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ヒプノティスト-催眠-(HYPNOTISOREN / THE HYPNOTIST)2012 [は行の映画]

ヒプノティスト-催眠-.jpg ラッセ・ハルストレム監督作品ですが・・・ ^^;

製作国 スウェーデン
映倫 PG12


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「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」のスウェーデンの名匠
ラッセ・ハルストレム監督が87年以来久々に母国に凱旋し、
ラーシュ・ケプレルによる同国のベストセラー・クライム・ミステリー『催眠』を
映画化した自身初のサスペンス作品。
出演はフィンランド出身のトビアス・ジリアクスと
「未来を生きる君たちへ」のミカエル・パーシュブラント、
そして監督の妻でもある「蜘蛛女」のレナ・オリン。
 
ストックホルム郊外で一家惨殺事件が発生する。
捜査に当たるヨーナ警部は、かろうじて一命を取り留めた
15歳の長男ヨセフから犯人に繋がる情報を引き出そうと、
催眠療法の第一人者として知られる精神科医エリックに相談する。
ある理由から催眠療法を封印していたエリックだったが、
さらなる凶行の発生を心配し、ヨセフへの催眠療法を決意するのだったが…。
                            (allcinema より)
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どこで耳にしたのかは忘れましたが ^^;
レナ・オリンが、久々に母国語で演技が出来て嬉しかった
というような発言をされていました。

彼女も、私の “ご贔屓女優ラインナップ” の中の一人ですが ^q^ 
どんな作品でも凄味のある存在感というのか? 一種異様な光を放っているのが魅力です♪

しかし、彼女の紹介の時にいつも出てくる “蜘蛛女” は確か未見のハズ?
(単純に、タイトルにビビってのことなのですが・・・w)
近々拝見して、確かめてみようと思っておりまする。  ^^;

そんなことを踏まえつつ・・・ w

オープニング・クレジットは、どんよりとした空撮の風景。
北欧の冬とは、こんな感じなのかな と、何だか妙に気が重くなる・・・?(爆)

そして、パッと明るい体育館への転換。
健やかな空気が残る中に、突然 “滅多刺し” の恐怖がっ!?
 
それまで籠球の指導をしていた男性が、一人で後片付け中に、ふいに襲われてしまいます。
被害者はアンデシュ・エークという体育教師でした。

国家警察のヨーナ・リンナ警部は、体育館での現場検証に立ち会った後
クルマで移動中に、入って来た緊急連絡を驚きをもって聴きます!?

・・・被害男性の家に向かった警官からの、“救急車及び応援要請” の只ならぬ声でした。

警部は、 “その家(エーク家)” にいち早く踏み込みます。
そして、所々に照明があるだけの薄暗い家の中で、惨劇の跡を目の当たりにする・・・!

場所は違えど、一家族が次々と襲われると言う・・・猟奇的な事件!?

悲惨な現状を一つ一つ確認していく警部・・・
すると、バスルームに倒れている少年に気付き・・・ 頸動脈に触れた途端っ!?

ゲボッ という音と共に、少年は息を吹き返した!? ( ̄ο ̄;

ヒプノティスト-催眠-1.jpg
ヨーナ・リンナ(トビアス・ジリアクス) & エリック(ミカエル・パーシュブラント)

警部は、その少年(ヨセフ)を担当した女性医師と話す機会があった時・・・
事件解決の為に是非とも少年に事情を訊きたいのだが・・・ と窮状を訴えるとっ

ダニエラは、警部の要望に応えられるかも!? と、ある人に連絡を取ってくれた。

・・・かつて “催眠療法” で名を馳せた精神科医のエリックだった。

エリックは、 最初は気が進まぬ風情だったが・・・?
警部の熱意に押され、“封印” を解き!? “昏睡状態” のヨセフと対峙することに・・・!

