫ぶ自分はいませんでしたが(苦笑)
そのさりげなく巧みな、乾いた描き方には感服いたしましたっ

“お涙頂戴” とは一線を画する、高貴で成熟した作品と思いました。

ジュリアン・ムーア(アリス)
アレック・ボールドウィン(夫ジョン)
クリステン・スチュワート(次女リディア)
ケイト・ボスワース(長女アナ)
ハンター・パリッシュ(長男トム)
シェーン・マクレー(アナの夫チャーリー)

原作 リサ・ジェノヴァ 『アリスのままで』(キノブックス刊)/『静かなアリス』(講談社刊)

監督・脚本 リチャード・グラツァー
        ワッシュ・ウェストモアランド

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