先生と迷い猫 2015

　犬飼ってるけど猫も好き♪ (≧ｍ≦）ﾆｬﾝ

君がいると、

人生は面白い

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「トニー滝谷」「太陽」のイッセー尾形が妻に先立たれたカタブツで孤独な偏屈老人を演じ、
一匹の三毛猫を介して町の人々との触れあいを知り、妻の死から立ち直っていく姿を
切なくも温かに綴る感動ドラマ。
共演は染谷将太、北乃きい、もたいまさこ、岸本加世子ほか。
監督は「60歳のラブレター」「神様のカルテ」の深川栄洋。

校長先生を定年退職した森衣恭一は、妻に先立たれてひとり暮らし。
カタブツで偏屈な彼は近所でも浮いた存在で、孤独な日々を送っていた。
そんな森衣の家に毎日姿を見せるのが、亡き妻がかわいがっていた三毛猫のミイ。
しかし妻を思い出すのが辛い森衣は、いつもミイを追い払ってしまう。
するとついにミイはぱったりと来なくなる。
そうなると反対に気になってしまい、結局ミイを捜し回るハメに。
やがて森衣は、ミイが町のあちこちで様々な名前で呼ばれ、かわいがられていたことを知る。
皆、ミイが突然姿を消して心配していた。
そんな町の人たちと一緒に必死になってミイを捜すうち、
少しずつ頑なな心に変化が生じていく森衣だったが…。　　　（allcinema より）

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ネコに限らず、イヌちゃんでも こんな感じのことは昔からあったように思います。

野良犬が珍しくなかった私の子供時代にも、
ウチで夕飯を食べる子が、他に行ったときには別の呼び名が付いていたりしましたし・・・。

でも、本作のネコさまは別格です♪ (=^^=)
普段邦画はあまり観ない私ですが、ネコちゃん見たさで早々に劇場へ ε=ε=（ｏ・・）ｏ

“猫女優” ドロップさんは、本作が本格的映画デビューだそうですが、
すでにTVドラマなどで、知る人ぞ知る存在となっていたようですねｗ

冒頭は、食べかけのパンから・・・!?

一風変わった？老紳士が田舎風（失礼！）の小さなパン屋を訪ねます。
手にした紙袋がやけに目立つ・・・。

紙袋から出したのは、一部が欠けたクロワッサンで・・・　　味が違う！ と。

すると店主は、すまなさそうに味が変わった理由を正直に述べると共に
その変化に気付いてくれた “校長先生” にお礼をっ!?

校長先生の苦情が切っ掛けとなり、閉店を決意することが出来た！ と言うのですが・・・。

そんなことがあってから・・・
“校長先生” が自宅に戻り、最初にしたことはっ
仏壇にお参りし、丸のまんまのクロワッサンをお供えする　ということでした。

額に入った写真は猫を抱いた亡き妻の笑顔のスナップ。

きっと生前の奥さんも このパンが好きで・・・
というような、老夫婦？の朝食の一こまが目に浮かぶようでした。

しかし、偏屈な “校長先生” は、
仏壇前の椅子に乗って落ち着き払っている？猫さまに立腹！
・・・キツイ言い方で追い払おうと致します。

根っからの猫嫌い？　かと思いきや

「（お前を見ると弥生を思い出す・・・）　思い出したくない！　けど、忘れたくないんだよ」
　（ネタバレ御免！ (＾人＾；）

と言う切ない台詞から ＾＾；　推して知るべし？


　　　　　　　　　　　ミイ（ドロップ）　＆　森衣弥生（もたいまさこ）

猫用のドアをテープで塞ぎ・・・
みゃおみゃおガリガリしても無視！

そのうちに “ミイ” は姿を見せなくなります・・・？


　　　　　　　松川真由美（北乃きい）　＆　森衣恭一（イッセー尾形）

“校長先生” こと森衣恭一は、カメラが趣味でロシア語好き？（楽しみながら翻訳も・・・!?）
健脚なので？日常の買い物も一人で済ませる。

そんな彼のところに出入りするのは、今となっては市役所の職員小鹿祥吾くんだけ・・・。
“校長先生” が撮り溜めた写真を PC に取り込む作業をしていますが
ちぐはぐな会話ながらも、繋がっている!? ただ一人の人ということに・・・！

ミイが失踪？してからは・・・
ネコ探しで町内のいろんな人たちと触れ合うことになるのですが・・・

さて・・・？

邦画はあまり観ない　と言っても、染谷将太ご出演作は結構見ている気がしますが
北乃きい　となると、どうでしょう？(･_･?) ﾊﾃ？
「幸福な食卓 (2006)」「ゲゲゲの鬼太郎　千年呪い歌 (2008)」以来じゃないかしらん？
印象が変わらないというか？ ＾＾； お若いですな ｗ 

しかし、岸本加世子のドスの利いた笑い声にはまじでオドロキでしたっ （汗）
あれも演技の一部なのかな？ｗ

そんな中、やはり見どころは “イッセー尾形” でしょうか!? ＾＾；

“作り過ぎ” とか “常軌を逸している” とか思わぬでもない場面も無きにしも非ず？（笑）
・・・にしても、浮いてないのは流石！

何より、小奇麗で？品位を保っているところが好ましいと思いました。

何だか身につまされる　と申しましょうか？（汗）
“明日は我が身” 的な見方をしたら、うるうるどころじゃ済まなくなりましたけれども・・・（爆）

ラストがねぇ・・・(￢､￢;　
う～むむむ　色々な取り方があると思われますが・・・？
私は、どちらに転んでも “校長先生” はより幸福に近づいた♪　と思うようにしました。

なにはともあれ
猫さまの “堂々たる” “自然な” 名演技に感服するばかりでございます。(=^^=)

イッセー尾形（森衣恭一）　　元 中学校校長

染谷将太（小鹿祥吾）　　市役所勤務

北乃きい（松川真由美）　　学生？　実家のクリーニング店を手伝い中

ピエール瀧（雑貨屋店主・広川）

嶋田久作　　自動車修理店

佐々木すみ江　　小鹿祥吾の祖母

カンニング竹山　　パン屋リリー　店主

久保田紗友

もたいまさこ（森衣弥生）

岸本加世子（井上容子）　美容院の店主
ドロップ Drop（ミイ／ソラ／タマコ／ちひろ）

原案 木附千晶  『迷子のミーちゃん～地域猫と商店街再生のものがたり～』（扶桑社刊）

監督　深川栄洋