ヒプノティスト-催眠-2.jpg
 ヨセフ(ヨナタン・ボークマン) & エリック・マリア・バルク医師

穏やかに、囁くような声で、催眠療法は行われていったが・・・
ヨセフは、初期の段階で只ならぬ状態になり!? エリックは直ちに終わらせてしまう・・・。
(ここで少なからぬヒントが提示されるのですが、今は伏せておきませふ w)

傍で見守っていた警部は、もっと もっと先へ! と気がはやるが・・・。

そんな折り、警部の元に、相棒となったマグダレーナから情報がもたらされる。
エーク家の父親はギャンブル中毒・・・
そして、ヨセフには行方知れずになっている姉が居る と。

ところで、
独身の警部は、ダニエラ先生に食事に誘われたりするのですが・・・。(微笑)

エリックは帰宅すると、嫉妬深い?妻のシモーヌに責められ、苦慮しつつも・・・
内緒で?睡眠薬など飲んで、深い眠りにつこうと致します。

(催眠療法の遣い手が睡眠薬に頼る というのが面白いですね?w)

閑話休題

・・・どこから漏れたものか? 

捜査協力の為、 “汚れた” 過去を持つ精神科医がまたも “催眠” に手を染めた 
というような内容の記事がデカデカと紙面に掲載されます。

そして、また事件は起きた!?

エリックが妻のシモーヌから別居を切り出されて、仕方なく、一階のソファで就寝した夜に
何者かが侵入し、眠っているシモーヌや一人息子のベンヤミンに注射を・・・!?

・・・朝、エリックが目覚めた時、廊下に倒れているシモーヌを発見します。

シモーヌが救急搬送された病院で、人心地が着いたエリックは学校に問い合わせてみますが
そこで初めて、ベンヤミンが登校していない事を知ります!

意識が混濁していたシモーヌですが、一気に覚醒し!?
半狂乱で自宅に取って返すとっ
案の定、家にベンヤミンの姿はなく・・・

なんと彼女のアトリエには、赤字で脅迫の文字と 「催眠を止めろ」とのメッセージがっ!

ベンヤミンは血友病で定期的な治療を欠かすことが出来ない体でした。
シモーヌは、おぼろげな意識の下、ベンヤミンが助けを呼ぶ声を聴いた とも・・・!?

さて・・・?

ヒプノティスト-催眠-3.jpg
       エリック & シモーヌ(レナ・オリン)

原作を存じませんので、ナンなのですが  (・・*)ゞ
犯人像がコロコロ変わっていくのが何より面白く感じられましたね。

まぁ、そこそこのところで★は限定されるのですけれども ^^;
この★(真犯人?)というのが、案外あなどれない!? w

ラストの山場は、それまで以上に!? ^^; 緊張感、臨場感が高まり!
手に汗握る展開となりまして! 殊の外 見応えがありましたっ ^q^ 

風土色豊か というか?
あ~ やっぱ スウェーデンだわ! ^^; と、思うことしきりでしたね w 
めちゃめちゃ寒そ~で。 (爆)

暗くて渋めな展開ながらも、味わい深い作品で、私好み♪ ^^;
最後の最後まで、とても楽しめましたね。w

 
トビアス・ジリアクス(ヨーナ・リンナ)  警部
ミカエル・パーシュブラント(エリック・マリア・バルク)  医師
レナ・オリン(シモーヌ・バルク)  エリックの妻 画家
オスカル・ペッタソン(ベンヤミン)  エリックとシモーヌの一人息子
アンナ・アスカラーテ(リディア・エーヴェシュ)  ある時は看護師?
ヨナタン・ボークマン(ヨセフ・エーク)  一家惨殺事件の生き残り? (リディアの子?) 
ヘレーナ・アフ・サンデバリ(ダニエラ・リチャーズ)  医師 エリックの元同僚?
エヴァ・メランデル(マグダレーナ)  ヨーナ・リンナ警部の相棒? 助手? 
 

原作 ラーシュ・ケプレル 『催眠』(早川書房刊)

監督 ラッセ・ハルストレム

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