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HOKUSAI 2020 [は行の映画]

HOKUSAI.jpg 柳楽優弥 & 田中泯 ( ´艸`)

絵で世界は変わるのか?

時間 時代劇/ドラマ/アート
製作国 日本
時間  129分

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生涯現役を貫き、その飽くなき探求心と向上心で、90歳で亡くなるまで
画業を極めるべくもがき続けた日本が世界に誇る天才絵師、葛飾北斎の謎に包まれた人生を、
主演に柳楽優弥と田中泯を迎え、「余命」の河原れんのオリジナル脚本で映画化。
共演は玉木宏、瀧本美織、永山瑛太、阿部寛。
監督は「探偵はBARにいる」
「相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」の橋本一。

浮世絵の版元、蔦屋重三郎にその腕を見込まれた若き北斎だったが、
なかなか認めてもらえるような絵が描けない。
歌麿や写楽といったライバルたちに先を越され、苦悩を深める北斎は、
本当に描きたいものを見つけるべく放浪の旅へと出るのだったが…。 (allcinema より)
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「誰も知らない(2004)」でハートを射られた私は…?( ´艸`)
星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005)」「シュガー&スパイス 風味絶佳(2006)」
包帯クラブ(2007)」と、追っかけをしていたらしいのですが・・・ (^_^ゝ
いつの間にか、柳楽優弥君は遠い存在となっていたようです。(苦笑)

本作を見る際にも、“北斎” をもっと知りたい という理由が主で…!
柳楽優弥というよりも、田中泯やその他  渋い脇役陣に惹かれての鑑賞だったというのが正直なところ。

なのですが・・・d(≧∇≦)
これが何と、久々に柳楽優弥の類まれな “目力” と “迫力” を再確認させられることに…!? w

これまで、読んだり、観たりして北斎については凡そのことは分かっているつもりでしたけれど…?
こうして臨場感溢れる映像を見せられると、北斎の人間像がより身近に感じられましたね。
弥が上にも高揚感 [グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)] (;^_^A

今回、活き活きと描かれた妻や娘の存在が、北斎の人生に豊かさをもたらしたものと確信…!?(微笑)
また、その時々の北斎の心模様が丁寧に描かれ… 真に迫って…!? 誠に興味深いことでした。

壱の章(弐・参… と続きました)
版元の蔦屋に降りかかった災難(お上から見咎められて店中のものを焼かれる)
そして、不屈の精神を見せる蔦屋重三郎(阿部寛)の大物ぶり…!

蔦屋に目を掛けられて、廓に入り浸りで花魁をモデルに “美人画” を描き続ける歌麿。
同じく、目を掛けられながらも?蔦屋のお眼鏡に適ったものが描けない北斎…!?
(草花の写生を丹念に続ける北斎の姿は、遺された作品群を彷彿させて、とてもリアリティありました)

また、道楽で描いてみた… という若造!? の東洲斎写楽の飄々とした佇まい…。

ユニークな画風は大衆にウケて… 蔦屋は、儲けさせてもらった! と祝宴を設けるが
その席に呼ばれた北斎は堪らず…!?
“悪態” で座をシラケさせ、そのまま姿を消してしまう。

さて・・・?

「“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、
 生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。
 北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。」
                (official website introduction より抜粋)

当たり前のように記憶の何処かにあった…!?  北斎の “絵” の成り立ちと言いましょうか…?
それらが生み出された背景が・・・ 
これ程 赤裸々に? また、ある意味ドラマチックに? “描かれる” なんて…!? (;^_^A

迂闊過ぎとは言え、全く予想外のこともありまして…!? 
私めは、まじで驚いたりすることもありました…。(汗) 
(映像の力を改めて思い知らされた… って感じですね…w)

まぁ、総じて… 
作り手の素晴らしいイマジネーションに感嘆♪  というところでしょうか…!? ( ´艸`)
(内容の多くを語ることは控えた方が良さそうですね…  まずは見るべし! と申し上げませふ w)

企画・脚本の河原れん・・・
北斎の愛娘 お栄の役で、自らご出演! というのも驚きではありましたけれどっ
こんなにも渋くて素敵な “佳品” をありがとう♪  と素直にお礼を申し上げたい気持ちです。w

もちろん、個性豊かな演技者の熱演にも…♪  (^_-)-☆

全編が “見せ場” のような本作でしたけれど・・・(微笑)
殊にラストシーンの展開は圧巻で…! 印象深いものとなりましたね。

柳楽優弥(葛飾北斎(青年期)) 自らを画狂人と呼び、絵にすべてを捧げた天才絵師
田中泯(葛飾北斎(老年期/晩年期)) 自らを画狂人と呼び、絵にすべてを捧げた天才絵師
玉木宏(喜多川歌麿) 江戸中に名を馳せた美人画の大家 蔦屋の払いで遊郭に寝泊まりする
瀧本美織(コト) 北斎を支える良妻
津田寛治(永井五右衛門) 幕府配下の武家組合 “小普請組” 組頭
青木崇高(高井鴻山) 北斎の弟子 酒造で財を成した高井家の跡取り
辻本祐樹(滝沢馬琴) 耕書堂に身を置く物書き
浦上晟周(東洲斎写楽) 彗星の如く現れた天才
芋生悠(麻雪) モデルになる花魁 江戸中にその名を轟かせた!?
河原れん(お栄(応為)) 北斎の一人娘 父譲りの才能を秘めている
城桧吏(葛飾北斎(少年期))
永山瑛太(柳亭種彦) 武士の家系でありながら文才に溢れ、剣よりも筆を好んだ戯作者
阿部寛(蔦屋重三郎) 絵や本の版元であり、出版販売もしている耕書堂の店主 名プロデューサー

監督 橋本一

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