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ヒトラー ~最期の12日間~(DER UNTERGANG   DOWNFALL) 2004 [は行の映画]

 独・伊映画。久々に観る邦画やハリウッド映画以外の作品です。


こういった類(戦争等)のものは あまり好みではないのですが、ある お方が面白かった映画の中の1本に挙げられたので、いつかは見てみないと! と 思っていました。
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ヒトラーが地下の要塞で過ごした最期の12日間に焦点を当て、
彼の個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの目を通して
歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく衝撃の実録ドラマ。
                                                         (allcinema より)
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これは、何より ヒトラー役を演じたブルーノ・ガンツの そっくりさん振りが話題になった作品ですね。
確かに、本物の ヒトラーのように見えました。

意外と小柄?!
女性には優しい・・・?
猫背ぎみの背に回した左手指をイライラと動かすクセが有った?
ともかく、追いつめられ、勢いを急速に無くしていった独裁者の姿が そこに有りました。

秘書から見た・・・ と言うことですが、見てない部分も沢山あったように見受けられましたし・・・
まあ 大筋ではあんな感じ と言うことなのでしょうか・・・。

一番興味を持って見たのは エヴァ・ブラウン です。
「もう15年にもなるのよ」 という台詞が有るのですが、愛人という立場で15年・・・。
亡くなる直前の挙式は ヒトラーの、せめてもの愛だったのでしょうか?
作品中でのエヴァ・ブラウンは、当たりの柔らかな麗人に見えました。

一番のショックは首相夫人です。
気位の高そうな、いかにも良妻賢母と映る女性でしたが、それだけに、毅然とした迷いの無さを見せつけられた時は、強いショックを受けました。
その後は推して知るべし・・・ ですね。

一番の嫌悪は、責任転嫁。
「そうせよと言った訳じゃない・・・ 彼らが勝手にやってることだ」
こういった意味合いの台詞が 別々の人物から吐き出された時には、憎悪の念がむらむらと・・・。

ともあれ、興味深く観たことは間違い有りませぬ。

ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒトラー) オーストリア生まれにしてドイツの総統。
アレクサンドラ・マリア・ラーラ(トラウドゥル・ユンゲ) ヒトラーの私設秘書。
ユリアーネ・ケーラー(エヴァ・ブラウン) ヒトラーの愛人。

監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル

ヨアヒム・フェスト 『ヒトラー 最期の12日間』(岩波書店刊)
トラウドゥル・ユンゲ 『私はヒトラーの秘書だった』(草思社刊)


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