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モンテーニュ通りのカフェ( FAUTEUILS D'ORCHESTRE/ AVENUE MONTAIGNE) 2006 [ま行の映画]

モンテーニュ通りのカフェ.jpg シュザンヌ・フロンの遺作です…。( ´艸`)

人生に恋をした

パリ、8区。
夢が座る時間に、
カフェも開く

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
時間  106分

例によって? シュザンヌ・フロン(Suzanne Flon)のお導きということですが・・・
実は、だいぶ以前に鑑賞済みで…  その時の記事はナシでした。
たぶん、あまりピンとこなかったのでは…? と思われるのですけれども…。ポリポリ。

FAUTEUILS D'ORCHESTRE → オーケストラ席
AVENUE MONTAIGNE → モンテーニュ通り

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パリに実在する名門カフェを舞台に、店に集う人々の様々な人生模様を
軽妙な会話劇で描き出す人情ストーリー。
主演は「スパニッシュ・アパートメント」「ハイテンション」のセシル・ドゥ・フランス。
監督は「シェフと素顔と、おいしい時間」のダニエル・トンプソン。
 
劇場や有名メゾン、高級ホテルが並ぶセレブな街、パリ8区のモンテーニュ通り。
田舎から憧れを抱いてこの街にやって来たばかりの女性、ジェシカ。
彼女は運良くカフェの名店“カフェ・ド・テアトル”で働くことに。
普通は男性の“ギャルソン”しか雇わないこのカフェも、演奏会、舞台の初日、
有名オークションが重なる日を3日後に控え、人手が足りない緊急事態だったのだ。
弾けんばかりの笑顔で瞬く間に店の顔となるジェシカ。そして、そんな彼女の目の前では、
満たされない思いを抱えたままコンサートを迎える著名ピアニスト、
生涯のコレクションをオークションにかけようとする初老の資産家、
舞台の初日を目前にして苛立ちを募らせる女優といった面々が繰り広げる
様々な人生の一瞬が切り取られていく。                 (allcinema より)
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初回の鑑賞は、セシル・ドゥ・フランス目当てなのでしたが…? (汗)
老女優のお導きで再び観ることになろうとはっ ( ´艸`) 何だか不思議な感じです…。w

オープニング・クレジットは、漆黒の?パリの夜景・・・ 灯りが煌き… 次第に夜が明ける。
(シュザンヌ・フロンの声で「“ホテルリッツ” の清掃係に…」 とナレーションが…!)

マダム・ルー(シュザンヌ・フロン)の車椅子を押すのは、孫娘のジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)
彼女は、お世話になった大好きな祖母にお別れを告げて、一人でパリへと向かう。

そして、働き口を求めて…! 様々な場所を訪ね歩くのだが、どれも上手くいかず…!? (爆)
それでもタイミング良く…? モンテーニュ通りのカフェに入り込むことが出来た。

男しか雇わない! という、そのカフェでブロンドのショートヘアのジェシカは・・・
不思議に違和感を感じさせず…!? 人懐っこい笑顔で…! 仕事場に馴染んでいくのだった。

さて・・・? ( ´艸`)

(内容は ↑ の “allcinema” の通りなので割愛させて頂きますが…?(ウ^_^ソ) )

ジェシカは “出前” で高級ホテルや大劇場などに出入りする事が出来…! 毎日が楽しくて刺激的♪
物怖じしない性格…? 誰とでも自然に話す彼女は、人の心を開かせるのが特技のよう…!? w
(ボーイッシュなセシル・ドゥ・フランスが何ともキュートでカッコイイです♪) 

TVドラマで人気の女優カトリーヌ・ヴェルセン(ヴァレリー・ルメルシェ)は “舞台” に挑戦中ですが…
演出家に不満があり…? 稽古にも身が入らず…!?(爆)
そんな時、知り合いの女性が著名な映画監督と一緒に居る所に遭遇…!? ( ̄ο ̄; エッ 
カトリーヌは “キャリアアップの機会を逃すまじ!” と…? 野心がムクムクと頭をもたげる…!?
(…もたげたのは良いのだが?緊張のせいか? 最初はドジを踏み…!? カッコ悪い事この上なし… w)

資産家で美術収集家のジャック・グランベール(クロード・ブラッスール)は・・・
人生の終盤にきて… “大切なもの” を確かめたくて…? 愛蔵の品々をオークションにかけようとする。
疎遠な?息子フレデリック(クリストファー・トンプソン)は、そんな父が疎ましい…!?

世界的に著名なピアニスト… ジャン=フランソワ・ルフォール(アルベール・デュポンテル)は…
これまで、マネージャーの妻と二人三脚で歩んできたのだが・・・
近頃、違和感というか? 息苦しさを感じ始めていた…!?

