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エステサロン ヴィーナス・ビューティ(VENUS BEAUTE INSTITUT/ VENUS BEAUTY SALON) 1999 [あ行の映画]

エステサロン ヴィーナス・ビューティ.jpg 『アメリ』 以前のオドレイ・トトゥ はどんなもんかな? 
と言うくらいの、興味本位で見てみた作品なのですが・・・
それが、拾いものと言いますか・・・  なかなかに洒落てる素敵な映画でございましたよ!

色んな話が絶え間なく出てくるのですが、不思議と散漫な感じはしませんでしたね?

出てくる人が皆、本音を言い切っているのに、しこりが残らないし?
“良い自己主張” の見本みたいでしたね。
また、それを受ける側も 「あっそうなの?」 って感じで軽く受け流したりして・・・。
しかし時にはブチ切れて形振り構わず怒声を浴びせ! てな場面も有りましたがっ (笑)

見ていくウチにだんだん この「ヴィーナス・ビューティ」と言うお店の客になったような あるいは自分がパート勤めをしているような気になっていくのが不思議で、最後まで楽しく観ました。

パリの片隅のエステサロン「ヴィーナス・ビューティ」でベテランエステティシャンとして働くアンジェルは美形ながらも40という年齢には勝てず?自分でもそれを受け入れているような気配・・・。
仕事から離れると、愛の対象を求めるべく街に出て、積極的に振る舞うのだが、なかなか理想的な男(ドライな大人の付き合いが出来る相手)は見つからない・・・。
そんな折、彼女に一目惚れをした若い男アントワーヌ(サミュエル・ル・ビアン)が現れた・・・。

作品中、色んな “女心” が出てきて ふむふむ といちいち納得してしまうのですが・・・
私生活の場面で見せる、ちょっと気性の荒いアンジェル(ナタリー・バイ)にも、いつのまにか感情移入しているような わたくしでございました。(笑)

前述のオドレイ・トトゥは、お店の新米店員マリー役で出ていまして、
スレンダーなのに見事なメリハリボディという・・・ 清新な肢体を惜しげもなく?披露し 
しかも思いの外、過激なシーンもすんなりこなしちゃう という活躍ぶりでございます。

この役で、「セザール賞 有望若手女優賞」を獲得し、『アメリ』 に繋がったと言うわけですね。

その他、お店のオーナーで商売上手なナディーヌや、何故か彼女に反発するサマンタ、事情を抱える客 etc etc、出てくる人々が存在感ありありです。

テンポ良く進む会話、なめらかに響くフランス語も耳に心地良くて・・・
お店のドアが開くたびに鳴る ♪ポロロロン♪という音色も、終始楽しい響きに聞こえました。

また場面毎に流れる音楽の選択も気が利いていて好印象でしたね。

監督は トニー・マーシャル
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