SSブログ

ゆれる 2006 [や行の映画]

  “ゆれる” か “ゆれぬ” か さて どうだったのでしょう?(笑)


う~むむ “ゆれそこねた” もしくは “ゆれ方がわからず仕舞い” ・・・?
まあ “ゆれる” 云々は置いといて!(笑)

わたくし一人っ子ゆえ、兄弟間の心の機微などわかりません。
ましてや、男所帯の侘びしさ など知る由もなし・・・(苦笑)
というわけで、「こうであろうなぁ?」と想像しながら観賞した訳ですが
確かに、中年で独身の男(長男)が暗めな電灯の下、取り込んだ洗濯物を一枚一枚たたむ後ろ姿のシーンや
その長男も家を去るに至り、初老の父親が慣れない手付きで洗濯機を扱う場面 等々
さりげなさの中、しっかりとした説得力のある演出だ という印象を持ちました。

それにしても・・・
主役の片方、花形カメラマン(次男)には どうしても感情移入することは出来ませんでした。
不埒な男 という印象が強烈で、それが最後まで尾を引きました。
なので、ラストでも、どうなるんだろう とハラハラドキドキはしても・・・
(この時のハラハラドキドキは 不慮の事故でも起こりはしないか!? という意味の・・・です)
残念ながら、まあ ただそれだけ という感じなのでした。(苦笑)
一度切り捨てた兄弟の絆を再び結ばん! という一大盛り上がりの大事なシーンなのに・・・ ね?

ラスト・・・ う~むむ 兄の微妙な表情にも いまいち謎が残ります。
明るい展望の方に解釈してくださいよ という監督の意図が垣間見えるような気もしますが?
それにしても 曖昧な印象・・・。

ん? それって監督の意図したとおり、充分 “ゆれてる” ってこと? (爆苦笑)
--------------------------------------------------------------------------
ある出来事をきっかけに対照的な兄弟の間に巻き起こる心理的葛藤が
巧みな構成で緊張感いっぱいに描かれてゆく。   (allcinema より)
--------------------------------------------------------------------------
長男は家業のガソリンスタンドを引き継ぎ、厳格な父と二人きりの暮らしに甘んじているが、
次男はカメラマンとして東京に活躍の場を確保し、風貌にも恵まれ自由に生きている。 
長男は田舎の仕来り通りの煩わしさの中に居るが、次男は一切を無視して不義理を通してきた・・・。

兄と弟・・・  兄弟は他人の始まり  血は水よりも濃し  愛憎裏腹状態 etc

オダギリジョー(早川 猛) 次男。写真家。
香川照之(早川 稔) 長男。ガソリンスタンドを父と経営。
伊武雅刀(早川 勇) 父。独身の長男と二人暮らし。
新井浩文(岡島洋平) ガソリンスタンドの従業員。
真木よう子(川端智恵子) ガソリンスタンド勤務。兄弟の幼馴染み。
木村祐一(丸尾明人) 検察官。
蟹江敬三(早川 修) 叔父。弁護士。

監督・原案・脚本 西川美和

 「あの橋を渡るまでは、兄弟でした。」 ふむ・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0