箔を付けるような?有名なコンサートホールなどではなく…?
純粋に音楽を求めている人々の前で演奏することこそが自分の望むものだ!
と気付いたジャンだったが…!?

妻は… “演奏旅行を止めて田舎に引っ込んで…!” というジャンの “計画” に猛反発…!?
離婚話まで持ち出すことに…?(爆)

ジェシカの何気ない行動を追いながら…!?  三者三様の事情が、さりげなくも軽妙に描かれます。

・・・ラスト近くで、再びシュザンヌ・フロンがご登場♪ ( ´艸`)

ホテル前で、ジェシカと待ち合わせていたのだが・・・ 
偶然、ピアニストのジャンと出くわす…!

すると、ジャンは手にした薔薇の花束を、見知らぬ? マダム・ルーにプレゼント♪
(彼は妻と気持ちが擦れ違い? 落ち込んでいたが… その後、夫婦に心境の変化が…? (^_-)-☆) 

マダム・ルーは、その花束を持って・・・
ジェシカと一緒に憧れの高級ホテルへチェックインします♪

ところが、ジェシカは大喜びの祖母を部屋に残し…!  (¬、¬; ん?
自分は… 恋人となった “資産家” の御子息? フレデリックの元へ…!?
(フレデリックは、父から受け継いだ大切な “美術品” を持参してカフェで彼女を待っていました)

・・・“マダム・ルー” の独白
「恐れずに前に一歩踏み出すことが大切よ それで私の人生は輝いたのよ」

エンディング・クレジット後…? “説明” がありました。一応載せておきましょう。(汗)

マダポラム(Madapolam)
キャラコとモスリンの中間の硬い綿布

(マダム・ルーの拘りなのか? 監督さんの拘りか? ?(・_・?) ハテ? ですが… 女性らしい視点です?)

ところで・・・
老いて、少々ハスキーヴォイスになっていても…? あの素敵な “アルト” は健在でした。

シュザンヌ・フロンと意識して…!?  彼女の遺作を見られた事は、とても嬉しく・・・ 
何だかホッとした! と言う思いです。(微笑)

(これでシュザンヌ・フロンは終わります。でも、もしかすると…? ニヤリ)

セシル・ドゥ・フランス(ジェシカ) カフェの給仕
ヴァレリー・ルメルシェ(カトリーヌ・ヴェルセン) 向上心のある?TV女優
アルベール・デュポンテル(ジャン=フランソワ・ルフォール) 著名なピアニスト
クロード・ブラッスール(ジャック・グランベール) 資産家 コレクションを手放す
クリストファー・トンプソン(フレデリック・グランベール) ジェシカと惹かれ合う 腰痛持ち?
ダニ(クローディ) 劇場の支配人
ラウラ・モランテ(ヴァレンティーヌ)
シュザンヌ・フロン(マダム・ルー) ジェシカの祖母
シドニー・ポラック(ブライアン・ソビンスキー) 映画監督
ギヨーム・ガリエンヌ(パスカル)
アネリーズ・エスム(ヴァレリー)
フランソワ・ロラン(マルセル)
ミシェル・ヴュイエルモーズ(フェリックス)

脚本 クリストファー・トンプソン

監督・脚本 ダニエル・トンプソン (「王妃マルゴ(1994)」の脚本も担当された女性監督)
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シュザンヌ・フロン (仏語の Wikipedia より PC翻訳なので文脈が少々変かも知れませんが…)

生い立ち
父親は鉄道員で、母親は宝飾品を作っていました。
女優になる前は、パリのデパート「オ・プランタン」で英語翻訳家として働き、
その後エディット・ピアフの個人秘書として働いていました。
彼女の人生の大きな愛は、伝説的な映画監督ジョン・ヒューストンでした。
彼女は一度も結婚しなかった。

☆☆☆貢ぎ物? 献辞?
監督のダニエル・トンプソンは、「モンテーニュ通り(2006)」をフロンに捧げました。
脚本家兼監督のジョン・ヒューストンはフロンを「私が今まで知った中で最も並外れた女性」と。

(因みにジョン・ヒューストンは彼女の銀幕デビュー作「赤い風車(1952)」の監督)
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コメント 2

青山実花

面白そうですね^^
ジャケットも可愛いです。
観たい映画、
読みたい本など多すぎて、
人生の時間が短いです^^

by 青山実花 (2024-03-13 08:35) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
“人生の時間が短い”  て… 日々充実していることの証しですよね!
何よりの事と存じます♪ 日本映画発掘活動…? ひそかに応援させて頂いてますw
ちなみに私めは まじで “老い先短い” ので焦っておりますが… f^_^; ヘヘ
by Labyrinth (2024-03-13 11:23) 

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