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もちばな(餅花) [駄句 新年]

鬢付けの祖母の記憶よ団子花       Labyrinth
(びんつけのそぼのきおくよだんごばな)


副季語に  繭玉(まゆだま)  稲穂(いなほ)  団子花


小正月の飾り木の一つ。
十四日に、みずき、ぬるで、やなぎなどの枝に、小さな餅切れをいっぱいつけて、
神棚近くの柱などに飾る。これを餅花、あるいは団子花というのである。
その形が稲を模しているので稲の花、米の穂、稲穂などと呼ぶ地方がある。
また繭玉と呼んでいるところも多い。
米の粉で繭形をつくってつけたりするが、
都会の餅花は金紙・銀紙、その他種々の色紙に切り抜いた大判小判、
宝船なども垂した美しいもので、室内の装飾品に近いものになっている。
東京亀戸の天満宮の境内で初卯参りに売る繭玉はやなぎの枝に、
繭の大きさの餅・大判・小判や宝の玩具などがついている。
もとは稲作のみのり、養蚕の結果がこのように豊かであれと、
年の初めに祈願することに発している。  (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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