ワールド・トレード・センター（WORLD TRADE CENTER）２００６ [わ行の映画]
どうしても見たい！ とは思わない作品でした・・・。
と言うのも、あの年の “９．１１” と言う日は、ウチにとっても特別な思いが有る日なんですよね・・・。
まぁ 思わせぶりは こっちに引っ込めて・・ と。（苦笑）
とにかく、観て参りました。 助かった人の証言を元に！ と言うことなので、有る意味 安心して・・・？
“いつもの朝” から始まって、いつもの日常になるはずだった・・・。
・・・という描き方・・・ ドキュメンタリー・タッチで淡々と進んで行き、最後までそれは変わらない。
朝、晴天にスックリと建っていたワールド・トレード・センターの姿は、ビルの谷間を過ぎった大きな影が、
すべてを破壊し尽くした！
誰がそんなことを予想できようか！？
アメリカにとっても、世界の大方の国にとっても・・・？ 文字通り 青天の霹靂！！
港湾警察の方から急遽、応援に駆けつけた十数人の警察官の中で、奇跡的に生還した二人。
ジョン・マクローリン（ニコラス・ケージ） と ウィル・ヒメノ（マイケル・ペーニャ）
ほとんどが瓦礫の下での演技でしたね。
台詞の中にも有りましたが、正に 「生き地獄」
・・・なのですが、思いの外 暗くはなりませんでしたね。 表現も それを見るこちら側も（？）。
同時進行で、混乱する家族の模様や、いづれ関係者になるであろう？（ネタバレ？）海兵隊員の行動などが描かれるのですが・・・ ここで はた！と気付いた事がっ
お腹の大きなヒメノ夫人 アリソン役を演っている女優さんは、つい最近観た『セクレタリー』の彼女！
マギー・ギレンホールでした！ なんか 役柄に合ってるな～って思いましたけど。色んな意味で。
ついでに？マクローリン夫人のドナ役は、『シークレット・ウィンドウ』 に出ていたマリア・ベロでした。
二人とも、降って湧いたような出来事に翻弄されながらも、気丈に振る舞う妻を好演していましたね。
最後にテロップと言うのでしょうか？ 黒地に、あの時の状況を表す “数字” が次々と出てきて・・・
どれも「えぇー！？ そうだったんだ・・」 と、初めて目にするような気がしてしまって、正直愕然としました。
いろんなマス‐メディアのニュースを見るにつけ、あれ程強烈に脳裏に焼き付いた出来事はない！ と思っていたはずなのに・・・
哀しいかな、時と共に記憶は薄れてしまっています。（対岸の火事の感覚だったと言う事か？）
結果的に、２０人が救出された中で１８番目はヒメノ、１９番目がマクローリンということでしたが、
その一つ一つが、当然 大勢の手による困難な救出劇だった・・・ はず。
しかし映画を見ながら・・・ これは自然災害時の救出劇にも似てるな と、ちらっと思いました。
そして、冒頭に出てくる、彼らの “働き” を改めて思い出しました。（ちょっとシニカルな気分で！）
蛇足とは思いますが（笑） 今回、はたして涙腺は弛むのだろうか？ と思っていましたところ・・・
最後の方で、じわ～っときました。
（何かの思い入れがあるのか？私めの後方のお客さんは途中から ズルズルしておりましたけれども・・・ その方が正常な神経なんだろうか？ と ちょっと我が身を省みたりなんかしました（苦笑））
監督は オリヴァー・ストーン
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前述の「ウチにとっても・・・」というのは、実は・・・
連れが前日に「大」の付くような？手術を受けていたのです。
集中治療室に見舞いに行ってから病室に戻って
テレビを付けたら このニュース・・・
なので、５年経った と言われれば ああ５年前だったのかぁ と
別の意味で、ちょっと感慨深いものが有る訳なのです。
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あの飛行機がビルに衝突するシーンを見たときの現実味のなさとどうしようもない不安は忘れられません。rabyrinth さんにとっては、さらに身近で現実的な不安と闘われている状況だったのですね・・・。
今となっては 5 年前のことですが、大変だったことと思います。良い結果だったようで良かったです。
by (2006-10-31 17:03)
しろくまさん 毎度nice！をありがとうございます。<(_ _)>
ホント 連れの事は、良かったな～と思っています ^^;
今お気楽にしていられるのは そのお陰ですもんね。
by Labyrinth (2006-10-31 23:35)