バッテリー ２００６ [は行の映画]
実のところ、観る前は 「お子ちゃま向け？」 などと全く期待もせず・・・（苦笑）
ただ、毎週楽しみにしている番組に、ＴＢＳの「王様のブランチ」映画コーナーが有るのですが
そこで、原作者「あさのあつこ」さんへのインタビューを見て、これが妙に気に掛かりまして・・・
「ん？ 原作者が、素人に毛が生えたような駆け出しの少年俳優にこんなに感謝するとはっ？！」
異様に熱っぽく語る原作者に奇異なものを感じたのは確かなのです！
（いつでも熱く語る方なのかも知れない・・・と、今は思えるのですが（笑））
・・・というわけで、興味を惹かれて 一応観ておこう と思った次第なのですが・・・
観て良かったですよ！（笑） これは 実に良い拾い物をしたなー って感じの超優良作品でした！
ぶっちゃけた話・・・ これほど熱く胸に迫って、爽やかな涙がスルスルと・・・ という現象は
『フラガール』 以来の事じゃないかしらん？ と思ったりした次第です。（あれ程ではナイにしても？）
全編 少年野球の話なのですが、野球がわからなくても、大人でも子供でも、男でも女でも
観る人の心に何かが響いてくる！ と言える作品だと思いましたね。
サッカーに押され気味な？昨今ですが、野球もまだまだ捨てたもんじゃないぞ！と・・・。（笑）
折しもプロの世界のダークな部分が露呈し、連日マスコミを賑わしている現在・・・
この映画に出てくる少年たちの姿は、それら負の部分を一掃させる力を感じさせてくれましたね。
一陣の風のごとき清々しさ！（笑） そんな印象ですね。
チームプレーの楽しさ、その中での個人技の魅せ方、仲間との結束、信頼等々・・・
一つのボールの行方に皆が一喜一憂し、心を一つにすることの、説明の付かない？嬉しさ・・・
まあ これは野球に限らず、スポーツ全般に言えることかも知れませんが・・・
多感な時期に何か目標を持ち、自身を燃焼させることの大切さを、改めて知らされる思いでした。
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天才ゆえの孤独を抱えた中学生ピッチャーが、病弱の弟ばかりかまう家族との葛藤や
一緒にバッテリーを組む同級生との友情を通して成長していく姿をさわやかに描く。
（allcinema より）
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林遣都（原田巧） 天才的剛速球投手。生まれながらの球児？にして転勤族の長男（笑）
振りかぶってからの投球スタイルは板についていますし、これが俄仕込みなどとはとても思えません！
オーディションでの抜擢だそうですが、細身で眼が大きくて・・・ まるで漫画の世界！？（笑）
山田健太（永倉豪） 巧の剛速球を受けられる只一人の捕手。将来は医師？？
とにかく可愛い丸顔が良いですね（笑） まわりを明るくする笑顔は最高です！
鎗田晟裕（原田青波） 巧の弟。病弱ながら 気持ちはりっぱな野球少年。
いやはや幼いながらも大した演技力です。こましゃくれた所がなく実に自然な表情でしたね。
蓮佛美沙子（矢島繭） 巧のクラスメイト。 地味な印象ながら芯のしっかりとした所を見せていました。
萩原聖人（戸村真） 硬派な野球部顧問。味が出てきたなぁ などとふと思った・・・かな？（笑）
上原美佐（小野薫子） テニス部顧問。
濱田マリ（永倉節子） 豪の母。息子の将来を心配する普通の母親。う～ん 母役なんですねぇ（笑）
米谷真一（沢口文人） 巧の級友で野球部員。お寺の子。得難い顔とキャラクターですねぇ（笑）
太賀（東谷啓太） 巧の同級生の野球部員。寿司屋の子。
山田辰夫（草薙） 巧のクラスの担任。
塩見三省（阿藤監督） 中学校野球の強豪チームの監督。
岸部一徳（校長） 巧の通う中学校の堅物校長。野球をはじめスポーツには理解がないらしい？
天海祐希（原田真紀子） 巧と青波の母。病弱な次男を気遣うあまり長男の心の痛みには・・・？
岸谷五朗（原田広） 巧と青波の父。気配りの出来る転勤族（笑）
菅原文太（井岡洋三） 巧と青波の祖父。真紀子の父。かつては高校野球の名監督だった・・・？
監督 滝田洋二郎
原作 あさのあつこ 『バッテリー』（角川文庫刊・教育画劇刊）
主題歌 熊木杏里 『春の風』 爽やかなラストの余韻に、心地良い歌声がNice！でした。
この原作本が、なぜかうちに全巻あるんです＾＾；
私でなく、野球好きのうちのおっさんがはまってしまったらしくて。
ぱらぱら読んでみた小説のほうは、なんだかいかにも女性作家の作品だなぁ、と私は思ってしまったのですが （主人公の少年を「姫」と呼ばせるセンスがどうも苦手）、評判はすごぶる良いみたいです。
映画は、面白かったですか～？Labyrinth さんのお見立てで OK なのでしたら、おっさんが見たがったときには付き合ってやることにします～。
by (2007-03-23 21:07)
OH！ “全巻” 揃っているとは素晴らしいですね！
さすが 凝り性の？おっさん らしい なんちて f^_^;
私、読んでみようかどうしようか と思っていたところですが
しろくまさんのご意見を伺って
まぁ読まずとも良いかな と・・・（笑）
映画は是非付き合って差し上げて下さいまし (^-^)b
by Labyrinth (2007-03-24 01:49)