SSブログ

イレブン・ミニッツ(11 MINUT/ 11 MINUTES) 2015 [あ行の映画]

イレブン・ミニッツ.jpg イエジー・スコリモフスキ監督作品 ^^; 久々

製作国 ポーランド/アイルランド



-------------------------------------------------------------------------------------------
「アンナと過ごした4日間」「エッセンシャル・キリング」のイエジー・スコリモフスキ監督が、
午後5時から5時11分までの限られた時間に焦点を絞り、
様々な登場人物たちが繰り広げるありふれた日常の一コマ一コマが、
やがて思いも寄らぬ結末へと収斂していくさまをモザイク状に描いた
実験精神あふれる群像サスペンス。

街に午後5時を告げる鐘が鳴る中、一人の男が慌てて家を飛び出し妻のもとへと向かう。
その妻は女優で、優雅なホテルの一室で
下心ミエミエの映画監督と一対一の面接に臨もうとしていたが…。 (allcinema より)
-------------------------------------------------------------------------------------------

アンナと過ごした4日間」「エッセンシャル・キリング」は、それぞれがユニークな味わいで・・・
同じ監督さんの作品とは思えない!? というのは言い過ぎ?   でも、そんな感じでした。w

更に本作は、趣がガラリと変わった!? 究極の “衝撃作” ( ̄ο ̄;
こんなに凄いものを、御年78歳のイエジー・スコリモフスキ監督は、お造りになるんだ・・・ と。
 
official website から拝借の・・・ 「78歳の巨匠が映画表現の新たな地平を切り拓く」

う~む! まさにそれでしたね~  斬新すぎて本当に吃驚ぽん!?

冒頭は・・・
おやおや?  ┐(´_`)┌  の 四角形サイズの映像で・・・
しかも、とんでもなく見難く・・・! (>_<) これでもか!? てな具合に攻めて参ります!
(どんな攻め方なのかは、余りにも複雑過ぎて? 筆力の無い私では表現出来かねまする w)

その中に色々なヒントが有ったのやも知れませぬが、ボケーッと見過ごす私・・・。(爆)

程なく普通サイズの(横長の)スクリーンに変わりましてっ
あ~ ヨカッタ  と。w
いよいよ、満を持して!  11分間の物語の世界にっ
 
・・・っと、これがですねぇ (-_-;
知らない俳優さんばかりで・・・ しかも、やっと馴染んだな と思ったら、ハイお次!

(¬、¬; う~ん 把握できぬまま、置いてけ堀かな? と、ちょいと不安が・・・(汗)

しかしながら・・・ 核となる?三人の俳優さんの面構え(失敬!)がNice♪なのです。w

次回作を餌に?売出し中の女優をホテルに呼び出す映画監督(エロ顔超Nice♪)
止める夫を振り切り!? 一人でホテルにやってくる女優(ブロンド美人)
妻を引き留めたつもりで、自分だけ寝過ごして!? 慌ててホテルへ駆けつける夫(痛過ぎ!)

映画監督と女優は高層階の一室で・・・
はたまた、挙動不審者!? ( ̄ο ̄; 女優の夫は、廊下で目立たぬように?ウロウロ w
(ネタバレを少し・・・フロントから部屋に連絡を入れて貰う時、プッシュホンをチラ見→1111)

そんな三人の他に・・・
街角では、ホットドッグ売りのワゴンでの一コマ とか  etc. etc.
(ホットドッグ屋は一見 ダニエル・クレイグかっ!? と・・・ 思ったのは私くらいかな w)

それらが、入り乱れて!? 
11分後に起こる “衝撃” に向かって、畳み掛けるように!? ( ̄ο ̄;
・・・という、テンポの良過ぎるストーリーなのですけれども。w

例えば、空に見える “黒点” だとか (スケッチブックにポタリも?)
アパートの一室に飛び込んで、三面鏡に激突する鳥だとか
都市の上空を、あたかも低空飛行のように? 危い雰囲気で?通過するジェット機だとか?

いかにも意味深な?アイテムを提示しておいて
それらを、角度を変えたりしながら、再度映す・・・ みたいな? w 

実に思わせぶりな演出が続くのですが・・・ (けなしてないです!気に入ってます!w)

ラストの、怒涛の一撃でっ  それらは一気に、どこかへ消し飛んだっ!? 
そして、ダメ押しの “アレ” ・・・ (¬、¬; う~むむむ 

こーゆーことを思いついちゃうイエジー・スコリモフスキ監督って・・・ (-_-;  ス・ゴ・イ!

あまりに吃驚し過ぎて!? 
やるせない も、切ない も、ない・・・ 只々 唖然( ̄ο ̄; の私めでございました。 

上映時間 81分と短めですが、思えば、物凄~くエキサイティングな時間でしたね。w

リチャード・ドーマー(映画監督)
パウリナ・ハプコ(アンナ)
ヴォイチェフ・メツファルドフスキ(アンナの夫)
アンジェイ・ヒラ(ホットドッグ屋の主人)
ダヴィッド・オグロドニック(バイク便の男)
アガタ・ブゼク(登山家(女))
ピョートル・グロヴァツキ(登山家(男))
ヤン・ノヴィツキ(画家)
アンナ・マリア・ブチェク(医者)
ウカシュ・シコラ(少年)
イフィ・ウデ(犬を連れた女)
マテウシュ・コシチュキェヴィチ(元ボーイフレンド)
グラジナ・ブウェツカ=コルスカ(産気づいた女)
ヤヌシュ・ハビョル(死んだ男)

監督・脚本・製作 イエジー・スコリモフスキ
nice!(27)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 27

コメント 4

末尾ルコ(アルベール)

映画監督はお年を召してもバリバリやってる方が多くいるので頼もしいですね。最近亡くなりましたけど、ポルトガルのオリヴェイラは100歳超えて撮ってましたし。  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-09-29 01:13) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
本当ですね♪ 歳を重ねるごとに感性が増々研ぎ澄まされて!? 
制作意欲が減退・・・ なんてことは無いのでしょうね~ ^^; 素晴らしいです!
マノエル・ド・オリヴェイラ監督とまでは行かなくても ^^; 頑張ってほしいですね!
他の監督さんにも・・・! w
by Labyrinth (2016-09-30 00:11) 

つむじかぜ

感動を超越して驚愕の81分間でしたね!
この感性は常人にはあり得ませんな。歳を喰って、イカれ頭の爺さんにならんと辿り着けない境地でしょう。黒澤明やアラン・レネの晩年みたいに。
個人的には大傑作でございました( ̄▽ ̄)
by つむじかぜ (2016-09-30 23:57) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
> イカれ頭の爺さん
(^m^) 確かに!
あの表現は、思いついても、なかなか出来ないものでしょうねぇ ^^;
でも、キライじゃなかった と思う自分も そーとーイカレ頭かな?w
by Labyrinth (2016-10-02 01:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0